介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第1788号 オンラインとオフラインのつながり

2008-11-03 15:00:15 | 経済
【子どもの最貧国・日本】
というタイトルの新書を買いました。(写真)

山野良一『子どもの最貧国・日本/
学力・心身・社会におよぶ諸影響』
   (光文社新書、2008年9月20日)

日本の児童福祉行政に勤務する著者は、北海道大学の経済学部卒業。
アメリカのセントルイスにあるワシントン大学でソーシャルワークの修士をとる。
アメリカで児童保護局でインターンとして勤務した。

日本において子どもが置かれている経済的な状況を広い視野から、そして、なによりも具体的な状況を踏まえて概観している。
OECDなどの基礎資料を駆使する。

【この本を知ったきっかけは?】
私は、高齢者の問題については、若い頃、勉強もし、いまは自分自身67歳となり、過ぎし方を回顧し、母92歳や義母90歳の日常に接しています。

子どものこと(堅くいえば「児童福祉」か)は、自分に子どもがいなかったこともあって避けてきたともいえます。

ですから、この本と出合うことはふつうでいけばなかったのでは?
と思います。

最近、色々教示いただくことが多い遥香さんの記事で、山野良一のこの本に触れられていた。
オンラインでのこの情報に接したその同じ頃、社会福祉学の専門雑誌『社会福祉研究』の最新号(鉄道弘済会、第103号)を図書館で借り、
「社会的養護の新しい座標軸を求めて」という特集の、冒頭の論文、
松本伊智朗「子どもの貧困と社会的養護」pp.29-37
を読んだのです。この論文でも、山野の著を引用していました。 p.36 注2

【著者が読んでいたブログ】
『子どもの最貧国・日本』は、子どもをテーマにしながら、
児童虐待はもちろん、生活保護、住宅問題など日本の社会問題を広く展望していて、これから読まれていく本だと思います。
 巻末の邦文文献をみていると、岩田正美、阿部彩、近藤克則、副田義也、早川和男、高橋重宏、尾藤廣喜、湯浅誠、松本伊智朗など私が名前を知っている人だけでもたくさんあげられており、幅広い勉強振りをうかがわせます。

「あとがき」で、山野氏は、安原宏美のブロブに励まされた
とありました。その2008年9月24日付け記事をリンクします。


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