写真は、今日午後、習字教室。ガヤコーヒーにて。
立っている方が私達の先生です。硬筆を習っている方もいます。
3月15日付の第2525号の記事で、
『正社員が没落する』(角川ONEテーマ21)のうち、第2章(対談)を読みました。
*第1章は、堤 未果のアメリカ報告
第3章は、湯浅 誠の日本報告。
今日は、やはり対談で、第4章「急速に転がり落ちる中間層」pp.113-154です。
*湯浅 誠『反貧困』(岩波新書、2008年)は、優れた現状分析で、このブログでも19回にわたって読みました。(2008.07.24→2008.10.09)
その後、僅かのうちに、アメリカ発の経済危機が起こり、事態は一層厳しくなったわけです。
第4章も、対談の形で、興味深い展開になっています。
【対談の要点】
○ 「自己責任の内面化」が進行して、問題が顕在化されない。 p.120
○ 高度成長の時代に青春を送った世代と、バブル崩壊後に青春を送った世代では職業・労働・賃金に関する体験がまるで違う。pp.126-127
・名目賃金の比率 1975/1965=500% (5倍)
2005/1995=+20% (物価上昇を引くと、実質賃金はマイナス)
○ 国際的に比較して、日本の雇用保険のレベルは低い。
*アメリカよりも低い。
2000年になってからは改悪されてきた。 p.136
○ 日本は、国際的に見て、住宅と教育のコストが高い。p.148
○ 「貧困ビジネス」が栄える悲しさ p.138
【次回以降は・・】
第5章以下の対談を読みます。
第5章 アメリカと日本はすでに並んでいるー拡大する貧困社会
第6章 貧困社会は止められるー無力でない運動
第7章 市場にデモクラシーを取り戻せー「NO」といえる労働者へ
立っている方が私達の先生です。硬筆を習っている方もいます。
3月15日付の第2525号の記事で、
『正社員が没落する』(角川ONEテーマ21)のうち、第2章(対談)を読みました。
*第1章は、堤 未果のアメリカ報告
第3章は、湯浅 誠の日本報告。
今日は、やはり対談で、第4章「急速に転がり落ちる中間層」pp.113-154です。
*湯浅 誠『反貧困』(岩波新書、2008年)は、優れた現状分析で、このブログでも19回にわたって読みました。(2008.07.24→2008.10.09)
その後、僅かのうちに、アメリカ発の経済危機が起こり、事態は一層厳しくなったわけです。
第4章も、対談の形で、興味深い展開になっています。
【対談の要点】
○ 「自己責任の内面化」が進行して、問題が顕在化されない。 p.120
○ 高度成長の時代に青春を送った世代と、バブル崩壊後に青春を送った世代では職業・労働・賃金に関する体験がまるで違う。pp.126-127
・名目賃金の比率 1975/1965=500% (5倍)
2005/1995=+20% (物価上昇を引くと、実質賃金はマイナス)
○ 国際的に比較して、日本の雇用保険のレベルは低い。
*アメリカよりも低い。
2000年になってからは改悪されてきた。 p.136
○ 日本は、国際的に見て、住宅と教育のコストが高い。p.148
○ 「貧困ビジネス」が栄える悲しさ p.138
【次回以降は・・】
第5章以下の対談を読みます。
第5章 アメリカと日本はすでに並んでいるー拡大する貧困社会
第6章 貧困社会は止められるー無力でない運動
第7章 市場にデモクラシーを取り戻せー「NO」といえる労働者へ
こんばんは。
『正社員が没落する』(角川ONEテーマ21)ですが、私も出張で電車の移動中に読んでいます。まだ第2章の途中までですが、アメリカの医療が最悪の状態になっていることが印象に残り私の日記でも取り上げました。アメリカの医療の現状を一言で言うならと考え以下の3点に
まとめました。
・「医療の本質は救命ではなく医療費の抑制と効率化である」
・「医師と病院は独占資本の操り人形」
・「医は算術なり」
人の命を救わない医療は医療と果たして言えるのか。「本末転倒」とはアメリカの医療の現状のためにあるようです。
コメントありがとうございます。
対談という形がうまく機能していて
論点が浮き彫りになっていますね。
アメリカの医療技術には学ぶべきものがあると思いますが、野球から映画まで、いまの日本はアメリカのまねばかりですね。
医療保障については、まさに「反面教師」と思います。
コメントありがとうございます。
たしかにこの本の魅力は対談にありますね。
そして、とても真面目な態度で、読むほうもおのずから襟を正すというか、座りなおすという雰囲気がありますね。
*今日、首相官邸で、「有識者」の一人として政府に提言しているとのことで、たんなるいいぱなっしでないことがわかります。
コメントありがとうございます。
お二人に実際にお会いになっての印象をお書きくださって、
「実るほど垂れる稲穂かな」という古いことばを思いだしました。
これからもそのラインで進んでいって欲しいですね。