介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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所信表明演説を聞く

2008-01-19 07:41:01 | 経済
【とこやさんで】
昨日午後、とこやへいく。たまたまテレビで
国会で総理大臣が演説をしていた。
とこやさん:なんと心のこもらない、ただ嫌々読んでいるだけ。
今朝の新聞の社説でも「メッセージ性がない」と散々でしたね。

首相演説の他、外交演説、財政演説、経済演説がありました。
最後の大田大臣の演説の冒頭で「日本は、もはや経済一流ではない」と訴えたのが注目されました。

【社会保障は5本の柱の一つ】
首相演説(施政方針演説)は、
冒頭で「基本方針」として、「いかに前向きに、夢を抱くことができる国になるか」
と述べた上で、
1 国民本位の行政
2 社会保障・災害
3 経済・技術革新・雇用・地方
4 外交
5 環境
の5つの柱で方針を述べ、最後に教育と憲法論議の深化に触れています。

【社会保障のところでは】
・理念 自立と共生
・年金記録
・社会保険庁の解体と日本年金機構の新設
・社会保障国民会議の開催
・消費税を含む税体系の抜本的改革
・少子化
・医療(診療報酬改定、医学部定員増、医療事故対策、救急医療)
・薬害肝炎
・高齢者医療・障害者自立支援
と、多岐にわたり述べています。

【痛みを伴う政策論議は国会で】
「社会保障国民会議」を開催するといっていますが、
・政府自身の改革の方向・構想は示されていないまま、何を議論するのでしょうか。
・報道では、委員は財界はじめ「お偉いさん」で福祉や医療の現場への要請はないようだ。
・橋本内閣のときに、戦後の社会保障の構築に力のあった「社会保障制度審議会」
(総理大臣の諮問機関。専任の事務局があった)を廃止している。
・「社会保障研究所」を廃止し、人口問題研究所を一緒にした。(2つの元の組織名を並列した行政改革!)

社会保障政策の根本は、その財源の確保であり、ときには痛みを各世代で分かつことも必要だ。
苦しい判断と決定は先送りで、与野党とも「良くします」の連呼では人々は信用しません。
「ねじれ」ている国会ですが、国会の権限と責任は重いです。

【小学生の投書の方が心に残った】
なぜ、こんなつまらない内容と文体の演説になるのでしょうか?
各省の各部局からの原案を積み上げるという方法に限界がありますね。

今朝の南日本新聞、奄美の加計呂麻の諸鈍小学校5年の投書。(p7)
「離れていてもインターネットで世界とつながっている」
という趣旨だった。奄美大島に沢山のブログが行きかっていることを
最近知ったばかりなので、印象に残りました。

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