介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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高齢者福祉学を教えて

2007-08-14 09:42:33 | 介護福祉
1983年から1年間
当時の厚生省で老人福祉課長をやりました。

これが、今日、「高齢者福祉学」(老人福祉論)を担当している遠因です。

初めて学部で「老人福祉論」を講義したのは
日本社会事業大学の2年生に対してでした。
後に学長になられた三浦文夫先生
東京都老人研究所で長く老年学研究の中心だった前田大作先生の
あとを受けての担当だったと思います。

今から思っても、教科書をなぞるだけのような
講義だったように思います。学生数は150名で、
しばしば、「うるさい!」と怒鳴っていたことを思い出します。
(私は、確か1年間か、2年間のみ担当して、そのあとに
村川浩一先生が担当されてきた。村川先生は、テレビなどにも
登場されますのでご存知の方も多いでしょう。介護保険や比較研究
の第一人者です)

北海道では、
椎谷先生といって、東京都の東村山での実践経験もあり
北海道内を沢山歩いておられた方が老人福祉論を担当されていた。

石川県では、老人福祉論は担当しなかったが
県の介護保険の委員会のようなものをやったり
故郷の富山県の老人福祉施設の役員などをしたので
結構現場の事を教わった。
実習のために、石川県や富山県の施設を回った。

群馬県では
大学院担当ということでしたが
高齢者福祉論を担当した。通信制だったので、夏の暑い日に
集中講義をしました。院生に、介護関係のプロも多く
院生の発表にも時間を割きました。
学部で、1学期分1回2時限つまり3時間で15回
というので3期分「老人福祉論」をやりました。
これは、この大学のグループワーク方式でやるので
工夫がいりました。

今、鹿児島で、今年から私が15回担当する高齢者福祉学を
前期に終えました。
自分の体験したことを軸とした講義でしたが
もっと現実の課題に迫れたら、と反省しています。
院生以外の現場との接点がないので
いきおい文献が中心になりましたが
自分が1985年から10年間ほどやってきたことを
まとめて見直す機会にもなりました。

*このブログの「高齢者福祉学」のカテゴリに
経過を報告しています。また、ホームページに
講義の体系案を示しています。
(目下、2008年度に向けて「工事中」です)




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