介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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科目別概観② 社会保障論

2008-05-10 05:00:22 | 国家試験
【2008年の問題】
「社会保障論」は、通例2年生に学ぶことが多いようです。
2008年の問題の例はこのブログでも問7 問19 でとりあげました。

全部で10問出題されていますが、順にキーワード風に書いてみます。

1 医療保障
2 国際比較
3 基礎年金
4 医療制度改革・・今話題の「後期高齢者医療」
5 統計
6 健康保険の給付
7 厚生年金の給付
8 雇用保険
9 介護保険
10 労災保険

【2005 2006 2007】
さかのぼって3年分を2008年と比較すると
「社会保障論」については、(昨日やった「社会福祉原論」とちがい)出題の型がかなり固まっている。

2008年の問題で、過去3年分と違うのは
10問め の労災保険 だけです。
*これも、2004年以前には2年に一度は出題されていた。

2007年で特色ある出題は
2問め の社会保障に国際的な展開の歴史(ILOなど) です。

2006年で特色ある出題は
4問め の子育て支援に関する最近の政策動向 です。

2005年は、パターンどおりです。

このほか
・日本における政策の展開 2006年の問2 2007年の問2
・児童手当        2007年の問6
・行政組織        2007年の問8
が特色ある出題でした。

【社会保障論も難しい】
「社会福祉原論」の難しさは、範囲が広すぎて勉強がしにくい。

これに対して、「社会保障論」は、出題傾向は、上記のとおり、きわめて安定しています。勉強はしやすい。

しかし、過去の学生の例を見ると、社会保障論は苦手という人が多い。
・りくっつっぽい。
・最近の政策動向が出題される(例:2006年第3問での平成16年の年金改正)
 →適切な解説を見つけるのが困難

ですから、社会保障論についても(全体の合格基準は6割ですが)5割の正解でOKではないかと思います。
得意の人はともかく、科目数が多いですから、基礎的なことをしっかり理解するようにしたらいいと思います。
*医療保険や年金保険の出題を見ると、きわめて基礎的で平易な問題と少し難しい問題との2問が用意されていることが多い。
この場合、平易な方が間違いなく解ければ合格圏内でしょう。

*写真は、キャンパス内のゆうかり会館(食堂)の前で撮った。
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