介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第2968号 社会保障政策はどこへ向かっているのか?

2009-06-10 10:27:43 | 政治社会
介護福祉 専門学校講師 遥香の日記

しばらく「坂之上の夜明け」の開業準備をしていました。
まとめて、「遥香」の日記を読み、改めて、日本の社会保障制度が溶解しつつあるように思いました。
丁度、この1週間分(6月4日から6月10日)を通読しました。
・合計特殊出生率1.37 人口の構造的な減少は続く(4日)
・医療保険が機能しない 国民健康保険の保険料格差(9日)
・財源の提示のない政党の年金政策 結局は選挙をうかがうだけ(8日)
・増加する生活保護、内容は厳しい (5日、6日)
・心の病で労災 公表統計からもれたものも(10日)

公表された統計、これを報ずるメディア記事を踏まえた明快な分析。
このブログには、基礎的な修練と明らかな方向性を読み取ります。
それぞれは、ばらばらの現象ではないことを連日のエントリーで示している。

ISSA; Social Security Monitor
ISSA国際社会保障協会は、ILO国際労働機関(1919年創設)の姉妹組織で、ILOは、労使と政府の3者構成で、世界の社会保障政策の形成に重要な役割を果たしてきた。

ISSAのトップページの下のほうの真ん中に、各国の社会保障政策の動向を伝えるオンライン情報がリンクされています。週日、数件のテンポです。

英語情報は、「坂之上の夜明け」の方にアップしていく方針ですが・・
例えば、6月9日付けのエントリーを見ると、
・イギリスの社会保障費がなんとかEUの平均にとどまっている
・インド政府では、社会的な問題群への取り組みに力を入れる
・ベトナムでは、社会保障と経済の関係をより弾力的にできないか検討している
・・・
というように、世界各国、先進国も、中進国も途上国も、いちように国際金融危機の流れの中での社会保障政策の方向付けを模索している。

経済財政諮問会議(6/09)

の内容は、今朝の報道各紙も伝えています。
この会議のメンバーは、経済界の代表者とか経済学者たち。
長年の大盤振る舞いで国の借金は増すばかり。
社会保障政策の方向は、社会の在り方を決めるもの。
一部の財界指導者の考えでまとめられてはかなわないですね。

*写真は、岡山、坪井譲治の記念碑。「夢見る頃」岩清水日記(2009.06.09)からお借りする。
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2 コメント

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どうもありがとうございます (遥香)
2009-06-11 03:03:34
bonn1979さん。

当方の日記を取り上げて頂きありがとうございます。

>日本の社会保障制度が溶解しつつあるように 思いました。

「溶解しつつある」というのは的確な表現ですね。

現在の日本は社会の構造自体が変化してしまったような気がします。残念ながらそれに社会保障がついていけていないと感じています。

返信する
meltdown (bonn1979)
2009-06-11 05:17:35
遥香さん

コメントありがとうございます。

「溶解」は
たまたまイギリスのブラウン首相のことを伝える報道で「meltdown(溶解)」とあったので
それがでてきたのでした。

社会の構造変化に(役所が考えているような)社会保障がついていけてない・・これほどわかりやすい指摘ははじめてです。

貴ブログには毎回はコメントできませんが、必ず読んでいる私のような読者がいます。
無理をなさらずに、でも是非この調子でお願いします!
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