介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第3792号 リリー・フランキー『東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン』(新潮文庫)

2010-07-12 09:15:15 | 映画・読書
リリー・フランキー『東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン』(新潮文庫、2010-6)
を読んだ。(写真左)

P 5695

2006年に200万部売れた本の文庫版。(「本屋大賞」を受賞している)
茂木健一郎との対談(「波」2010-7)を読んで本書に興味をもった。昨日、鹿児島中央駅前で学生たちと会ったあと買いました。

昨夜は、選挙放送などやっていましたが、テレビは一切見ないで昨夜遅くまでかけて本書を読みました。
タイトルどおり、福岡の小倉から上京してきた作者とお母さん、それに(2人とは別に暮らしている)お父さんとの話です。

著者は、1963年生まれ。この本の終わりで69歳のお母さんが癌で亡くなりますがそれは10年前のことだという。本書の最後の部分、癌と戦うお母さんの話が圧巻です。


お父さんに戦艦のモデルを作ってもらった記憶 98
廃院となった病院の1室に住む 115
小倉の製鉄所の大きな煙突からもうケムリはあがっていない 132
東京では、何かに属していないものは無。著者はその「無」に苦しんだ。222
お母さんが布団乾燥機で温めてくれていた。251
運転免許を取り、お母さんに都内を案内した 306

といったエピソードが泣かせますね。

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