介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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End of Life Care Strategy 【イギリス政府の短報から】

2008-08-25 19:40:17 | 地球→ドイツブログ
【End of Life Care Strategy (人生の最後をケアする戦略)】

イギリス保健省

のサイトを見ていたら、
8月22日、保健省の Care Services 担当の大臣である
Ivan Lewis が緩和ケアの施設に2億円の資金を提供すると発表した、との短い記事がありました。

End of Life Care Strategy という28,600万ポンド(600億円前後)の計画の一環のようだ。

計画の主体は

Cicely Saunders International

という民間組織なので、そのサイトを見る。
ここの紹介では、”Institute of Palliative Care” (緩和ケア機関)となっている。

そのサイトから、2008年2月5日、ブラウン首相が出席して行われた式典の記事につながる
(首相官邸の広報記事。2分間の動画付き、ブラウン首相の趣旨説明が聞けます)。

首相が緩和ケア機関の企画を発表


この施設は、

ロンドン・キングスカレッジ大学病院

の敷地に隣接して建設される。2009年秋オープン。

【要点】
○ 大学病院の一角に建設する。(世界的にも有名な医療系の大学)

○ 主体は、国際的な研究活動に実績のある民間組織

○ 政府は、全体プランの計画と資金の一部を援助

○ 広く民間から資金提供を募っている。

○ 終末期におけるさまざまな病状とケアについての研究

○ 医師、心理学その他さまざまな専門職が加わる。

○ ケア・研究・教育を一体的に行う。

○ 国際的な研究スタッフを受け入れる。

【感想】
・政治・専門職・民間組織・・それぞれの役割を分担しながら、これからもっとも重要となるテーマに取り組んでいる。
*専門の雑誌などにはすでに紹介されていると思いますが・・

・ブラウン首相は、短くとも意義あるスピーチをしていた。式典に、患者が出席していたこと、高齢者のパネル写真を除幕していたのが印象的でした。

・英語という利点はあるが、こうして政策や研究のことが全世界に発信していることになる。
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