介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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1502  「反貧困」(湯浅 誠)を読む(その5)

2008-09-01 06:26:46 | 経済
【これまでの経過】
湯浅 誠『反貧困ー「すべり台社会」からの脱出』(岩波新書、2008年4月)
を読んできました。

① 7/24 この本に挙げられているサイトを紹介
  貧困の問題に具体的に取り組む幾つかの組織にはウエブサイトがあることを知り、本書から一部を引用した。
② 7/25 湯浅氏が、専門誌『社会福祉研究』に書いた小論文を紹介・・・この本の要点を紹介することになった。
③ 7/28 第1章 ある夫婦の暮らし pp.3-17
  著者が活動するNPO法人自立生活サポートセンター・もやい に相談してきた若い夫婦の例をあげて、孤立無援の様子を伝える。 
④ 7/30 第2章 すべり台社会・日本に入る
  1節 三層のセーフティネット p.19~
p.20 で、著者が参照している東京新聞「生活図鑑」2007.03.25のサイトを引用した。

【関連して】 
経済学者たちの研究をまとめた『生活保護の経済分析』(東京大学出版会、2008年3月)が優れた研究であることを知り、その概要をこのブログ2008.08.22付けで紹介した。
→『反貧困』と併行して読む進める予定です。こちらの方は重要な本ですが、理解するのはなかなか難しいです。
そこで、改めて『反貧困』を基本に、ゆっくり貧困の問題を考えながら進むこととしました。

【あらためて サイト もやい】
著者が新宿区で行っている「もやい」のサイトは、①7/24にアップし、このブログにブックマークしましたが、重要ですので再掲します。
NPO法人自立生活サポートセンター・もやい 

【三層のセーフティネット】
人は、社会活動するために
・まず仕事を探す (雇用)
・そこで医療や・年金などの制度に乗る(社会保険)
・生計の維持が困難になれば、生活保護による
という三層のネットがあるが、いったん、非正規雇用のなると、この三層のいずれにもかからなくなる。

*極端には、生活のために微罪を重ねて刑務所生活を選ぶ人が出てくる。
→次節2 p.38~

【非正規雇用は増加している】
総務省の労働力調査の詳細調査
は、定期的に正規雇用・非正規雇用の実態を発表しています。

先週8月29日に、平成20年4~6月期の詳細集計の結果が発表されたばかりです。
非正規職員・従業員は、1732万人で、昨年同期に比較して、1万人の増加となった。
雇用者に占める非正規の職員・従業員の割合は、33.4%であり、昨年同期に対して、0.2ポイントの増加となった。

→詳しい紹介は、次回に。(紙芝居方式?)

*写真は、奄美大島 大和村 国直のフクギの並木。
徒然なる奄美の8月31日の記事からお借りしています。
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