【お金をおろす】
岩清水日記 2010.10.12
を読む。自分ではお金を降ろしにいけない人の援助について書かれてあった。
「・・・40代の女性宅も訪問した。
契約書を見せてもらうとちょうど1年前の日付だった。
元気なお顔を拝見して、1年間よく頑張られたと思う。
厳しい病気だ。
介護保険以外に、自立支援法、ファミリーサポートシステム、緊急通報システム、
ネットショッピングなどをフルに活用されて、家庭をキープされている。
次の目標は来年の今日を元気に迎えられること.
心からそう願う。
介護保険の訪問介護には、できないことも多い。
外出がままならない方がお金の支払いや引き出しをしてもらいたいという要望を話されることもよくある。
一人暮らしの方は、ヘルパーがお金を扱えないということに対して、
「じゃーどうすればいいの」と今日も聞かれる。・・・」
【通院の付き添い】
想い・思い・おもい ver.2 第607回 2010.10.13
を読む。通院の付き添いに関しての介護報酬の算定の問題。
「・・・今日の1件目は、総合病院への受診同行でした。
予約時間は9:00~9:30。
利用者さんと付き添いの家族は、タクシーに乗って9:00に来院。
私は、どうせ診察時間は遅れるだろうと、10:00に病院に到着。
その後、待つこと45分。
ようやく、診察室に入り、診察、約10分。
処方箋、会計書類を受け取り、会計に約15分。
お薬は、近所の調剤薬局で貰うことになっているので、受診はここまで。
と、これをヘルパーさんに介助を依頼するとどうなるか。
受診準備から初め、タクシー乗車時間は30分と、タクシーを降り、受診の手続きなどで、約50分の援助。
そして、診察に呼ばれるまでの待ち時間を、利用者の横に座って105分。
続いて、診察室で、血圧を測るため、洋服等の着脱の介助をしながら、生活状況も必要に応じて医師と対応10分。
処方箋、会計処理の介助で15分。
帰りのタクシー乗車、帰宅後の片付けなどで約50分。
ヘルパーさんの活動時間は8:10~12:00までの4時間。
ここで、問題になってくるのが、
タクシーに乗車している時間や、受付終了後から診察に呼ばれるまでの、
利用者の横に座っている時間の算定。
介護保険制度上、訪問介護での算定の条件には
「移動中や受診時の単なる待ち時間は、サービス提供時間には含まれません」
と、記載されています。
従って、この間の算定については、
★車内での気分確認など見守るべき内容
★受診までの間に必要な見守りや援助内容
といったことに対するアセスメントが必要です。・・・」
【買い物】
ネット上で、ホームヘルパー(訪問介護員)さんの仕事上のご苦労などに触れる機会は少ないですが、
訪問ヘルパー、二足のわらじ 2010.09.12
を思い出していました。
「・・・以前、買い物を楽しみにしておられる利用者Gさんが
スーパーで一通りの買い物を済ませてレジに並びました。
私はレジ向こうの台近くで待機。
しかし何やらGさんが慌てている様子・・・
あれ、おかしい。どうしたんだろうと思い、近寄ってみると
財布から小銭をありったけ出そうとされている。
「どうしましたか」
と尋ねても焦りまくっているせいか何も答えない。
しまいには
「アンタ、財布持ってないかね!!」とおっしゃる。
所持金が足りなかったのですね。
少しパニクっておられます。
小銭を出しているけど、自分が今どれだけの金額を
出しているのか把握していないらしい。
「Gさん千円足りないですよ、どうしますか?
商品少し戻しますか」
というか、商品数点戻すしかないんですけどね(汗)
もう自分では何ともできないと判断されたらしく
「適当に(商品を)間引いてくれ」と頼まれました。
そんなこんなで、レジには10分以上おりました。
Gさんの後ろに並んだお客があからさまに嫌~な顔をしていたな・・・」
【ホームヘルパーの声は届いているのか?】
高齢者の生活を支援するのにホームヘルパーの役割は大きいのですが、例えば、厚生労働省の社会保障審議会の介護保険部会の委員には、ホームヘルパーの立場から参加している人はいないですね。介護福祉士を代表する委員が1人おられるが、この方は施設介護の経験者です。
masaの介護福祉情報裏板 2010.06.07 では、
外出に関する援助を巡って考察しています。
*写真は、鎌倉円覚寺。10月4日朝。
岩清水日記 2010.10.12
を読む。自分ではお金を降ろしにいけない人の援助について書かれてあった。
「・・・40代の女性宅も訪問した。
契約書を見せてもらうとちょうど1年前の日付だった。
元気なお顔を拝見して、1年間よく頑張られたと思う。
厳しい病気だ。
介護保険以外に、自立支援法、ファミリーサポートシステム、緊急通報システム、
ネットショッピングなどをフルに活用されて、家庭をキープされている。
次の目標は来年の今日を元気に迎えられること.
心からそう願う。
介護保険の訪問介護には、できないことも多い。
外出がままならない方がお金の支払いや引き出しをしてもらいたいという要望を話されることもよくある。
一人暮らしの方は、ヘルパーがお金を扱えないということに対して、
「じゃーどうすればいいの」と今日も聞かれる。・・・」
【通院の付き添い】
想い・思い・おもい ver.2 第607回 2010.10.13
を読む。通院の付き添いに関しての介護報酬の算定の問題。
「・・・今日の1件目は、総合病院への受診同行でした。
予約時間は9:00~9:30。
利用者さんと付き添いの家族は、タクシーに乗って9:00に来院。
私は、どうせ診察時間は遅れるだろうと、10:00に病院に到着。
その後、待つこと45分。
ようやく、診察室に入り、診察、約10分。
処方箋、会計書類を受け取り、会計に約15分。
お薬は、近所の調剤薬局で貰うことになっているので、受診はここまで。
と、これをヘルパーさんに介助を依頼するとどうなるか。
受診準備から初め、タクシー乗車時間は30分と、タクシーを降り、受診の手続きなどで、約50分の援助。
そして、診察に呼ばれるまでの待ち時間を、利用者の横に座って105分。
続いて、診察室で、血圧を測るため、洋服等の着脱の介助をしながら、生活状況も必要に応じて医師と対応10分。
処方箋、会計処理の介助で15分。
帰りのタクシー乗車、帰宅後の片付けなどで約50分。
ヘルパーさんの活動時間は8:10~12:00までの4時間。
ここで、問題になってくるのが、
タクシーに乗車している時間や、受付終了後から診察に呼ばれるまでの、
利用者の横に座っている時間の算定。
介護保険制度上、訪問介護での算定の条件には
「移動中や受診時の単なる待ち時間は、サービス提供時間には含まれません」
と、記載されています。
従って、この間の算定については、
★車内での気分確認など見守るべき内容
★受診までの間に必要な見守りや援助内容
といったことに対するアセスメントが必要です。・・・」
【買い物】
ネット上で、ホームヘルパー(訪問介護員)さんの仕事上のご苦労などに触れる機会は少ないですが、
訪問ヘルパー、二足のわらじ 2010.09.12
を思い出していました。
「・・・以前、買い物を楽しみにしておられる利用者Gさんが
スーパーで一通りの買い物を済ませてレジに並びました。
私はレジ向こうの台近くで待機。
しかし何やらGさんが慌てている様子・・・
あれ、おかしい。どうしたんだろうと思い、近寄ってみると
財布から小銭をありったけ出そうとされている。
「どうしましたか」
と尋ねても焦りまくっているせいか何も答えない。
しまいには
「アンタ、財布持ってないかね!!」とおっしゃる。
所持金が足りなかったのですね。
少しパニクっておられます。
小銭を出しているけど、自分が今どれだけの金額を
出しているのか把握していないらしい。
「Gさん千円足りないですよ、どうしますか?
商品少し戻しますか」
というか、商品数点戻すしかないんですけどね(汗)
もう自分では何ともできないと判断されたらしく
「適当に(商品を)間引いてくれ」と頼まれました。
そんなこんなで、レジには10分以上おりました。
Gさんの後ろに並んだお客があからさまに嫌~な顔をしていたな・・・」
【ホームヘルパーの声は届いているのか?】
高齢者の生活を支援するのにホームヘルパーの役割は大きいのですが、例えば、厚生労働省の社会保障審議会の介護保険部会の委員には、ホームヘルパーの立場から参加している人はいないですね。介護福祉士を代表する委員が1人おられるが、この方は施設介護の経験者です。
masaの介護福祉情報裏板 2010.06.07 では、
外出に関する援助を巡って考察しています。
*写真は、鎌倉円覚寺。10月4日朝。
厚労省の基本的な考えは、デイサービスの外出は
娯楽。娯楽は認めない。
ヘルプの場合は、通院介助の需要が多いために、
これを認めると大幅な給付費増となるのではないか
という危惧でしょうか。
コメント有難うございます。
この引用だらけの記事は
岩清水さんの記事を読んで
何か自分なりに考える必要があると
思ったのです。
この問題に光を
あてねば
先には進まないように
思われます。
財源だけの問題なのか。
ありがとうございます。
必要な支援を必要な方に届けることができる。
介護保険制度を中心に、
そんなシステムが早くできれば、と思います。
在宅における訪問介護は、
本当に生活支援の要だと思います。
思い出せそうで思い出せないのって
つらいですよね(^v^)