介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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大統領選・累進税率

2007-12-19 13:51:00 | 地球→ドイツブログ
【週末】
マンキュー教授のブログを週末に覗いていたのですが
どうも週末にはあまり投稿しないようです。

15日 記事なし
16日 1個(炭素税のこと)
17日 記事なし
18日 日本時間では19日・・つまり今日 2件の記事

【健康保険の強制加入】
アメリカ大統領選挙も最初の州の予備選挙が1月から始まるので
日本の新聞でもいろいろ報じられていますね。

18日付の投稿の最初のものは
この大統領選挙の争点の一つなのか
民主党のオバマ議員の提案に関連して、ポール・クルーグマン(経済学者)
の批判を紹介している。
(アメリカには、日本のような全国民を対象とする公的な健康保険制度がなく、
1935年の社会保障法制定以来の課題となってきた。
このところ、大統領選挙のたびに民主党は、「国民皆保険」を打ち出してきた)

経済学的な考察というわけか、
マ教授は、
案の1:公的な健康保険に加入しない場合に、例えば、1000ドルの罰金を科する案
案の2:強制加入とはしないで、医療費のうち1000ドルを税額控除する案
の2つを比較して、「健康保険に加入する」というインセンティブはいづれの案も同じで、問題は、そのインセンティブの量なのだ
という。(経済学の初歩的な問題のようだが、その意味は私にはぼんやりとしかわからず、上記は私の直訳)

【累進課税の効果】
一番収入の多い階層1%の人が総人口の収入に占める割合は 1990年に14%であり、
これが2005年には、21%に増加している。

これを納めた税のほうから見てみると、1990年には、この1%の大金持ちが納めた税金は全体の税金の25%だったが、
2005年には39%に増加した。

 Wall Street Journal (経済専門の新聞)から引用している。
 表が掲げられてあるので、院生の方などは、是非、英文で見てみてください。

【英語の用法】
最初の記事では、案の1をstick と、案の2を carrot といっているが
これは、英語の the carrot and the stick (馬に対する)人参と鞭 
という表現を知らないとニュアンスがわからない。

次の記事では、
統計表のタイトルに The Rich Pay More
とあるけど、これは The Poor Pay More
    (貧乏な人ほど、購入単位が少なくて損をしている)
という表現を知らないと面白くない。
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