介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

リハビリテーションという思想【石川 誠】

2008-05-21 13:30:58 | 介護福祉
【ケアという思想】
岩波書店のシリーズ「ケアその思想と実践」
の第1巻『ケアという思想』(2008年4月刊)を読んでいます。

というより
読み始めたのですが
なかなか進みません。

より正確には、多くの収載論文は難解な文体で、内容をつかみにくいので
とてもブログで要点の紹介ができないでいます。

これまで、このブログでは、(全14篇のうち)3回紹介しました。
4/22 大熊由紀子
4/23 浜田 晋
4/29 向谷地 生良

今日紹介する章は、とても平明でわかりやすかったです。ですが、教科書のような内容なので、「思想」ということは特に書かれていないようにも感じられました。
(著者ご自身「・・リハビリテーションの医療の話になってしまった」p132、といっておられる)
でも、カタカナ語や抽象的な言葉の羅列された論文集の中では本編はむしろ一服の清涼剤のような気がしました。
*出版社や編集者の先生方は、どこに読者層を設定しているのでしょうか?
「介護」の現場におられる大勢の方には、国語的に難しくて読みきれないと思います。大事なことほど、やさしく話して欲しいです。

【リハビリテーションという思想】
担当は、石川 誠先生で、医師、1946年生まれ。
「回復期リハビリ」の草分け・・と紹介されています。
pp125-134

以下は、小見出しです。

○ 「リハビリテーション」という言葉

○ リハビリテーションの歴史

○ 障害とリハビリテーション

○ 医学的リハビリテーションの発展

○ 早期離床と日常生活と廃用症候群

○ リハビリテーションとノーマライゼーション

【結論として】
国の経済状況や制度上の問題も重要だが、何よりもすべての国民が障害を持つことを他人事とせず、自分のこととして考えるようになっていけば、少しずつでも確実に良い方向へ向かうと信じている。p134

*2008年社会福祉士国家試験問題「障害者福祉論」問題97は、この論文を読んでいれば胸を張って正解できます。

*写真は、今朝、9時30分過ぎ、キャンパス裏門近く、野の花。

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