【野口悠紀雄の著作から】
『戦後日本経済史』(新潮選書、2008)については、
昨日もこのブログでとりあげたばかりです。
「日本衰退の理由はなにか」
というタイトルは
この本の書評を書いた香西泰の小論文の見出しです。
(新潮社の『波』2月号、p30-p31)
香西泰は、元の経済企画庁のエコノミスト、
現在の政府税制調査会会長といえば、思い出す人もあるでしょう。
【現在の日本の惨状暴露】
香西 . . . 本文を読む
【13の調査結果を対比する】
二木 立先生(日本福祉大学教授、大学院委員長。リハビリ医。医療経済学)
の『医療改革』(勁草書房、2007)を読んでいます。
今日は、その11回目、最後の章である第5章に入ります。
第5章は、医療の国際比較について2つの節があります。
今日は、第1節 医療満足度の国際比較調査の落とし穴 p184-p199
を読みます。
【調査内容の吟味】
この本は、専門家向けの . . . 本文を読む
【太平洋戦争と厚生省】
厚生労働省の前身である「厚生省」は、昭和13年に設置された。
太平洋戦争は、1941年から1945年まで。
野口悠紀雄の「1940年体制」の説くところによっても、
戦時体制は、1940年ごろに確立し、戦争が終わってからも生き残った。
厚生省は、直接には、徴兵に当たって、国民の栄養状態が悪いということがきっかけだった。「厚生年金」(正確には「厚生年金保険」)は、1942年に . . . 本文を読む