愛しの自転車

旦那の自転車がまたまたまたパンク。
数年前に友人から安く譲ってもらったフランス製、見た目ぼろぼろのマウンテンバイク。つい先日、パンクを直したばかり。そしてまたパンク。

仕事がある彼を家におき、パンクした自転車が残っている駐輪所へ歩くわたし。。。パンクした前のタイヤを持ち上げながら、一番近い自転車やへ。
自転車は重い、、、、

ドイツ製でしょ、、、これはねえ、、、うちにはドイツ用のチューブはないんだよね。この手のタイヤは薄いんだよねえ。。。パンクしやすいよ。

あのおお、、、フランス製ですけど、、、

そうそう、自転車のチューブには米国式、英国式、仏国式があってさ。うちにはないんだよね。　（げっ、独国式はどこにもはいってないじゃないか。親父、はったりかあ？）　とにかく、このチューブはうちにはないから注文になります。

別の自転車やを探すことに。
自転車を抱えるわたしを見る、婦人警官。

大丈夫ですか？

パンクしたんです。

駅の裏に交番があるので、空気入れを借りたらどうですか？

ぱ、、、ぱんくしてるんですけど、、、（パンクだって言ってるじゃないか！）

自転車は重い、、、雨は降ってくる、、、

やっとたどり着いた二件目の自転車や。

頑固親父風のおじちゃんが自転車を直している。赤いTシャツに赤い靴下。赤いバンダナを額に巻いて扇風機2台まわしながらお仕事中。

先によった自転車やでチューブを抜かれました。パンクなんですけど、、、

チューブを抜いちゃった？？どれどれ。。。

外側のタイヤを丁寧に見るおじちゃん。タイヤにつまった小石を全部取り除いてくれた。タイヤの中を掃除機できれいにしてくれた。

どこを走っているのかね？こんなに小石がはまっているよ。これも、パンクの原因だったりするからね。

空気が足りないのがいけないといわれたことがあるのですけど、、、それが原因でしょうか？パンクばかり続いているので、これなら普通の自転車買ったほうがいいのかとも思っているんですけど、、、タイヤが薄いとも言われたんですけど、本当でしょうか？

タイヤなんて薄くないよ。まあ、かなり古くはなってきているね。
空気は足りなくていいんだよ。パンクしてもらって、うちに来てもらえば3150円だからね。

え？

空気をしっかりいれろというと誰も入れねえんだよ。だから、空気は入れるなって説明してんだ。俺の仕事をとるなってね。自転車、毎日乗るんでしょ？子供の世話をするように、ちゃんと世話してあげなきゃ。自転車もかわいがってあげなきゃ。

へえ、、、怖そうな親父だと思ったのだが、、、、いい人じゃないかあああ。

そうだよね、、、毎日お世話になっているものな。
わたしの子のせ自転車もさびさび、、、、
冬になる前にちょっとオイルでもさしてみようか。

いらいらして家をでたわたしだっただが、帰りはちょっと晴れ晴れ。
赤いバンダナ親父に感謝。