knock knock

押し出されてイギリス生活開始。外人の旦那と娘と戦いながら、、、独り言発していhます。。。BGMは!CNBLUE。

Suffragette

2015-10-19 21:35:52 | 映画
片仮名だと、、、サフラジェットとなるらしい、、、、Suffragette
Suffragette,,,, 20世紀初頭 イギリスにおける婦人参政権運動家。
タイトルそのままで映画は歴史的事実である、この婦人参政権運動を描いている。


こちらの参政運動、エメリン パンクハーストという女性が有名な中心人物なのだが、、、映画の主人公は普通に生活する普通の女性を演じた、キャリーマリガン

正直、今まで、、キャリーマリガンを綺麗だとか、、、かわいいだとか、、、、思った事がなかったのだが、、、この映画でわたしの考え方は一変した。

キャリーマリガン、、、、



よかった。
かわいかった。





かわいい、、、、何がよかったのか、、、、映画全編で彼女はまったくのスッピンの役だったと思うのだが、、、、
そのスッピンがよかった。



今でも女性というのは社会に置ける男性との位置づけで差別されている事実があるのだが、、、、この時代、、、、お金もちの女性を除きほとんどの普通の女性の扱われ方というのは、悲惨であった。
声は出るのに声が出せない。
おかしいとわかっているのに、おかしいと言えない。


クリーニングやで働く普通の女性、、、 Maud Watts 役、、、キャリーマリガン。
どれだけ働いても、どれだけ優秀でも、男性以上には扱われず。
パワハラ、、、セクハラ、、、、 声を大にして NO とは言えずに現状維持、耐えしのぐ女性達がわんさかと、、、、 
しかし、、、この時代、、、、悔しいかな、、、、、、、、女性達は耐えるのがあたり前状態であったのだ、、、、

日本映画、、、、 ” ああ 野麦峠 ” を思い出す、、、、
いつ誰が、女性は弱く、女性は男性の下にいるものだと決めてかかったのか、、、、どうして世界はこの状況から始まったのか、、、、、どの国にも同じような話しは腐るほどあるようである。


普通に生活していたキャリーマリガンの前に女性参政運動の波が押し寄せた。
押し出されるようにその波にのったキャリーマリガン、、、、 Maud Watts という女性。。。。


エメリンパンクハーストが先導した部隊は、、、、女性参政権に関し話しを聞く態度もない男性中心の社会に対し、爆弾テロを繰り返し起こし、牢屋にぶち込まれてはハンガーストライキを続け。
Maud Watts は完全に波ののまれた。
ささやかな幸せ、、、、母親として生きる道を絶たれた彼女の家庭は粉々に壊れた、、、、 もう戻れない。戻らない。自分の二の舞の女性はこれで最後だ。
真面目に生きて来た普通の女性、、、、スッピンのキャリーマリガンの体から静かにあふれる、不公平な社会への怒り。


映画のクライマックス、、、、
国王ジョージ5世の馬も走る エプソムダービー。
国王の馬が走るところ、エミリーデビッドソンなる運動家が女性参政権の旗を持ち立ちはだかった。。。。
騎手とエミリーデビッドソンは馬の走りの勢いで吹き飛ばされ、、、馬だけがゴール。
エミリーデビッドソンは死を持って、女性参政権をアピール。



1893年にニュージーランドが。
1920年にアメリカ。
1928年にイギリス、、、、、女性参政権 ゲット!


日本はというと、、、、大正から昭和にかけて、平塚らいてうが頑張ったものの、、、、女性参政権まではたどり着けず。。。
結局は第二次世界大戦敗戦後、ポツダム宣言にて参政権の平等が述べられた。それは1945年。
女性で勝ち取ったというよりは、、、、民主主義の実現。。。。外からの力の恩恵を受けた感じで、、、、イギリスの血なまぐさい戦いとは比べられない。。。。


イギリスに来て大変お世話になったマーガレットを思い出した。。。。
マーガレットがよく話してくれた、彼女のお母さん、、、、彼女のお母さんの時代の女性が頑張ってくれたお陰で女性に選挙権があるのだと。おお、、、まさにSuffragetteか。。。
だから選挙権は絶対に無駄にしてはならないと、、、、


今の自分の自由の前には、大勢の女性が体を張って戦ったのだと思うと、、、、、私の毎日、、、、無駄にしちゃいかん。。。
映画の途中で涙が止まらなくなった。
英語としてはほとんどわかっていなかったのだが、、、、( 恥 )



キャリーマリガンに泣かされた。。。。
キャリーマリガンの子ども役に泣かされた、、、、、