某の日々是好日

本来無一物。身一つあれば何とでもなる

英雄たちの戦国合戦

2018年08月11日 19時15分15秒 | 史跡めぐり


徳川美術館で開催中の企画展「英雄たちの戦国合戦」に行って来ました。
              
戦国時代、命を懸けて戦場を駆け抜けた武将たちの姿と戦の様子を、二つの視点から照らしだします。
ひとつは、戦国武将の手紙です。脚色された小説などの歴史物語とは異なり、当時の実況中継ともいえる手紙は、武将たちの様子や戦況を鮮明に伝えてくれます。
もうひとつは、戦国武将が所持した道具です。刀や甲冑はもちろん、彼らの愛用した茶道具などにも注目し、「武」のみならず、武将たちの文化的側面にもスポットを当てて、人物像を読み解いていきます。
このほか、合戦図などからも、当時の合戦の様子を紹介します・・・という展覧会。
 

        
「英雄=信長、秀吉、家康」とその周辺の人々に焦点を当て、国宝、重要文化財等を含む約70点の品を展示。
    
その中でも、尾張徳川家に伝わる「長篠合戦図屏風」、加藤清正所用の「長烏帽子型兜」、家康の四男である松平忠吉が関ケ原の戦いで着用したという「銀箔置白糸威具足」、真田信繁と彼を討ち取った西尾久作の名前が記された「大坂首帳」等には心躍るものがありましたが・・・基本的には手紙と茶道具がメインで、些か拍子抜け。
「英雄たちの戦国合戦」と銘打っている以上、もう少し合戦の血生臭い展示品があると良かったのに…。
   


とは言え、戦国好きには身悶えするほどの品々。
こういう展覧会に行くたび、「歴史学者になりたい」・・・そんな思いを強くします。
       
会期は9月2日(日)まで。
興味のある方はぜひ足をお運びくださいね。

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