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ドキュメンタリー映画 「倭⽂(しづり) 旅するカジの⽊」関西6月7日(金)公開

2024-06-05 08:48:33 | 2024年関西公開作
©Visual Folklore Inc.
 
ドキュメンタリー映画
「倭⽂(しづり) 旅するカジの⽊」
 
 
<概要>
日本神話に現れる幻の織物〈倭文(しづり)〉。
その白さは光の象徴とされ、邪悪なものを祓い、
身体を護る神聖な力を持っていた。
〈倭文〉の力の源はどこにあったのか。
謎を解く鍵は、衣服の始源を担った
「カジの木」が握る。
中国南部を原産とするその木のルーツを遡り、
台湾、インドネシアのスラウェシ島、
南太平洋パプアニューギニアへ。
さらに日本各地に倭文の痕跡を求めると、
古代国家の重要な謎が明らかになっていく。
現代の織物作家たちは〈倭文〉の創造的復元に挑む。
 
高橋裕之のシネマ感>
またまた新しい感じの
ドキュメンタリー映画
5年の歳月をかけて完成。
 
麿赤兒とアーティストのコムアイが
謎めいた日本神話を再現する
重要なシーンから
まずは映像が綺麗なので
引き込まれて始まります。
 
富永愛さんの語りも心地よい。
そして章立てで展開する。
 
◾第⼀章 原始布
「太布(たふ)」が紹介される。
 
■⼆章 「⾐」の原初を求めて
「タパ」(叩き布)を求めて
パプアニューギニアへと向かう。
民族と北村皆雄監督が交流し
撮影がすすんでいく。
 
◾第三章 倭⽂に挑む
長野県へ
「かみの⽊」とされた
カジの⽊の話。
徳島県へも。
 
◾第四章 海を渡るカジノキ
台湾へ
織物の歴史などが語られる。
 
◾第五章 ⾊と⽂様
華やかな⽂様を刻む「装飾古墳」を訪ねる。
関西辺りを巡る。
 
◾第六章 旅するカジの⽊
カジの⽊利⽤の中⼼地は
徳島県(阿波)のようだ。
 
◾第七章 倭⽂を創る
4⼈の織物作家が
それぞれの倭⽂を仕上げていく。
色んな事を知ったうえで
完成品を見ると
重みを感じる。
◾終章
 
神話からなる作品だったので
最後は「倭⽂神」と「星の神」で占める。
章別で展開されていたので
 
切り替えが出来たので
観やすい作品でした。
 
ドキュメンタリーを観ることは
いつまでも勉強になる。
 
 
<公開情報>
東京 シアター・イメージフォーラム 上映中
京都 京都シネマ 6月7日(金)~
大阪 十三 第七藝術劇場 6月8日(土)~
 
 
<舞台挨拶情報>
 
・京都シネマ
日時:6/7(金) 13:05の回、上映後
ゲスト:
石川文江さん(本作出演、楮布織)、
門馬一平さん
(パプアニューギニア研究者、国立民族学博物館)
日時:6/8(土) 13:05の回、上映後
ゲスト:
北村皆雄監督、山口源兵衛さん(本作出演、帯匠)、
石川文江さん(本作出演、楮布織)、
渥美幸裕さん(本作音楽、邦楽ニ.〇)
 
・十三 第七藝術劇場
6/8(土)10:00の回上映後
登壇者|北村皆雄 監督、
石川文江さん(本作出演、楮布織)
 
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