シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感

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映画館愛に溢れる ドキュメンタリー映画 「ディス・マジック・モーメント」京都3月15日公開

2024-03-03 22:37:00 | 2023年関西公開作品
(C)cinemadrifters
京都出町座
3月15日(金)公開
映画館愛に溢れる
ドキュメンタリー映画
「ディス・マジック・モーメント」
(HP)
<概要>
大阪を拠点に、香港、中国、バルカン半島などで
映画を製作し、どこにも属さず彷徨う
“シネマドリフター(映画流れ者)”を
自称する映画監督リム・カーワイ。
2022 年、コロナ禍のミニシアターを行脚した
ロードムービー映画『あなたの微笑み』の公開を前に、
舞台となったミニシアターに次々と
困難が降りかかっていった…。
ついにリム監督の本拠地大阪のテアトル梅田が
9 月に閉館が決まり、
居ても立っても居られなくなったリム監督。
ついに自らインタビュアーとなって、
ミニシアターを駆け巡る!
劇場を支える人たちの思いに耳を傾け、
見えてきたものとは──。
<高橋裕之のシネマ感>
テアトル梅田から始まる
前作「あなたの微笑み」
アナザードキュメンタリーな感じ。
監督も前作を撮影しながら
色々と思うところがあって
本作を製作したに違いない。
各劇場の客席で
映画館主を中心に
語る合うだけなんだけど・・・
よくぞ撮影してくれたという
想いで、こちらも鑑賞した。
聞いたことのある映画館
画像で見たことのある映画館が
次々とでるので楽しかった。
道中のないロードムービー的。
スクリーンを映すのではなく
館内、客席を映すのも良い。
益々、ミニシアターを
応援したくなります。
座っていて
全国のミニシアターを
巡れるので贅沢です。
最後は再び大阪
九条シネヌーヴォ。
映画製作も大事だけど
映画館がないと
映画公開できないね。
ホールや会館では
”上映”であると思う。
映画ファン、映画館ファン
ミニシアターにお世話になっている方は
必ず観て欲しいと思う。

ドキュメンタリー映画

「ディス・マジック・モーメント」

リム・カーワイ監督ZOOMインタビュー<動画編集版>

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イタリアの名匠パオロ・タビアーニ監督が死去 イタリア映画 「遺灰は語る」

2024-03-03 00:27:12 | 2023年関西公開作品
 
イタリア映画
「遺灰は語る」
 
 
映画『遺灰は語る』公式サイト

映画『遺灰は語る』公式サイト

映画『遺灰は語る』公式サイト

 
 
〈あらすじ〉
 
映画の主人公は、
1936年に亡くなったノーベル賞作家
ピランデッロの“遺灰”。
死に際し、
「遺灰は故郷シチリアに」と
遺言を残すが、
時の独裁者ムッソリーニは、
作家の遺灰をローマから手放さなかった。
戦後、ようやく彼の遺灰が、
故郷へ帰還することに。
ところが、
アメリカ軍の飛行機には
搭乗拒否されるわ、
はたまた遺灰が入った壺が忽然と消えるわ、次々にトラブルが…。
遺灰はシチリアに
たどり着けるのだろうか——?!
 
〈高橋裕之のシネマ感〉
 
題名やポスターイメージでいくと
重たい?暗い?というのがきますが〜
ヒッチコック風サスペンスと
苦笑いするコメディ的な
要素を含んでいる
“遺灰ロードムービー“です。
ドキュメンタリー映像も
一部含まれていますが
時代を表す
ドキュメンタリー的な映像が
この作品の世界観を表し
エピローグに繋がるカラーも
印象的でした。
 
エピローグは、
ピランデッロの遺作「釘」を
映像化した短編に続く。
本編と違った余韻を残す。
 
全編90分
これまた不思議な
映像体験を
感じて欲しい。
 

 

 

 
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