東京電力福島第一原子力発電所
放射能:放射線:放射性物質 過酷被曝事故 汚染水処理ALPSのフィルター破損
2年前も同様の破損
原因調査 改善無しのまま
同じ破損繰り返す
令和三年AD2021年9月14日 5時05分
NHKAMさま の 記事を下敷きにさせていただきました。たいせつな報道ありがとうございます。
東京電力
福島第一原子力発電所で出る放射能汚染水を処理する設備のフィルターが破損していたことが分かりました。
東京電力は同様の破損が2年前にもありましたが、
原因分析や対策を行わないまま、
運転を継続していたということで、
原子力規制委員会は東京電力の管理態勢を厳しく批判しました。
破損は25か所のうち24か所
東京電力によりますと、福島第一原発の汚染水を処理するALPSと呼ばれる設備に取り付けられているフィルターの破損が
先月末
即ち
令和三年八月末
に分かり、
調査の結果、
25か所のうち24か所が破損していたということです。
フィルターは、
放射性物質を外部に漏らさないようにするもので、
東京電力は環境への影響は確認されていないとする一方、
建屋の中に放射性物質が漏れ出た恐れは否定できない
としています。
東京電力は、
2年前にも同じフィルターの破損が見つかっていましたが、
原因分析や対策を取らず、
フィルターを交換して
そのまま運転を続けたことも明らかにしました。
一連の対応について
令和三年九月13日、
原子力規制委員会の会合で伴信彦委員は
「フィルターの問題以上に、根本的な問題は東京電力の姿勢にある」
などと管理態勢を厳しく批判しました。
福島第一廃炉推進カンパニーの小野明代表は
「反省せざるをえない。経緯を調べ、しっかり対策する」
と述べ、
問題の背景を分析し、抜本的な対策を検討する考えを示しました。