Everyday I have the BLUES

10代の頃はハードロックに夢中だったのに、最近はブルースが心地いい。。。

薫りのあるブルース

2005-02-07 00:36:25 | Weblog
『歌屋BOOTEE』ってゆう、
フォークブルースユニットが熱い。

ボーカル&ギターとギターの2人組み。

「シカゴに行って、東京ホテルってとこ
泊まったんだけど、枕とシーツが臭くて眠れなくて…」

とか、

「いつもの立ち食いうどん屋で、いつもたぬきうどん。
いつかはカレーうどんを注文してみたいなぁ。
しかも、卵のせて、おにぎりつけて…」

とか、

「近所の喫茶店でオレンジジュース注文したのに、
グレープフルーツジュース持ってきた…」

とか、
そんなこんなを歌ってる。
とりとめがなく、どうしようもなくしょーもないその感じが
ものごっつい心地よくて、そのふわふわの毛布に、体を委ねてしまう。

ギターがまたいいんだ。
ボトルネックでバリバリでやってんだけど、
冗談じゃなく憂歌団の内田勘太郎を彷彿とさせるような音色で。
なんてゆうか、
「俺の背中のかゆいところを知ってくれている音色」で、
思わず頬がゆるゆるになってしまう。


こんなふうに、薫りが漂ってくる音楽っていいなぁって思う。
薫りが空間に充満して、空気がやけに旨くて、
薫りがバーボンに溶け込んで、琥珀色が深みを増す。

今夜も、目が“とろん”だ。