ともちの小さなGLOBE

人生は一期一会のLong and winding road。小さな地球儀をめぐる日々をブログにしました。

アフリカ紀行 セネガルにて

2010-05-01 23:16:23 | 
続いて訪れたのは5年ぶりのセネガル

高温多湿のブルキナファソからセネガルの首都ダカールに到着すると湿度の低いドライなそよ風が心地良い…
5年前には、USと比べてスリムな美人の多さに驚きを隠せなかったが、今回は多少ぽっちゃりした方も目につき、経済発展も進んだのかと勝手に思ってしまった。
事実、海岸線に新たに建設された道路は、下の写真のようにアメリカの西海岸を髣髴させるものがある

セネガルの首都ダカールは、パリ~ダカールラリーで有名なアフリカの最西端に位置する都市
幹線道路を西に向かうと現大統領が建設許可を出した巨大なモニュメントが顔をのぞかせる。

このモニュメントは多くの庶民には不評とのこと…理由は生活の向上に金を使うべきだとするもの。確かに後述する裏小路の状況や庶民の中での如実な経済格差を見ると頷かざるを得ない。

市内に入れば交通渋滞が始まる。車両も欧州からの盗難車が多いとも聞く…

幹線道路でも、ひとたび渋滞すれば物売りから物乞いまで多種多様な人々が押寄せてくる

物乞いのストリートチルドレンも多く、ブルキナファソの比ではない。

郊外の住宅の壁に描かれたアフリカならではの落書き

地に入れば地に従え…ヤサと呼ばれる魚や鶏肉を煮込んだ物にクスクスを添えた現地料理に舌鼓を打つ


次々と移ろい往く景色を見ながら一路南東を目指した…


途中で見た床屋の一コマ…こんな髪型には絶対になりたくない 笑)


SARIと呼ばれる町の欧州からの観光客で賑わう綺麗なリゾートでのシーケンス

ダカールの沿岸部に位置する高級ホテルと、このリゾートしか見なければ美しい印象だけで終わるのかもしれない…

レストランで昼食を摂っていると、いきなり人並みが押寄せてきた

聞けば、下の写真の地元格闘技ファイターの凱旋帰郷との事で、老若男女を問わず大騒ぎが続く…This is Africa か…


ダカール郊外での活気立つ漁村でのシーケンスと、その近くで見つけたパリ~ダカールラリー名残りの車両



庶民の経済格差が拡大する中で、混沌と躍動 それが入り混じっているのが現在のセネガルかもしれない

アフリカ紀行 ブルキナファソにて

2010-05-01 00:19:53 | 
4月11日から27日までフランス経由で中西部アフリカを訪れた。
訪れた国は、ブルキナファソ、セネガル、アイボリーコースト、そして経由地であるフランス
5年ぶりのアフリカ…前回はセネガル、ガンビア、マリだったけれど今回はセネガルのみが2度目の訪問となった。
その道中を、仕事とはかけ離れた手記として写真を交えて書き記してみたい。

4月11日に成田を出発、機上の人となりフランスに到着
下の一連の写真は、雲海を挟んで成田とパリ郊外の写真…田園地帯のシーケンスとは言え、文化の違いが景色に現れている。


空港ホテルでのトランジットを経て、いよいよアフリカに出発 始めの訪問国は中西部アフリカに位置するブルキナファソ
旧フランス領でありながら一時期社会主義路線を経て現在は民主主義路線となっている

空港に降り立つと強烈な湿気と高温に汗がドッと噴出す。日中の気温は43℃にもなり蒸し風呂状態…おまけにホテルのエアコンも故障…移動の車中が最高の環境とは、かなり体に堪える…

首都ワガドゥグの幹線道路は以下の写真のようなりっぱなもの

ここではバイクが個人の足として定着し、日本メーカーの名前を多々目にするが、殆どが中国製の偽物

5年前マリで見た光景と差が無くコピー製品販売による拝金主義は年を経ても変わる余地が無い…

一方、ひとたび郊外に向かえばこのような集落が出現し、一気にローカル色を帯びて来る


また、ブルキナファソでは北部で金が採石されている。
そして、資源発見がアフリカの国々にに不幸をもたらす例に漏れず、このマイニングエリアでは親の収入確保の為、児童も働いているのが現実。
そんな中、職業訓練校に対し、そんな環境で働いていた児童の受入れ援助を行うことで、彼らを過酷な環境から開放し手に職を付け自立させ、明日のブルキナファソの発展に繋げようとする試みもなされている。
ローカルエリアにある、職業訓練施設でのシーケンス(一部はマイニングエリアで働いていた子供達)



別れ際に、手を振ってくれた彼らに希望の未来があることを願ってやまない。


アフリカの中西部に位置する小さな国であるブルキナファソ
セネガルやアイボリーコーストに比べて富める国ではないけれど、庶民の貧富の差は他の2国ほど大きなものではないと感じる
気候的にも過酷、そして日本では殆どの方が聞いた事も無い国かもしれないけれど、思い起こすと何かホッとする国
そんな、ブルキナファソが発展していく事を願いたい。