いやあ、昨日は朝からよく冷えました、日本は。
部屋の中は、冷蔵庫どころか、冷凍庫。
うちの床はコルクなので普段はあまり冷えないのに、昨日は氷の上にいるようでした。足元から寒さが上がってくるような感じでした。
むすめがその床の上で、ブルブル震えていたのです。ベッドの上でも同じでした。
こりゃ、いかんと、去年の冬用に買ったむすめ用の冬服を着せました。
去年はあれほど嫌がっていたのに、今年はやけに素直に着てくれて、むすめと服はお互いすぐに馴染んでいました。
上はフードのついたスウェットパーカー、下はデニムのパンツスタイルです。これらは実はひと続きに縫い合わされています。
うちのむすめは父さん似で脚が短いので、パンツの裾を折っています。これがまたかわいいのです。
暖かくて気持ちよくなったのか朝ごはんをさっさと済ませ、すぐにベッドに上げてくれとせがみ、上がるとすぐ横になり、上品そうにして、その後一日中ぐっすり寝ていたようです。
女の子なんだけど、ボーイッシュなんです。
夕御飯をやる時、おもしろいことに気付きました。
いつも、食べて「ヨシ」と号令する前に、まず「フセ」をさせ、次に片手ずつ「オテ」をさせ、次に「ジャンプ」をさせます。ジャンプというと両前脚を一杯に上げバンザイしながら、後ろ脚で思い切り立つのですが、それが途中までしか立てず、両前脚も完全に上げきれないのです。むすめ本人が一番戸惑いながらも頑張ろうとします。
とうさん、それに気づき、大笑いです。そして、もしかしてと笑いをこらえながら「マワレ」の合図を出します。普段ならクルリとその場ですばやく小回りできるのですが、案の定、脚が大きく動かせずふらついて大回りになってしまい本人もきょとんです。
あぁ、だから今日は動きがゆったりして上品そうに見えたのか。それもまたよかったのですが、本人は意外とストレスがたまったかもしれないと思い、脱がせてやりました。
そのあとは、もう、走りまわるわ、お腹を見せてグダッと寝るわで、いつもの庶民のむすめに戻りましたとさ。
なぜ、とうさんがこれを買ったかというと、もちろん、背中に
とうさんの大好きなフィリピンのバナナの刺繍がしてあったからなのだ~