僕は石原裕次郎が好きで、かなりの映画を観賞している。もちろん、芦川いづみのファンということで自然と石原裕次郎との共演作をかなり観ているのだが、芦川いづみに惚れ込むかなり前から、石原裕次郎の主演する映画の魅力にはハマっていたように思うし、裕次郎映画から、芦川いづみも好きになったように思う。
日本映画界、そして日活の映画に最も活気があった1950年代~60年代の日本映画を語る上で、石原裕次郎は欠かせない存在だが、今の映画界、芸能界で石原裕次郎ほど骨太な男性はいないのではないだろうか。僕が崇拝しているブルース・リーもそうだが、その男らしい生き様と映画にかける情熱という点では、石原裕次郎も共通点が多いように思う。
そんな石原裕次郎だが、実はお墓が鶴見の総持寺というお寺にあるということがわかり、週末きなこを連れて行ってみることにした。有名人の墓参りをするのは、シアトルにあるブルース・リーのお墓を訪れて以来だろうか。
鶴見は同じ横浜市ながらかなり遠いというイメージがあったのだが、先日訪れた鶴見の城跡、寺尾城址から総持寺も近いことがわかり、自宅から車に乗って40分くらいで行けてしまうことがわかったのだ。
総持寺はかなり大きなお寺であった。境内はとても広く、ぐるっと回るにはかなり時間がかかりそうだった。また、きなこと一緒に訪れたものの、総持寺の境内はワンちゃんNGだったこともあり、きなこをキャリーバッグに入れて石原裕次郎のお墓だけを訪れることに。
総持寺の大きな駐車場に車を停めて、西側の道を少し進む。すると墓地エリアが現れて、ご丁寧に入り口には“裕ちゃんのお墓”の案内版が。これならすぐに石原裕次郎のお墓に辿り着けそうだ。恐らく年中多くのファンが訪れているのだろう。
石原裕次郎のお墓はかなり立派であった。
お墓の敷地の左側には、まき子未亡人によって書かれた詩が石碑となっていた。石碑にはこう書かれている。
美しきものにほほえみを
淋しきものに優しさを
たくましきものにさらに力を
すべての友に思い出を
愛するものに永遠を
心の夢醒めることなく
石原まき子
石原裕次郎の命日は7月17日。夏の暑い時期だが、この日は毎年まき子未亡人や石原軍団がお墓参りに訪れているらしい。恐らく多くのファンも訪れることだろう。
また、僕の大好きな芦川いづみも横浜市の、鶴見からもそう遠くない場所に住んでいるが、裕次郎のお墓にも時々訪れたりするのだろうか。そんなことも考えながら、輝かしかった裕次郎の昭和時代に思いを馳せたが、お墓参りをして何だか石原裕次郎に大きなパワーを貰ったような気がした。
僕が一番好きなカジュアルブランド、DEUSのTシャツはかなりの数(恐らく15枚くらいか?)を持っているが、最近またレアなDEUSのTシャツを入手することに成功した。
これはDEUSの”LAND”シリーズというサブブランドシリーズで、かなりしっかりした作りの服を発表している。僕はLANDシリーズでは、他にトレーナーを持っているがLANDのTシャツを買うのは初めてだ。
まずこのTシャツ、僕の大好きなネイビーカラーで、フロントには馬に跨った女性が、DEUSの幟を掲げているデザイン。ネイビーの地に小さくてシンプルなこのデザインを白だけに統一したのはとても映えるし、レイアウト的にも上手く纏まっている。サイズ的にDEUSのSサイズが日本サイズのLに相当するので、だいたいSを購入しているが、このTシャツは普通のTシャツよりも袖丈が少し短めだが、そこがまたカッコいい。

そして凝っているのが、このDEUSと書かれた部分だけが、プリントでは無く、刺繍になっているのだ。

LANDシリーズのタグがこちら。

そしてバックプリントデザインがこちら。前面に描かれていた馬と女性を更に大きく取り上げているものだが、持っている幟が、”In Dust We Trust”(In God We Trustのパロディー)というDEUSで良く使われる標語が書かれている。


そして、バックプリントも、一か所だけ左上のDeus Ex Machinaと書かれている部分だけが刺繍となっている。

DEUSのTシャツはお気に入りのものが多いが、これでまた新たなDEUSのお気に入りTシャツが仲間入りした。
これはDEUSの”LAND”シリーズというサブブランドシリーズで、かなりしっかりした作りの服を発表している。僕はLANDシリーズでは、他にトレーナーを持っているがLANDのTシャツを買うのは初めてだ。
まずこのTシャツ、僕の大好きなネイビーカラーで、フロントには馬に跨った女性が、DEUSの幟を掲げているデザイン。ネイビーの地に小さくてシンプルなこのデザインを白だけに統一したのはとても映えるし、レイアウト的にも上手く纏まっている。サイズ的にDEUSのSサイズが日本サイズのLに相当するので、だいたいSを購入しているが、このTシャツは普通のTシャツよりも袖丈が少し短めだが、そこがまたカッコいい。

そして凝っているのが、このDEUSと書かれた部分だけが、プリントでは無く、刺繍になっているのだ。

LANDシリーズのタグがこちら。

そしてバックプリントデザインがこちら。前面に描かれていた馬と女性を更に大きく取り上げているものだが、持っている幟が、”In Dust We Trust”(In God We Trustのパロディー)というDEUSで良く使われる標語が書かれている。


そして、バックプリントも、一か所だけ左上のDeus Ex Machinaと書かれている部分だけが刺繍となっている。

DEUSのTシャツはお気に入りのものが多いが、これでまた新たなDEUSのお気に入りTシャツが仲間入りした。
僕はかなり昔から、エンャ潟I・アルマーニの服が結構好きだった。その昔イタリアブランドブームがあった時に、Armani Jeansなども含め、一番良く愛用していたが、昨今海外ブランドもあまり買わなくなり、暫くアルマーニからも離れていた。しかし、数年前にロンドン出張で何枚かTシャツ、スウェット、スニーカーなども買ってから、また結構気に入って愛用している。そこで今自分が愛用しているアルマーニのTシャツたちを御紹介したい。
まずこちらが既に10年くらい愛用しているArmani JeansのTシャツ。A・J・Mという文字だけが入った、かなりシンプルで飽きが来ないデザインが良いのだ。


次が最近入手したブラックTシャツ。胸元にはジョルジオ・アルマーニのGAとイーグルの定番デザインがなかなかカッコいい。



こちらがアルマーニTシャツの中でも一番のお気に入りのエンャ潟I・アルマーニホワイトTシャツ。胸元に入っているイーグルデザインが白なので、変にロゴだけ目立たないのが良い。



こちらは比較的新しいデザインのエンャ潟I・アルマーニTシャツ。ャPット辺りの位置から、イーグルロゴが顔を覗かせているところがさりげなくてオシャレ。色は珍しくエンジ。



このTシャツは胸元にEAの文字と小さなイーグルロゴが入ったもので、仕事にも使えるデザイン。



こちらのクルーネック、ネイビーTシャツは胸元にエンャ潟I・アルマーニのロゴが小さく入っただけのものなので、こちらも仕事で重宝する。



そしてこちらもかなりヘビーローテーションで愛用しているEA7というスメ[ツラインのイタリアサッカーチームモデルのネイビーTシャツ。ロンドンで数年前に購入し、それ以来毎年夏に大活躍している。




最後は、ちょっと珍しい、カーキ色のエンャ潟I・アルマーニTシャツ。なかなか着心地の良いTシャツである。



今回ご紹介した8枚のアルマーニTシャツを仕事とプライベートで愛用しているが、いよいよ春から夏にかけて大活躍してくれそうである。
まずこちらが既に10年くらい愛用しているArmani JeansのTシャツ。A・J・Mという文字だけが入った、かなりシンプルで飽きが来ないデザインが良いのだ。


次が最近入手したブラックTシャツ。胸元にはジョルジオ・アルマーニのGAとイーグルの定番デザインがなかなかカッコいい。



こちらがアルマーニTシャツの中でも一番のお気に入りのエンャ潟I・アルマーニホワイトTシャツ。胸元に入っているイーグルデザインが白なので、変にロゴだけ目立たないのが良い。



こちらは比較的新しいデザインのエンャ潟I・アルマーニTシャツ。ャPット辺りの位置から、イーグルロゴが顔を覗かせているところがさりげなくてオシャレ。色は珍しくエンジ。



このTシャツは胸元にEAの文字と小さなイーグルロゴが入ったもので、仕事にも使えるデザイン。



こちらのクルーネック、ネイビーTシャツは胸元にエンャ潟I・アルマーニのロゴが小さく入っただけのものなので、こちらも仕事で重宝する。



そしてこちらもかなりヘビーローテーションで愛用しているEA7というスメ[ツラインのイタリアサッカーチームモデルのネイビーTシャツ。ロンドンで数年前に購入し、それ以来毎年夏に大活躍している。




最後は、ちょっと珍しい、カーキ色のエンャ潟I・アルマーニTシャツ。なかなか着心地の良いTシャツである。



今回ご紹介した8枚のアルマーニTシャツを仕事とプライベートで愛用しているが、いよいよ春から夏にかけて大活躍してくれそうである。
近所にある城跡はかなり訪問し尽くしたと思うが、先日色々とネットで検索していたら、なんとまだ訪れていない城跡が幾つか見つけてしまった。その内、横浜市鶴見区にある寺尾城址という城跡に週末きなこを連れて行ってみた。


寺尾城は北条氏に仕えた信濃の名族、諏訪氏の居城として知られている。1575年に諏訪氏が滅びるまで5代に渡って百数十年間の居城だったようだ。そして1569年に、武田信玄が小田原城への侵攻した際に攻略されたと伝えられている。

寺尾城は鶴見だが、東名から首都高に繋がる高速が出来たことで車でも30分くらいで着いてしまう距離。城跡は現在殿山公園がある場所からアプローチするが、まずは近くのコインパーキングに車を停めて、いざ殿山公園へ。パーキングの近くには入江川せせらぎ緑道という遊歩道があり、とても爽やかな水辺となっている。



小さな水路には小さなザリガニもたくさんいた。


殿山公園の入り口は、ちょうど寺尾城の一番東側に当たる場所。公園を入って行くと長い登り階段があるが、寺尾城の説明版も設置されたいた。この階段を上がって行くと、両側に空堀や堀切の跡が残り、若干寺尾城の面影を残す。





ちょうどこのエリアは丘陵地帯になっており、殿山公園以外のエリアはすっかり住宅街になってしまっているが、丘陵地帯から推測するに、お城としてはある程度眺めの良い、いい立地であったことが想像出来る。




殿山公園を登って、北側の出口から出て少し歩いて行くと、住宅街の一角に寺尾城の石碑と案内版があった。



公園の西側を降りて行くと、馬場稲荷という小さな神社があったが、城址には仏閣も必ず付きものである。



寺尾城は多くの遺構は残念ながら残っていないが、僅かに残る堀の跡などで、当時を偲ぶことが出来るという意味では、まずまずの城址であったと思う。場所的には以前訪れた獅子ヶ谷城址にも近く、江戸からの防衛線として重要な拠点であったことも想像出来る。このように色々と妄想しながら、当時の様子に思いを馳せるのが、城址巡りの醍醐味である。


寺尾城は北条氏に仕えた信濃の名族、諏訪氏の居城として知られている。1575年に諏訪氏が滅びるまで5代に渡って百数十年間の居城だったようだ。そして1569年に、武田信玄が小田原城への侵攻した際に攻略されたと伝えられている。

寺尾城は鶴見だが、東名から首都高に繋がる高速が出来たことで車でも30分くらいで着いてしまう距離。城跡は現在殿山公園がある場所からアプローチするが、まずは近くのコインパーキングに車を停めて、いざ殿山公園へ。パーキングの近くには入江川せせらぎ緑道という遊歩道があり、とても爽やかな水辺となっている。



小さな水路には小さなザリガニもたくさんいた。


殿山公園の入り口は、ちょうど寺尾城の一番東側に当たる場所。公園を入って行くと長い登り階段があるが、寺尾城の説明版も設置されたいた。この階段を上がって行くと、両側に空堀や堀切の跡が残り、若干寺尾城の面影を残す。





ちょうどこのエリアは丘陵地帯になっており、殿山公園以外のエリアはすっかり住宅街になってしまっているが、丘陵地帯から推測するに、お城としてはある程度眺めの良い、いい立地であったことが想像出来る。




殿山公園を登って、北側の出口から出て少し歩いて行くと、住宅街の一角に寺尾城の石碑と案内版があった。



公園の西側を降りて行くと、馬場稲荷という小さな神社があったが、城址には仏閣も必ず付きものである。



寺尾城は多くの遺構は残念ながら残っていないが、僅かに残る堀の跡などで、当時を偲ぶことが出来るという意味では、まずまずの城址であったと思う。場所的には以前訪れた獅子ヶ谷城址にも近く、江戸からの防衛線として重要な拠点であったことも想像出来る。このように色々と妄想しながら、当時の様子に思いを馳せるのが、城址巡りの醍醐味である。
不思議と毎年この季節になると、むしょうに芦川いづみの映画が観たくなる。昨年の3月も芦川いづみのDVDを購入し、ガンガン観賞したが、今年もたくさんのDVDを観賞することになった。

僕は芦川いづみが大好きだ。こんなに上品で、美しくて、それでいてキュートな女優が他にいるだろうか。まさに僕の究極的に理想の女性である。その声も大好きで、聴いているだけで惚れ惚れしてしまう。日本の女優で言えば芦川いづみ、米国の女優ではグレース・ケリー。この2人は僕の中で殿堂入りしており、断トツNo.1女優である。

芦川いづみは1953年に映画界デビューし、13年間の間になんと101本の映画に出演。今ではあり得ない脅威的なペースだが、当時の日活映画は売れっ子俳優が年間10本以上主演作品が公開されるというのはかなり当たり前の時代で、当時の女優・俳優は一年中映画の撮影に明け暮れていた時代なのだ。映画界に物凄い活気のある、昭和の華やかな時代である。そんな中で、芦川いづみは、石原裕次郎、小林旭などと多く共演し、日活黄金時代を牽引した人気女優だったのである。

そんな芦川いづみは1968年に藤竜也と結婚し、きっぱりと券\界を引退してしまった。それ以降メディアの前に一切登場することは無かったことから、すっかり伝説の女優となってしまったのだ。僕が産まれたのが1969年なので、産まれる前には既に彼女は引退してしまっていたのだ。その意味では当然リアルタイムに彼女の人気を体感することは無かったのが本当に残念だが、のちに彼女の映画に触れることになり、その美しさ、清純さ、可愛らしさにすっかり魅了されてしまった。神保町シアターで何度も芦川いづみの映画祭が開催され、大好評であったが、2019年に開催された『デビュー65周年記念 芦川いづみ映画祭』にも足繁く通い、初めて観る芦川いづみ主演作なども観賞して、すっかり虜になってしまった。引退して既に52年も経つが、今でも多くのファンが存在する芦川いづみには本当に驚かされる。

1935年産まれの芦川いづみは現在86歳。もうすっかり可愛いおばあちゃんになっていると思われるが、お元気なうちに何とかお会い出来ないかと、一度芦川いづみが住んでいると思われるエリアをうろついたこともある(完全にストーカーである(笑))。何とか一度お会いしてみたいものだ。

101本もある芦川いづみの出演映画の中で、DVD化されていないものもまだかなりあるが、石原裕次郎との共演も多いことから、朝日新聞出版から計93作がDVD化された『DVDコレクション石原裕次郎シアター』の中で、かなりの数の芦川いづみ共演作品を観ることが出来るようになったのは感動的だ。また、芦川いづみのデビュー65周年を記念して、これまでDVD化されていなかった多くのタイトルが発売されたのも、ファンにとっては歓喜の出来事である。そして芦川いづみのデビューから遅れること3年の1956年にデビューした小林旭が今年デビュー65周年となったが、嬉しいことに芦川いづみとの共演作で、まだDVD化されていなかった『美しい庵主さん』と『東京の孤独』という作品が最近DVDリリースされ、またまた今年も最高に嬉しい出来事となった。
最近観賞した芦川いづみ主演作品は下記11本。今年もかなりの本数を観賞したものだ。どの作品も芦川いづみの魅力が満載だが、それぞれの魅力を簡単なコメントを書いておくことにしたい。
1) 紅の翼 (1958年公開、カラー作品)
石原裕次郎と共演した作品で、航空アクション映画としての先駆的な作品。八丈島へ破傷風の血清を運ぶセスナ機に、逃亡中の殺人犯が乗り込むという物語で、男らしくカッコいい裕次郎を楽しむことが出来るが、残念ながら芦川いづみの主演シーンはあまり多くなく、全体的には退屈な作品であった。

2) いのちの朝(1961年公開 、モノクロ作品)
デビュー65周年記念でのDVD化。武者小路実篤原作の文訣?iだが、宇野重吉演じる孤高の老画家と、彼を助ける優しく美しい娘の愛情と喜びを暖かく描いた物語。娘役の芦川いづみが何とも美しい。映画としてはやや退屈だが、芦川いづみの美しさを堪能出来る映画としては一見の価値あり。特に浴衣姿が圧涛Iに美しい!



3) しろばんば (1962年公開 モノクロ作品)
デビュー65周年記念でのDVD化。井上靖の自伝的小説を原作にした作品で、大正初期の伊豆湯ヶ島の山村を舞台に、児童の成長を丁寧に描いた作品。大正時代の時代背景がイマイチ感情移入出来ず、また全体的に暗いトーンの作品であまり好きになれなかったが、芦川いづみは主人公の少年の叔母で、担任の先生でもある儚いヒロインを絶品の美しさで演じている。貴重な温泉入浴シーン有り。

4) 風のある道 (1959年公開、モノクロ作品)
デビュー65周年記念DVD化。美しき三姉妹の恋愛と結婚への様々な戸惑いを通じて女性の幸福を謳い上げる文訣?i。当時人気のあったテーマで、三姉妹を演じるのが、長女の北原三枝、二女芦川いづみ、三女清水まゆみという日活の豪華な女優陣を楽しめるのも最高だが、芦川いづみが主役として出演シーンも多く、何とも美しい。結構気に入った作品であった。



5) 祈るひと (1959年公開、モノクロ作品)
デビュー65周年記念DVD化。『風のある道』同様女の結婚と幸せをテーマにした作品で、両親の関係から結婚への疑問を心に深く抱いている女性を芦川いづみが好演。一見地味な作品で、劇中に何度も回想シーンが登場する複雑な構成ながら、この回想のおかげで、芦川いづみの白セーター姿や、高校生時代のセーラー服姿などが楽しめ、とても気に入ってしまった。



6) 美しい庵主さん (1958年公開、モノクロ作品)
芦川いづみが、坊主の尼さん姿を演じている異色の作品で、DVD化が熱望されていた人気作。2人の大学生が浮世離れした尼寺を訪れ、大学に通う美しい尼さんとの友情を通じ、青春の尊さを知るという物語。後にビッグスターとなった小林旭と浅丘ルリ子との共演という何とも豪華なキャストも魅力だが、尼さんを演じても美しい、清純な芦川いづみの魅力が満載の作品。



7) 東京の孤独 (1959年公開、モノクロ作品)
当時阪神と巨人全面協力のもと、制作されたプロ野球を舞台にした青春作品で、主演の小林旭が演じる、荒削りだが才能のあるピッチャーと、監督の娘を演じる芦川いづみを中心に展開して行くが、当時の町並みや迫力のある野球シーンなども楽しめる良い娯楽作品になっており、芦川いづみの出番も多く、CA姿も堪能出来る!かなり気に入った作品となった。



8) 陽のあたる坂道 (1958年公開、モノクロ作品)
石坂洋次郎原作の文倦蜊?ナ、石原裕次郎の代表作の一つとしても有名。当時にしては異例とも言える3時間を超える長編ながら、1958年の映画興行収入2位となる4億円を稼ぎ出した(現在の紙幣価値に換算すると約81億円)。物語は『エデンの東』にも通じる腹違いの兄妹の物語だが、芦川いづみは裕次郎の異母妹を演じており、得意のお嬢様役を見事にこなしている。



9) 男なら夢をみろ (1959年公開、カラー作品)
敗戦直後の日本で兄弟のように暮らしながらも離れ離れになり、十数年後に検事とやくざとして再会するアクション巨編で、裕次郎の魅力満載。芦川いづみは、この二人を少年時代に世話をして、現在は検事の方と暮らす刑事の娘として登場。強引な裕次郎に反発しながらも次第に惹かれていく姿がとても印象的で、ウェディングドレス姿を見ることが出来る。色気のある女優、清水まゆみの若き魅力も満載で、彼女の代表作の1本でもある。




10) 清水の暴れん坊 (1959年公開、カラー作品)
清水の暴れん坊の異名をとる放送プロデューサーが単身麻薬組織に乗りこんで、特ダネを狙う痛快アクション作品。不運の交通事故死を遂げてしまった伝説の俳優、赤木圭一郎が石原裕次郎との初共演を果たした作品でもある。また、北原三枝と芦川いづみの豪華なダブルヒロインが共演しており、芦川いづみは赤木圭一郎の妹を健気に演じている。映画としてもなかなか面白いし、当時の東京の町並みなども楽しめる。芦川いづみもやっぱり裕次郎との共演作は魅力的に映る。



11) 鉄火場破り (1964年公開、カラー作品)
黄金の腕を持つ壺降りの政が、伝説のイカサマ師、カミソリの竜に挑む。裕次郎が賭場を渡り歩きながら竜を探す当時流行したヤクザ映画、博打映画の1本だが、裕次郎と結婚することになる月メの千鶴役を芦川いづみが演じており、和装姿もやはり美しいということを痛感する作品。但し、芦川いづみのキャリアの中では比較的晩年の作品とも言えるが、大人の魅力が漂う作品として楽しめた。




新たに11本の芦川いづみ映画を今回初めて観賞したが、どれも芦川いづみの美しい姿を拝むことが出来る“歴史遺産”であった。この11本の中で一番芦川いづみ的な観点で特に気に入ったのは、『東京の孤独』、『祈るひと』、『男なら夢をみろ』の3本。彼女の活き活きした魅力がまさに真空パック保存されているかのような作品であり、且つ純粋に映画としても楽しむことが出来た。

それにしても、1950年代後半から1960年代の日活映画は何とも活気があって楽しい。まさに日本映画の黄金時代であり、みんなタフガイ/裕次郎に憧れ、そして芦川いづみに恋をしたことが容易に想像出来る。当時裕次郎以外に日活のスターとして人気があった小林旭、赤木圭一郎、宍戸錠、そして多くの作品で脇を固めた小高雄二、葉山良二、渡哲也などは今見ても味わい深いが、やっぱり自分としては裕次郎に一番惹かれる。裕次郎も顔を良く見ると決して今で言う圧涛Iなイケメンでは無いが、そのキュートな笑い顔、独特な雰囲気とオーラ、そして太陽族としてまさに新しいタイプの男らしい存在が、高度成長期の日本に勇気を与えたのだろう。今見ても裕次郎の魅力は決して色褪せていない。そして当時の女優陣もかなり豪華。裕次郎と結婚した北原三枝、浅丘ルリ子、中原早苗、清水まゆみ、和泉雅子、そして今でも日本を代表する女優、吉永小百合。この日活黄金時代は、実に多くのスターを輩出したものだ。本当に良き時代であったことを、当時の映画を見ながら痛感してしまう。

そんな素晴らしい時代に爽やかな風を送り込んだ芦川いづみ。これでかなりの数の芦川いづみ作品を観賞・コレクションしてきたが、まだ見ぬ作品を求めてこれからも楽しんで観賞して行きたい。近々に、現時点で僕の選んだ芦川いづみ作品ベスト10を御紹介したい。

僕は芦川いづみが大好きだ。こんなに上品で、美しくて、それでいてキュートな女優が他にいるだろうか。まさに僕の究極的に理想の女性である。その声も大好きで、聴いているだけで惚れ惚れしてしまう。日本の女優で言えば芦川いづみ、米国の女優ではグレース・ケリー。この2人は僕の中で殿堂入りしており、断トツNo.1女優である。

芦川いづみは1953年に映画界デビューし、13年間の間になんと101本の映画に出演。今ではあり得ない脅威的なペースだが、当時の日活映画は売れっ子俳優が年間10本以上主演作品が公開されるというのはかなり当たり前の時代で、当時の女優・俳優は一年中映画の撮影に明け暮れていた時代なのだ。映画界に物凄い活気のある、昭和の華やかな時代である。そんな中で、芦川いづみは、石原裕次郎、小林旭などと多く共演し、日活黄金時代を牽引した人気女優だったのである。

そんな芦川いづみは1968年に藤竜也と結婚し、きっぱりと券\界を引退してしまった。それ以降メディアの前に一切登場することは無かったことから、すっかり伝説の女優となってしまったのだ。僕が産まれたのが1969年なので、産まれる前には既に彼女は引退してしまっていたのだ。その意味では当然リアルタイムに彼女の人気を体感することは無かったのが本当に残念だが、のちに彼女の映画に触れることになり、その美しさ、清純さ、可愛らしさにすっかり魅了されてしまった。神保町シアターで何度も芦川いづみの映画祭が開催され、大好評であったが、2019年に開催された『デビュー65周年記念 芦川いづみ映画祭』にも足繁く通い、初めて観る芦川いづみ主演作なども観賞して、すっかり虜になってしまった。引退して既に52年も経つが、今でも多くのファンが存在する芦川いづみには本当に驚かされる。

1935年産まれの芦川いづみは現在86歳。もうすっかり可愛いおばあちゃんになっていると思われるが、お元気なうちに何とかお会い出来ないかと、一度芦川いづみが住んでいると思われるエリアをうろついたこともある(完全にストーカーである(笑))。何とか一度お会いしてみたいものだ。

101本もある芦川いづみの出演映画の中で、DVD化されていないものもまだかなりあるが、石原裕次郎との共演も多いことから、朝日新聞出版から計93作がDVD化された『DVDコレクション石原裕次郎シアター』の中で、かなりの数の芦川いづみ共演作品を観ることが出来るようになったのは感動的だ。また、芦川いづみのデビュー65周年を記念して、これまでDVD化されていなかった多くのタイトルが発売されたのも、ファンにとっては歓喜の出来事である。そして芦川いづみのデビューから遅れること3年の1956年にデビューした小林旭が今年デビュー65周年となったが、嬉しいことに芦川いづみとの共演作で、まだDVD化されていなかった『美しい庵主さん』と『東京の孤独』という作品が最近DVDリリースされ、またまた今年も最高に嬉しい出来事となった。
最近観賞した芦川いづみ主演作品は下記11本。今年もかなりの本数を観賞したものだ。どの作品も芦川いづみの魅力が満載だが、それぞれの魅力を簡単なコメントを書いておくことにしたい。
1) 紅の翼 (1958年公開、カラー作品)
石原裕次郎と共演した作品で、航空アクション映画としての先駆的な作品。八丈島へ破傷風の血清を運ぶセスナ機に、逃亡中の殺人犯が乗り込むという物語で、男らしくカッコいい裕次郎を楽しむことが出来るが、残念ながら芦川いづみの主演シーンはあまり多くなく、全体的には退屈な作品であった。

2) いのちの朝(1961年公開 、モノクロ作品)
デビュー65周年記念でのDVD化。武者小路実篤原作の文訣?iだが、宇野重吉演じる孤高の老画家と、彼を助ける優しく美しい娘の愛情と喜びを暖かく描いた物語。娘役の芦川いづみが何とも美しい。映画としてはやや退屈だが、芦川いづみの美しさを堪能出来る映画としては一見の価値あり。特に浴衣姿が圧涛Iに美しい!



3) しろばんば (1962年公開 モノクロ作品)
デビュー65周年記念でのDVD化。井上靖の自伝的小説を原作にした作品で、大正初期の伊豆湯ヶ島の山村を舞台に、児童の成長を丁寧に描いた作品。大正時代の時代背景がイマイチ感情移入出来ず、また全体的に暗いトーンの作品であまり好きになれなかったが、芦川いづみは主人公の少年の叔母で、担任の先生でもある儚いヒロインを絶品の美しさで演じている。貴重な温泉入浴シーン有り。

4) 風のある道 (1959年公開、モノクロ作品)
デビュー65周年記念DVD化。美しき三姉妹の恋愛と結婚への様々な戸惑いを通じて女性の幸福を謳い上げる文訣?i。当時人気のあったテーマで、三姉妹を演じるのが、長女の北原三枝、二女芦川いづみ、三女清水まゆみという日活の豪華な女優陣を楽しめるのも最高だが、芦川いづみが主役として出演シーンも多く、何とも美しい。結構気に入った作品であった。



5) 祈るひと (1959年公開、モノクロ作品)
デビュー65周年記念DVD化。『風のある道』同様女の結婚と幸せをテーマにした作品で、両親の関係から結婚への疑問を心に深く抱いている女性を芦川いづみが好演。一見地味な作品で、劇中に何度も回想シーンが登場する複雑な構成ながら、この回想のおかげで、芦川いづみの白セーター姿や、高校生時代のセーラー服姿などが楽しめ、とても気に入ってしまった。



6) 美しい庵主さん (1958年公開、モノクロ作品)
芦川いづみが、坊主の尼さん姿を演じている異色の作品で、DVD化が熱望されていた人気作。2人の大学生が浮世離れした尼寺を訪れ、大学に通う美しい尼さんとの友情を通じ、青春の尊さを知るという物語。後にビッグスターとなった小林旭と浅丘ルリ子との共演という何とも豪華なキャストも魅力だが、尼さんを演じても美しい、清純な芦川いづみの魅力が満載の作品。



7) 東京の孤独 (1959年公開、モノクロ作品)
当時阪神と巨人全面協力のもと、制作されたプロ野球を舞台にした青春作品で、主演の小林旭が演じる、荒削りだが才能のあるピッチャーと、監督の娘を演じる芦川いづみを中心に展開して行くが、当時の町並みや迫力のある野球シーンなども楽しめる良い娯楽作品になっており、芦川いづみの出番も多く、CA姿も堪能出来る!かなり気に入った作品となった。



8) 陽のあたる坂道 (1958年公開、モノクロ作品)
石坂洋次郎原作の文倦蜊?ナ、石原裕次郎の代表作の一つとしても有名。当時にしては異例とも言える3時間を超える長編ながら、1958年の映画興行収入2位となる4億円を稼ぎ出した(現在の紙幣価値に換算すると約81億円)。物語は『エデンの東』にも通じる腹違いの兄妹の物語だが、芦川いづみは裕次郎の異母妹を演じており、得意のお嬢様役を見事にこなしている。



9) 男なら夢をみろ (1959年公開、カラー作品)
敗戦直後の日本で兄弟のように暮らしながらも離れ離れになり、十数年後に検事とやくざとして再会するアクション巨編で、裕次郎の魅力満載。芦川いづみは、この二人を少年時代に世話をして、現在は検事の方と暮らす刑事の娘として登場。強引な裕次郎に反発しながらも次第に惹かれていく姿がとても印象的で、ウェディングドレス姿を見ることが出来る。色気のある女優、清水まゆみの若き魅力も満載で、彼女の代表作の1本でもある。




10) 清水の暴れん坊 (1959年公開、カラー作品)
清水の暴れん坊の異名をとる放送プロデューサーが単身麻薬組織に乗りこんで、特ダネを狙う痛快アクション作品。不運の交通事故死を遂げてしまった伝説の俳優、赤木圭一郎が石原裕次郎との初共演を果たした作品でもある。また、北原三枝と芦川いづみの豪華なダブルヒロインが共演しており、芦川いづみは赤木圭一郎の妹を健気に演じている。映画としてもなかなか面白いし、当時の東京の町並みなども楽しめる。芦川いづみもやっぱり裕次郎との共演作は魅力的に映る。



11) 鉄火場破り (1964年公開、カラー作品)
黄金の腕を持つ壺降りの政が、伝説のイカサマ師、カミソリの竜に挑む。裕次郎が賭場を渡り歩きながら竜を探す当時流行したヤクザ映画、博打映画の1本だが、裕次郎と結婚することになる月メの千鶴役を芦川いづみが演じており、和装姿もやはり美しいということを痛感する作品。但し、芦川いづみのキャリアの中では比較的晩年の作品とも言えるが、大人の魅力が漂う作品として楽しめた。




新たに11本の芦川いづみ映画を今回初めて観賞したが、どれも芦川いづみの美しい姿を拝むことが出来る“歴史遺産”であった。この11本の中で一番芦川いづみ的な観点で特に気に入ったのは、『東京の孤独』、『祈るひと』、『男なら夢をみろ』の3本。彼女の活き活きした魅力がまさに真空パック保存されているかのような作品であり、且つ純粋に映画としても楽しむことが出来た。

それにしても、1950年代後半から1960年代の日活映画は何とも活気があって楽しい。まさに日本映画の黄金時代であり、みんなタフガイ/裕次郎に憧れ、そして芦川いづみに恋をしたことが容易に想像出来る。当時裕次郎以外に日活のスターとして人気があった小林旭、赤木圭一郎、宍戸錠、そして多くの作品で脇を固めた小高雄二、葉山良二、渡哲也などは今見ても味わい深いが、やっぱり自分としては裕次郎に一番惹かれる。裕次郎も顔を良く見ると決して今で言う圧涛Iなイケメンでは無いが、そのキュートな笑い顔、独特な雰囲気とオーラ、そして太陽族としてまさに新しいタイプの男らしい存在が、高度成長期の日本に勇気を与えたのだろう。今見ても裕次郎の魅力は決して色褪せていない。そして当時の女優陣もかなり豪華。裕次郎と結婚した北原三枝、浅丘ルリ子、中原早苗、清水まゆみ、和泉雅子、そして今でも日本を代表する女優、吉永小百合。この日活黄金時代は、実に多くのスターを輩出したものだ。本当に良き時代であったことを、当時の映画を見ながら痛感してしまう。

そんな素晴らしい時代に爽やかな風を送り込んだ芦川いづみ。これでかなりの数の芦川いづみ作品を観賞・コレクションしてきたが、まだ見ぬ作品を求めてこれからも楽しんで観賞して行きたい。近々に、現時点で僕の選んだ芦川いづみ作品ベスト10を御紹介したい。