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blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

『くまモン』と『バリィさん』のデザインは秀逸

2012-12-31 23:00:00 | デザイン
日本ではここ数年、すっかりゆるキャラブームだ。
ゆるキャラとはあのみうらじゅんが命名し、
布教活動を始めたというが、
日本の地方都市の活性化、
そして各地域からの情報発信という意味では、
とても優れた手法である。ブーム自体は
長続きしないケースも多いが、
地元民に長く愛されるキャラクターになれば、
地域にもたらす経済効果もバカにならない。

その最たる例が、2010年のゆるキャラ
グランプリで初代の王者となった「ひこにゃん」。
ご存じな方も多いだろう。



そして、2011年のゆるキャラグランプリを制した
熊本県のゆるキャラ、「くまモン」はゆるキャラ人気を
不動のものとしたが、国内では、くまモンによる経済効果が
何と100億円を超えるというからその威力に脱帽である!
熊本県知事からもその功績を表彰されたのだ。



更に、先日何とアメリカのウォールストリートジャーナル紙
1面にも取り上げられ、世界的に有名なキャラクター
となったのには本当に驚いた。



日本全国に数々存在するゆるキャラの中でも
くまモンのデザインは特に秀逸だ。
絵描き歌でも作れば、すぐに誰でも描けてしまいそうな
シンプルなデザインに、色は引き締まった黒を
ベースにしながら、白い口まわりと赤いほっぺという
何とも見栄えのするカラーリング。



そしてそのびっくらこいたような、
ある意味すっとぼけた表情が実に愛くるしい
キャラで、知名度はすっかり全国区である。
「熊本県営業部長 まるごとくまモンBOOK」と
いう本まで全国で発売されている人気ぶり。



そして、今年のゆるキャラグランプリは
僕の田舎でもある愛媛県今治市のゆるキャラ、
「バリィさん」が見事グランプリに。



昨年のグランプリのくまモンとのこの受賞時の
ツーショットがまた最高に面白い。



くまモンほどのインパクトは無いが、
焼き鳥が有名な今治なので、今治から”バリィ”と命名し、
キャラとしては鳥をモチーフにしたものとなった。
瀬戸大橋をティアラに見立てており、しっかり
地元の名所もアピール。
こちらもやはりそのシンプルなデザインが
なかなか良く出来ている。
小脇に船を抱えているのも何ともユーモラスである。




僕もキャラクターを描くのが好きだが、
こう言ったゆるキャラの描き方はとても参考になる。
あまり凝り過ぎたものよりも、如何にシンプルな
中にインパクトを持たせるか。それでいて
地域の特色をPR出来るかが重要で、
地元に愛されるキャラでなければならない。
簡単なようで実は相当難しい。

くまモン、バリィさん人気は経済効果を産みながら
暫くは続きそうである。


さらば、ゴジラ松井!

2012-12-29 00:02:00 | スポーツ
ゴジラこと松井秀喜が、
先日ついに引退を発表した。



まだまだ野球が出来ると思っていたし、
日本からも古巣のジャイアンツを始め、
松井を必要としているチームは
多いと感じていたので、
大リーグで続けるか、又は日本のプロ野球に
復帰してでも頑張ってほしかった。
しかし、足の怪我が治らない状況で、
“今、仮にジャイアンツに戻っても、
ファンがイメージしているゴジラ松井を
みなさんに見せることが出来ないと思った、“
と松井は語った。



ベストのイメージを残したまま、
球界から去るという彼の美学が何とも潔く、
カッコいいと思った。

松井と言えば、ジャイアンツの黄金時代を
支えた不動の4番。その戦績は本当に
輝かしいものがある。日本で10年、
アメリカで10年、通算507本塁打、
ホームラン王3回、打点王3回、首位打者1回、
オールスターや日本シリーズのMVPも獲得。

ヤンキースに渡ってからもワールドシリーズでの
優勝、そしてMVPを経験するという、
前人未到の記録を達成。



2007年にまだNYに住んでいた頃、
ヤンキーススタジアムで見た、
松井 vs. 桑田の対決が忘れられない。
桑田は結局大リーグの一軍で投げたのは、
この1試合だけであったが、奇跡的な
このタイミングで松井と桑田を見たのは
最高の思い出である。



そもそも日米両方で最も伝統のある名門チームで
プレーするとは、野球人が一度は夢見るであろう
ことだが、それを松井は見事に実現したのだ。
その意味では、野球人生悔い無しかもしれない。

去就が注目されていた松井が、
またジャイアンツのユニフォームを
着てくれたらと、ジャイアンツファンとしては
密かに願っていたが、彼のプレーが
もう見れなくなるのは本当に残念である。



松井選手、これまでたくさんの思い出を
どうもありがとう!
そして20年間、お疲れ様でした!!


『たまプラーザテラス』でのミニライブ!

2012-12-28 07:31:00 | 好きな場所
僕は東急田園都市線のたまプラーザに住んでいるが、
とても大好きな町だ。
どこでも住めば都と言うが、僕の実家が
同じ沿線の青葉台であったことも有り、
青葉区/田園都市線エリアには昔からとても馴染みが深く、
とても住み心地が良い。
妻の実家が二子玉川であったことも有り、
住居を構えるのはたまプラーザ周辺と昔から決めていたが、
やはりアメリカのように車で行動出来る
この郊外型生活環境は、慣れてしまうと最高に快適である。
緑が多いのも特徴的で、子供を育てるにも最適な環境が揃っている。

そしてこのたまプラーザには、
『たまプラーザテラス』と呼ばれる駅ビルがあるが、
2009年に大型駅ビル型ショッピングモールとしてオープンした。
たまプラーザテラスは、古くからある東急SCにも繋がり、
店舗数やラインアップもかなり充実しており、
沿線を代表する快適で便利なショッピング空間となっている。
緑も多く配置し、開放的な設計デザインがとても魅力的だ。
これを気に、たまプラーザの雰囲気も、
より賑やかな街に大きく変貌した。




このたまプラーザテラスには、中庭的な小さな
イベントスペースが設けられているが、
最近ここで比較的有名なアーティストがミニライブを行っている。

先月は、次第に名前が知られ始めているFairiesが
ライブパフォーマンスをしていた。
わざわざたまプラーザテラスまで来ての
営業も大変だなあと思ったが、当日はかなりの人が集まっていた。




Fairiesとは7人組の女の子のダンスアイドルグループ。
中でもメンバーの下村実生は僕のお気に入りだ。
容姿も可愛く、歌も踊りも実力派なFairiesは、
これからが楽しみなグループだ。
まだアルバムはリリースされていないが、
そろそろシングルも溜まってきたので、
アルバムの発売を楽しみにしたい。

そして12月15日にはGirls Next Doorがミニライブ。
一時は嵐の大野君が出ていたドラマ『歌のお兄さん』
にも出演したり、シングルヒットも次々と飛ばして
勢いがあったGirls Next Doorだが、
最近ではやや活動が目立たない。
しかし、先日ニューシングルをリリースしたようで、
新曲と過去のヒット曲を披露していた。



これからメジャーになる若手アーティストや、
既に名の知れているアーティストなど
たまプラーザにも色々と来るようになったのは、
この町のプレゼンスも随分と上がってきたものだ。
地元民としてはとても嬉しいことだ。

1月20日には僕が高校時代にハマっていた白井貴子がミニライブを
やるようだ。白井貴子は最近どうしているのかと思っていたので、
こちらもぜひ足を運んでみたい。



ブルーノマーズは最高!

2012-12-19 07:33:00 | 音楽
ブルーノマーズのセカンドアルバム、
『Unorthodox Jukebox』がリリースされた。
実は、前からブルーノマーズのファースト
アルバムの評判は聞いており、
ダウンロードしたいと思いながらなかなか
出来ていなかったが、今回のセカンドアルバム
リリースでついに聴いてみることにした。



そして聴いた瞬間、その耳に残る
キャッチーな曲にまず驚いた。
更に、歌い方の上手さにも驚いてしまった。
新たに聴くアーティストで、瞬間的にイイ!
と感じたのは久しぶりではないだろうか?



ブルーノマーズの曲風は基本R&B的だが、
カニエウェストやクリスブラウンのような
ストリート系に比べてかなりアーバンで、
レゲエのエッセンスが散りばめられている。
ハワイ出身ということもあってか、リゾート的な、
力が抜けた雰囲気がとても新鮮だが、
決して緩くなり過ぎてもおらず、
意外にもエッジの効いた曲は多い。



声もなかなか特徴的で、
そのセクシーなハイトーンヴォイスは
女性も虜にしているらしいが、
Ne-Yoやマイケルジャクソンにも近い。
ブルーノはルックスもなかなかいいのだ (小栗旬にも似てる?)。

アルバム収録されているのは下記10曲。
曲数が多過ぎる傾向にある昨今のアルバムにあって、
10曲というのも潔い。

1) Young Girls
2) Locked out of Heaven
3) Gorilla
4) Treasure
5) Moonshine
6) When I was your man
7) Natalie
8) Show Me
9) Money makes her smile
10) If I knew

『When I was your man』では、
マイケルジャクソンにも似た雰囲気が漂う。
かと思えば、『Money makes her smile』では、
何ともカニエウェスト的な曲風。
『Treasure』は70's的で、シックのようなファンキーな展開に。
『Gorilla』では後半、プリンス的な見事な裏声を披露している。
シングル『Locked out of Heaven』はレゲエの
エッセンスを入れながら、絶妙なャbプに仕上がっている。
一曲一曲のクオリティーが高い。



以上からも分かる通りとてもバラエティーに富んでおり、
それでいてブルーノマーズらしい統一感が
アルバム全体を支配している。

このニューアルバムを聴いてすっかり
ブルーノマーズにハマった僕は、彼のファーストアルバム、
『doo-wops and hooligans』もダウンロードしたが、
これがまた何とも傑作!下記全12曲だか、
各曲のクオリティーが極めて高い。



1) Granade
2) Just the way you are
3) Our first time
4) Runaway Baby
5) The Lazy Song
6) Marry You
7) Talking to the moon
8) Liquor store blues
9) Count on me
10) The other side
11) Somewhere in Brooklyn
12) Talking to the moon (acoustic version)

まずはキャッチーで、ハイクオリティーのシングル
『Granade』と『Just the way you are』はラジオなどで
頻繁に聴いていたが、この2曲以外の10曲も
甲乙付けがたいくらいどれも素晴らしいのだ。
やはりブルーノマーズが人気となっている理由が良く分かった。



『The Lazy Song』は緩いレゲエナンバー。
歌詞も、『今日は何にもしないで、ベッドでゴロゴロしたい』
と歌っており、タイトル通り相当ゆるゆるである。
『Runaway Baby』は一転してハイテンモネロックで、
その勢いが心地良い。
『Marry You』はとても爽やかで明るさに満ちたナンバー。
『Talking to the Moon』は、サビが何とも切なく
美しいメロディーで、アコースティックバージョンも収録。
バラードの傑作である。
『Somewhere in Brooklyn』はキラキラした爽やかさに溢れた曲。



ファーストアルバム、そしてリリースされた
ばかりのセカンドアルバム、共に近年稀に見る名盤になっており、
ブルーノマーズの魅力を思う存分に楽しめる内容になっている。


見事な傑作、『007スカイフォール』

2012-12-18 07:11:00 | 映画
先週、007シリーズ最新作にして、
ダニエル・クレイグによるボンド第三弾となる
『スカイフォール』を観てきた。



イギリスと米国では記録的な大ヒットとなり、
今作が007シリーズ歴代最高の興行収入を
上げて、ついに日本にも上陸である。
前評判を聞いただけでもワクワクしてしまう。



僕はこれまでの歴代ボンドもみな好きだが、
その中でもダニエル・クレイグは特に気に入っている。
高フような肉体美とその圧涛Iなスピード感は
今までのボンドには無い魅力であり、
若き日のショーン・コネリーにも通じるものがある。
その意味では、原点回帰という風にも解釈出来る。
また、激しいアクションにより時に傷付き、
苦悩する様はとてもリアルで、
ボンドも生身の人間であることを
観客にもしっかりと意識させる。
いくら走っても汗一つかかず、髪も殆ど乱れない
ピアース・ブロスナンのボンドとは
大きくイメージが異なる。
それでいて、ロジャー・ムーアほど常に
エロくも無く、普段はクールだが、
適度にボンドガールとも楽しんでしまう、
バランスの取れたボンドなのである。



ダニエル・クレイグの第一作であった
『カジノロワイヤル』があまりにも傑作であった
為、第二作の『慰めの報酬』は良作ではあった
ものの、僕の中では『カジノロワイヤル』を
上回ることが出来なかったのだが、
今回はより原点回帰していると
聞いて、公開前から楽しみにしていた。



そして見終わった感想。。。
やはり『スカイフォール』は前評判通りの
傑作であり、『カジノロワイヤル』にも並ぶ
出来映えであると感じた。
そして、ロンドン及びスコットランドでのシーンが
多かったせいか、変な浮ついた派手さもなくなり、
まさに原点回帰したかのような品格と重厚感が
伴った作品になったのではないかと思う。

今回はMへの復讐に燃える元MI6のエージェントの
シルヴァがボンド、そしてMに罠を仕鰍ッる。
シルヴァ役にはハビエル・バルデム。
あの『ノーカントリー』では殺人鬼を演じて
アカデミー助演男優賞に輝いたが、今回も変質的で
Mに執着する男を怪演している。
ちなみに、過去6作品でM役を務めてきたジュディー・デンチは
今回で卒業となるが、その理由は映画をぜひ見て頂きたい。



ボンドカーには、007に最も馴染みの深い名車、
『アストンマーティンDB5』が久しぶりに登場。
銃はやっぱりワルサーPPK。
そしてダニエル・クレイグボンドシリーズに
今回初めてQが復活し、これまた007シリーズには
欠かせないMの秘書のマネーペニーが
誕生するエピソードとなっている辺りは
往年のファンへの敬愛も忘れない。



物語的には、『カジノロワイヤル』がボンドガール
への執着による愛に一途で濃厚なボンドだと
すれば、今回はMにとことん拘った作品という
意味で特筆に値するエピソードだ。

ボンドのアクションや冒頭のチェイスシーンも
迫力満点で、007には欠かせないカジノシーンと
タキシード姿のボンドもしっかり押さえている。
しかし、唯一今作で不満が残るとすれば、
ボンドガールにあまりインパクトが無かったことか。
『カジノロワイヤル』では、美しいエヴァ・グリーンを
ボンドガールに迎え、愛に満ちた作品となって
いた点が大きな魅力だったが、今回はあまりにも
Mに焦点が当たってしまったが故、
ボンドガールの影が薄くなってしまった。
次回作はもう少しボンドガールとの絡みを
期待したいものだ。

『スカイフォール』のテーマ曲を歌うのはアデルで、
こちらも公開前から話題になっていたが、映画と共に
こちらも大ヒット中。『007ダイヤモンドは永遠に』の
テーマにも似た雰囲気のナンバーだ。



楽しみにしていた007の新作も見終わってしまい、
早くも次回作に期待が高まる。次回までまた数年は
待たなくてはならないのが待ち遠しい限りだ。
今回で007シリーズ50周年を迎えた
記念作を観て、やはり007シリーズの魅力を
改めて強く感じた。