goo blog サービス終了のお知らせ 

blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

男のロマン「宇宙戦艦ヤマト復活編」観賞!

2009-12-30 10:22:00 | 映画
昨日、ヤマトシリーズの劇場用新作映画、「宇宙戦艦ヤマト復活編」を映画館に見に行った。1983年に「宇宙戦艦ヤマト完結編」が劇場公開されてから、実に26年ぶりの復活である。今を思えば、「完結編」公開初日に劇場で見る為、始発電車で渋谷の映画館に向かい、ヤマトの生みの親である西崎義展のサインを貰ったことを今でも鮮明に覚えている。それほど、当時はヤマトに熱狂していたものだ。今回久しぶりに見た新作のヤマトは、当時の熱い思いをまた思い出させてくれる熱い作品であり、感無量であった。



ヤマトは何故これほどまでにファンを熱くさせてきたのか?ヤマトが登場した当時の時代背景もあるだろうが、やはり今回の新作を見ても感じるのは、ヤマトが常に日本人の中にある「大和魂」の象徴で有ること。そして放映が開始された1974年頃を考えると、宇宙を舞台に”地球を守る”という今までに無いスケールの大きなテーマに当時のファンも完全にとりつかれ、アニメの枠を超えたロマンを感じることが出来た異色作品であったという点だろう。これはスターウォーズが公開される3年も前の話である。男の子はヤマトの戦艦などのメカにも熱狂したものだ。そしてやはり魅力ある悪役が欠かせない。デスラー総統は今でもアニメ史上に残る名悪役であろう。また、ヤマトで常に注目されてきたのが、主人公古代進と森雪のラブロマンスの行方。この2人は当時理想のカップル像として良く取り上げられたものだ。そして、「完結編」のラストでついに2人は結ばれたのだが、これも当時大きな話題になり、ファンが熱狂したものだ。



今回の「復活編」は西暦2220年が舞台。移動性ブラックホールが太陽系に接近し、地球滅亡まであと3ヶ月という地球最大のピンチという局面で、地球からアマール国に移民を開始するが、宇宙を支配する議長国家SUSに地球の移民船団が襲撃を受ける。このピンチを救うべくアクエリアスに沈んだヤマトが満を持して復活するのである。新たなる強敵SUSに対してヤマトが真っ向から挑んでいく姿をスケールたっぷりに描いている。そしてヤマトと言えば、やはり「波動砲」である。この最強兵器、波動砲は今回パワーアップしており、何と6連射が出来る形になっているところはさすが最新作である。

またキャラクター設定に関しては、これまでのヤマト作品で艦長を勤めてきた沖田十三亡き後、38歳になった古代進が新生ヤマトの艦長となる。そして古代進と「完結編」で結ばれた森雪の間に産まれた娘、古代美雪(16歳)が登場し、シリーズとしての継続性を意識させる。そしてかつての同僚である島の弟や、ヤマト乗組員の真田、佐渡酒造先生/アナライザーなど、ヤマトファンには嬉しいお馴染みのメンバーに加え、電算室チーフナビゲーターである折原真帆や医師でありながら女パイロットでもある佐々木美晴など、新しく若い乗り組み員も多く加わり、新たなヤマトを魅力的に描いている。そして技術面では、やはり26年前に比べ、アニメのクオリティーが大幅に高まっており、迫力満点の映像を作り出している。



今回の「復活編」で注目すべきところは、沖田艦長から多くのことを学び、38歳になって立派な艦長となった古代進に、乗組員をマネッジするマネジメント力の大切さが改めて描かれていること。そして古代の大和魂に敵もが感銘を受ける場面も有り、熱いロマンもしっかりと新作に受け継がれているのだ。マネジメントに関しては、野球で言えば、藤田監督の下で多くを学び、自らも日本最高の監督となった原監督の姿を照らし合わせることが出来るが、これも日本人が好きなテーマ設定の一つであろう。そして古代の1人娘である美雪との親子間の微妙な関係が描かれているが、中年男性の哀愁が表現されており、古代進と同世代の僕としては考えさせられる内容が実に多かった。恐らく、僕と同世代である往年のヤマトファンも同じ思いで見ていたことだろう。



来年は「ヤマトイヤー」となる。今回の「復活編」で幕が開け、2010年12月には実写版ヤマトである「SPACE BATTLESHIP ヤマト」が公開される。何と言っても話題は古代進役に木村拓哉、そして森雪役に黒木メイサ。この他にも沖田艦長に山崎努や、他にも西田敏行、柳葉敏郎、堤真一、緒方直人、高島礼子、池内博之、マイコ、橋爪功など、名優が多く出演する予定というから楽しみだ。当初森雪役には、沢尻エリカが内定していたらしいが、解雇騒動などで白紙となり、新たに黒木メイサに決まったらしい。日本のSF映画はハリウッドに比べて見劣りしてしまう為、最近は映画界もあまり真剣に取り組んでいなかったように思うが、今回はヤマトという題材に主演陣の魅力、そして実写版になった際の特撮レベルにも大いに注目である。監督には、「ALWAYS 三丁目の夕日」の監督である山崎貴があたる。


サンフランシスコの新しいシーフードレストラン

2009-12-28 17:02:00 | マイグルメ
サンフランシスコのシーフードと言えば、通常は海沿いの「Fisherman’s Wharf」に面したカニ料理などのシーフードレストランが有名で、Sourdoughと呼ばれる酸っぱいパンを繰り抜いた中にクラムチャウダースープを入れて飲むのが定番料理の一つだ。しかし、2年ほど前にサンフランシスコのショッピングエリアであるユニオンスクエアからも程近いSOMA (South of Market Street/マーケットストリートの南に位置するエリア)にある、Anchor & Hopeというシーフードレストランをご紹介したい。ここは今年春にも一度出張の際にランチで訪れてすっかり気に入ったレストランだが、今回も出張者メンバー6名でディナーのために訪れた。ちなみに、ユニオンスクエアに立てられたクリスマスツリーは、なかなか見事であった。



「Anchor & Hope」は、古い倉庫をおしゃれに改造したかのような作りで、バーカウンターの上には鬼太郎の目玉おやじのようなデザインの電灯が有り、壁面には面白い魚のイラストが描かれていて、変わった演出が成されているが、全体的にはモノトーンでシックに纏められたインテリアで、おしゃれな雰囲気。




そして料理はシーフードを中心にしたメニューで、どの料理もかなりレベルが高い。僕はAhi Tunaの料理を注文したが、実にあっさりとマグロを炙ってある上にソースが鰍ゥった料理は絶品であり、量もちょうど良い感じだった為、完食することが出来た。これとあわせて注文したソノマの白ワインもまた格別であった。シェフもどうやら有名な女性シェフらしいのだが、女性らしい繊細な料理は味も視覚的にも美味しい。



都会的なサンフランシスコを味わいながら、観光客向けでは無い、本当に美味しいシーフード料理を堪能したい場合にはお勧めのレストランである。

Anchor & Hope
83 Minna Street
San Francisco, CA
415-501-9100
http://www.anchorandhopesf.com/flashsite/index.html





アリシア・キーズの傑作ニューアルバム

2009-12-26 16:19:00 | 音楽
ちょっと音楽系のエントリーが続いてしまうが、先日の米国出張でアリシア・キーズのニューアルバムを購入した。アリシアはこれまでに3枚のスタジオアルバムと、1枚のUnpluggedライブアルバムをリリースして、全て全米初登場1位、そして大ヒットを記録。2002年にはグラミー賞を5部門受賞し、名実共にアメリカを代表する実力派R&B女性ボーカリストである。ビヨンセが肉体系ならば、アリシアはやや控えめのインテリ系だが、そのソウルフルな歌声は特徴が有り、魅力的である。そして、今回2年振りにリリースされた4枚目のスタジオアルバム「The Element of Freedom」はまたまた期待を裏切らない傑作である。



実は、僕はこれまでそれほどアリシアの作品をじっくりと聴いたことが無かった。ファーストアルバム「Songs in A Minor」は購入して聴いていたのだが、その後のアルバムなどはリリースされたことは知っていたのだが、購入して聴いていなかった。しかし、今回米国出張の際にアメリカのテレビの番組でアリシアのインタビューを放映しているのを偶然見てしまい、自然体な彼女の応対ぶりに凄く惹かれてしまい、ニューアルバムの宣伝を聞いて思わずアルバムを購入したくなったのだった。



「The Element of Freedom」は下記全14曲を収録。全体的に凄くバランスの取れた内容で、しかも完成度は高い。シングルクオリティーのキャッチーな曲も多く、特に気に入っているのが、今シングルとしても大ヒット中の4曲目「Try Sleeping with a Broken Heart」は美しいメロディーながらも力強いナンバーとなっている。後は、3曲目の「Doesn’t Mean Anything」、そしてあのビヨンセとの豪華 & 強力デュエット「Put it in a Love Song」は素晴らしい傑作。他にもNYをテーマにした「Empire State of Mind (Part II) Broken Down」なども、ビリー・ジョエルの「New York State of Mind」にも通じる名曲だ。

1. Element of Freedom
2. Love is Blind
3. Doesn’t mean Anything
4. Try Sleeping with a Broken Heart
5. Wait till you see my Smile
6. That’s how strong my Love is
7. Un-Thinkable (I’m ready)
8. Love is my Disease
9. Like the Sea
10. Put it in a Love Song
11. This Bed
12. Distance and Time
13. How it feels to Fly
14. Empire State of Mind (Part II) Broken Down



アルバムのジャケットも紫のトーンの中に美しい鎖骨を披露したアリシアが登場しており、なかなか目をひくデザインである。どの曲も凡作は無く、なかなか聴き応えのあるアルバムに仕上がっており、アリシアファンでは無い人にもお勧めの1枚である。やはりこういう王道的な女性R&Bボーカルは聴いていて実に気持ちが良い。



YMO、そして坂本龍一にまたはまってます

2009-12-25 23:38:00 | 音楽
昔、中学生の頃、YMOにはまっていた時期があり、そしてシンセ音楽全般的に相当はまっていたものだ。最近、何故だが無性にまたYMOや坂本龍一の音楽が聴きたくなって、ブックオフでCDを探した。そして、YMOのメンバーの一人であった細野張臣監修のベスト版である「YMO GO HOME!」を購入した。これは2枚組でヒット曲が殆ど網羅されているので、お勧めである。やっぱり久しぶりに聴くYMOの作品は素晴らしい。僕は完璧なインストルメンタル作品が好きで、特に好きな曲は王道ながらも「Rydeen」、「Technopolis」、「Behind The Mask」、「Cosmic Surfin」などのヒット曲や、「Multiplies」、「Tighten Up」、「Nice Age」、「Firecraker」なども好きな曲である。YMOのメンバーが下手な英語で歌っている”歌詞有り”の作品はあまり好きでは無いが、例外として「君に胸キュン」はアイドルに提供してもおかしくない素晴らしい出来栄えの作品だと思う(個人的にはYMO自身が歌わない方が良かったように思うが)。




そしてYMOの解散後は、その延長線上として自然と坂本龍一の音楽にも興味を持ったものだ。以前良く聴いていた坂本龍一の初期ベストアルバムの一つに「Gruppo Musicale」という作品がある。昔はCDをレンタルしてカセットテープにとって良く聴いていた記憶があるのだが、どうやらCDは見当たらないので所有していなかったようである。先日ブックオフでYMOのCDを探していた時に、この懐かしい「Gruppo Musicale」のCDも発見したのでこちらも迷わず購入した。坂本龍一の曲は色々なジャンルの曲にチャレンジしていて面白いのだが、音やリズムの繰り返しばかりで民族音楽のような実験的な作品も多く、僕的にはどうも好きになれない退屈な曲も多いのだが、一方で時に圧涛Iに美しいメロディーの曲がいきなり登場したりする。この「Gruppo Musicale」はベスト版にて、比較的にキャッチーな曲も多く入っているのだが、その中でも機械音でテン?ヌく始まり、やがて美しいシンセやコーラスが重なる「黄土高原」、そしてこれまたシンセ音を重ねながらメインメロディーの美しさに心を打たれる「Self Portrait」の2曲は旋律が本当に美しく、どちらもシンセによって奏でられる絶妙な音のバランス感覚を持った傑作と言えよう。数多い坂本龍一の楽曲の中でも特にこの2曲が好きである。



これ以外では、やはりソロアーティストとして彼を一躍有名にした名曲「戦場のメリークリスマス」、そしてアカデミー作曲賞を受賞して、世界の坂本龍一となった「ラストエンペラーのテーマ」はスケール感があって天下一品の出来栄えである。そして、ピアノが美しい曲と言えば、やはり忘れられないのが三共リゲインのCM曲として話題になり、癒し系音楽として爆発的にヒットした「Energy Flow」だろう。これは、マキシシングル「ウラBTTB」に収録されているが、このマキシシングルの2曲目には「筑紫哲也のニュース23」のテーマ曲や、映画「鉄道員」のテーマなども美しいピアノ曲として収録されているので必聴だ。そして、花王アジエンスのCM曲としても話題になった「Asience」も早いピアノの旋律が心に響くいい曲だ。ファンからの熱い要望により、「/04」という坂本龍一自信のコンピレーションアルバムに収録された。この他ピアノ曲では、2008年にシングルとして発売された「koko」という曲も切ないバラード曲もお気に入りの曲である。





今年もやっぱり「倉木麻衣」で締めくくり!

2009-12-23 00:25:00 | 音楽
先日、今年5回目となる倉木麻衣のライブに行ってきたが、毎年12月はその年のライブツアーの締めを東京国際フォーラムで行うことが定番になっている。昨年の12月も参加したが、今年もいよいよそんな季節になったものだ。最近は倉木麻衣のライブが季節の節目節目で思い出されるようになった。



今年のツアーは、彼女のデビュー10周年として「10th Anniversary Live Tour “BEST”」と題して夏の幕張メッセでスタートして、半年間で日本全国を周っていた。この半年、僕はまず7月4日-5日の幕張メッセでのキックオフに参加し、その後8月16日の世田谷区民会館でのライブ、そして今回の締めとなる東京国際フォーラムと、同じツアーで3回もライブに参加した。同じツアーなので、基本的に歌う曲はほぼ同じである為、すっかりお馴染みのラインアップなのだが、それでもその時々の生の倉木麻衣を見ることが出来て、各ライブでの微妙な違いが印象に残った。



いつも彼女のライブに参加すると思うのは、自分があの立場だったら、さぞかし気持ちいいことだろう、ということだ。倉木麻衣が腕をあげたら、会場のみんなもあげる。会場に鰍ッ声をかけたら、すぐに反応が帰ってくる。まさに宗教で言えば、ちょっとした教祖だ。会場みんなが自分のファン。そしてそんなファンに囲まれるプレッシャーも逆にあるかもしれないが、自分のことが好きなファンに囲まれて自由にファンを操れるほどの快楽もないと思うわけだ。自分がそんな立場になったことが無いのでわからないが、きっと最高に気持ちのいいものでは無いかと、客観的に見ていて感じてしまう。東京国際フォーラムでのライブは、いつも平日ということや、場所柄も有り、やはりスーツ姿のビジネスマンが結構多い。会社が終わってからライブに駆け付けたという感じだろう。2時間半も続いたライブは、最後まで大いに盛り上がりを見せた。やはりアンコールはすっかり定番となった「Always」やみんなで合唱する「Chance for You」などで盛り上がり、今回最後の曲はこれまたみんなでスメ[ツタオルを振りながら盛り上がる「Diamond Wave」で幕を閉じた。



そしてちょうど今日、このBESTツアーの模様を収めたライブDVDが発売となったので、すぐに購入した。4枚組のこのパッケージは、夏の幕張メッセからの映像、そして僕は残念ながら行けなかった10月31日のHalloweenライブの模様が収録されており、合計で300分以上ある豪華仕様である。今年のライブでは、スカート姿の衣装も頻繁に披露し、また化粧品のCDイメージキャラクターに選ばれるなど、女性らしさを意識した機会が多かったように思う。



それしても今年の倉木麻衣は、精力的なライブやイベント活動とTV出演、スケールも大きなライブツアー、CM主演、オリジナルアルバム1枚とベストアルバムの発売、そしてアジアツアーと、相当過酷なスケジュールだったと思う。来年は少しペースダウンして体を休めながら活動してほしいと思うが、やはり来年もオリジナルアルバムやファンクラブイベントなどは楽しみにしたい。