goo blog サービス終了のお知らせ 

blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

アバクロの兄貴ブランド、RUEHLの魅力

2007-05-21 10:18:30 | ファッション
アバクロブランドファミリーの中でも、最もターゲットとする客の年齢層が高い(22-35歳)ブランドがRUEHL No.925(ルール)だが、2004年から展開が始まった、最も新しいブランドでもある。まだ全米でも13店舗しかないので、その希少価値はアメリカでも高い。幸い、僕の住むNYの郊外、ニュージャージー州のGarden State Plazaショッピングモール(全米でも最も収益性の高いモール)にはRUEHLの店舗があるので、週末久しぶりに買い物に行ってみた。それにしても、RUEHLはなかなかカッコいい大人ブランドである。最近ちょっとRUEHLにはまっており、今回もまたいつもの悪い”Tシャツフリーク癖”が出てしまい、Tシャツを4枚も購入してしまった。この他に、ジーンズとビーチトランクス、それにャ鴻Vャツを購入した(写真)。また、アバクロファミリー特有で、店内にプンプンしているコロン(写真)も今回試しに買ってみた。


RUEHLのコンセプトは、ニューヨークのグレニッジビレッジ。だから、ニューヨークのブランドで店構えも例えばHollisterの南カルフォルニアとは異なり、マンハッタンのアパートのような、シックで都会的なイメージに仕上がっている(写真)。

RUEHLは大学を卒業した後の客層を狙っており、店内やブランド自体のイメージ戦略も、大人をターゲットとしている。商品もアバクロよりもやや高い価格設定になっており、でも、その分Tシャツなどの仕立ても良く出来ていて、品質もアバクロよりもやや高めという印象を受ける(が、実際にはあまりレベルは変わらず、その分利幅が高いんだろうが..)。買い物した商品を入れてくれる袋もしっかりしていて、取っ手も紐では無く、キャンバス生地のもの。袋にまで徹底して気を配るブランド戦略はさすがである。そして、店員もアバクロに比べて少々年齢も高め(と言っても若いが)。

アバクロのマスコットはムース、HollisterがSea Gull (かもめ)、そしてRUEHLはフレンチブルドッグの”Trubble”君。問題という意味のTrouble(トラブル)と引っ鰍ッて遊んでいるのではないかと思われる。このTrubble君は、ャ鴻Vャツの胸のロゴに現れる他、Tシャツでも色々な形で現れることが多い。ちなみに今回僕が買ったTシャツには右下にTrubble君がいたり、中央にいたりと、結構やんちゃなやつである。


僕のT-シャツコレクション!

2007-05-20 10:00:53 | ファッション
僕はTシャツが兎に角大好きで、自分でもTシャツをデザインしているくらいだが、好きなブランドのロゴ/プリントTシャツ、旅行先のサーフショップなどでも必ずT-シャツを購入してしまう。Tシャツは気軽に着れて、そのくせャbプ性も高く、自己主張のツールにもなる、貴重なメディアでも有り、トレンドや文化がそこにある。随分と古くなったものは一部捨ててきたが、実際にはなかなか捨てられないものも多く、Tシャツの数はどんどん増える一方だ。でも、悲しいことに、平日はスーツで仕事をしているので、Tシャツを着れる時って週末くらいなもの。しかも時期的にも限られているので、Tシャツがどんどん増えても、なかなか全て着きれないので、どうしても着るものが限られてしまう。出来れば、毎日Tシャツで仕事が出来る職業、更にTシャツを年中着れるような温暖な気候の場所に住めれば最高なのだが。
最近、古いTシャツをかなり処分したが、その際に持っているTシャツの写真を撮って記録を残すことにした。今回は、僕の今のお気に入りTシャツを計12枚紹介したい。まずはお気に入りベスト6を紹介する。


① Ruehl No.925のグレーTシャツ
生地がしっかりしていて凄く着易い。今一番お気に入り。昨年の夏に購入。
② Von DutchのネイビーロゴTシャツ
僕の好きなカジュアルブランド、Von DutchのベーシックなロゴT。昨年LA本店で購入。
③ HollisterのグレーロゴTシャツ
Hollisterのマスコットである“かもめ”をあしらったシンプルなもの。かもめがピンクなのが気に入っている。
④ アルマーニ・ジーンズのTシャツ
アルマーニのTシャツは好きで結構持っているが、これはAJMと書いてあるシンプルなもの。
⑤ エンャ潟I・アルマーニのTシャツ
これもアルマーニでお気に入りの、EA 7シリーズのTシャツで、かなり頻繁に愛用している。
⑥ メ[ル・フランクのHertz Donuts Tシャツ
メ[ル・フランクは好きなブランドだが、そこで昨年見つけたもの。

続いて、お気に入りベスト7から12はこちら。

⑦ HollisterのCalifornia BaseballロゴTシャツ
Hollisterで昨年見つけたもの。僕の誕生日でもあり、好きな数字でもある”8”がお気に入り。
⑧ Le RoquetのロゴTシャツ (グレー)
2001年に旅行でカナダのケベックに行った際に、見つけたLe Roquetという犬をモチーフにしたデザインのTシャツを多く手鰍ッているショップで購入。今でもお気に入りの1枚。
⑨ Von DutchのスケルトンイラストTシャツ
これもVon Dutchの1枚。ガイコツがバイクに乗っているカッコいいロゴが気に入って購入。
⑩ Le RoquetのロゴTシャツ (紺)
これもLe Roquetで、ケベックで購入した。グレーの1枚と共に長年愛用。
⑪ エンャ潟I・アルマーニのロゴTシャツ
このロゴが物凄く気に入っている1枚。かなり長い間愛用している1枚。
⑫ Channel IslandsのネイビーTシャツ
Santa BarbaraにあるAl Merrickの有名なサーフショップで購入。Channel IslandのTシャツは好きで、他にも何枚か持っている (このブランドは昨年Burtonに買収されてしまった)



blue decoの写真集、現在印刷中!

2007-05-18 03:22:00 | My Artworks
以前のブログで、日本にある僕の自宅、”blue deco”の写真集を製作したいと書いたが、この程ようやく完成した(写真)。現在、印刷工程にあり、1週間程で完成したハードカバーの本が手元に届く予定。今回試しに利用したのは、アメリカのベンチャー企業Blurb社 (www.blurb.com)が提供するセルフ出版サービスだが、これが実に使いやすく、クオリティーも高い。現在取り組んでいるもう1つのプロジェクト、絵本の製作でも利用を検討したいと考えている。ちなみにBlurbを知ったきっかけは、仕事で米国のIT及びメディア系ベンチャーへの投資を検討している中で、以前、検討候補として浮上したことから。実に面白そうな会社だったので、今度サービスを使ってみようと日頃から考えていた。

さて、このBlurbのセルフ出版サービスについてだが、まずはwebsiteから無償ソフトの”Book Smart”をパソコンにダウンロードする。すると、パソコンのデスクトップ上に本の制作/編集ツールのインターフェースが現れるが、各ページ毎に本のコンテンツ(文章や写真)を簡単にアップしたり、削除/編集したり出来る仕組み。製作したい本の種類(写真集、小説、ブログ集、料理本、等)によって、様々な構成テンプレートが用意され、またページのレイアウトも実に種類が豊富で、実際に書店に売っている本のようなクオリティーの高いデザインが数クリックでいとも簡単に出来上がるのだ。Book Smartでバーチャルに本の各ページが完成したら、”Order Book”というアイコンをクリックする。すると、自動的にBlurbのwebsiteにコンテンツがアップロードされ、websiteでユーザー登録を行い、My Accountを作った後に、本の出版を注文する。本の制作から注文に至るまで、オンラインでの作業で全てが完了してしまう。僕の場合、本の原稿は既にパソコンで殆ど製作していたので、それをBook Smart画面に移植する作業が中心となったが、原稿がまだ無い状態では、このBook Smartは更に便利なツールとなるだろう。

この手のセルフ出版サービスは幾つか見てきたし、有名なベンチャーではLulu (www.lulu.com)も同様のセルフ出版サービスをBlurbに先行して展開しているが、見たところBlurbが一番凝っていて、Book Smartの使い勝手も良いと感じた。

本以外にも、最近コンスーマーの創造性を刺激する新たなベンチャー企業が実に増えている。米国ではコンスーマーがどんどん自分でコンテンツを製作し、販売していくという世界が様々な分野で広がっており、言わば僕がTシャツを簡単にOnlineで作れるようになったのも、このお陰である。これはUGM (User Generated Media)とか、CGM (Consumer Generated Media)などと総称されており、自分で製作した動画コンテンツをアップするYouTubeなどもこの領域に当たるし、本、ソフトウェア、ゲームなども一般ユーザーが製作したものをネット上で販売し、収益化するClick Bank (www.clickbank.com)などという企業も登場して、言わばロングテールと呼ばれる市場が急激に伸びているのだ。それにしても、ITの進化でクリエイティブな世界が身近になったものだ。


“アバクロ帝国”は拡大中!

2007-05-16 12:37:55 | ファッション
日本でもすっかりおなじみになったアバクロことAbercrombie & Fitchだが、相変わらずアメリカでも人気だ。WASP(白人)主義で、美しい男女の店員を各店舗に配置し、香水の匂いがプンプンする店内や香りが染み込んだ洋服は独特な”アバクロワールド”を作り出していて、実にアメリカ的でカッコいい”ライフスタイルブランド”であると言える。店内の音楽もターゲット層を意識したノリノリの曲が満載で、予め決まっているプレイリストと予め全店舗で決められている音量設定があり、この一貫したブランドイメージ戦略により、実にうまくマーケティングされているのだ。

2005年の11月には、アバクロ最大の旗艦店として、ニューヨーク5番街に店を構えた。ところが、なんとアバクロはニューヨークで115年も前に創業していたことを皆さんご存知だろうか? 意外なことに、元々アバクロとはアウトドアスメ[ティングウェアブランドとして、1892年にDavid Abercrombieによって立ち上げられたものだ。その後ニューヨークの大変に裕福な弁護士であったEzra Fitchが経営に参画し、Abercrombie & Fitchが正式誕生。1907年には、DavidとEzraの間でブランドの経営方針で意見が対立し始め、結局Davidは持ち株をEzraに売却して、アバクロはEzra単独の経営会社となる (写真は1909年当時のアバクロカタログ)。その後も老舗アウトドアブランドとして続くが、決して経営状態は良く無かったらしい。

1988年、Victoria’s Secretなどを傘下に持つThe Limited社が、アバクロのブランド再生に動き出す。そして、1990年から2000年の10年間を鰍ッてMike Jeffries CEOの下で、お洒落なTeenagerブランドとして生まれ変わることになり、現在に至っている。これは、老舗ブランドを活用した、見事なブランド再生劇である。

現在、アバクロは大学生向けのライン、Abercrombie & Fitch (18-22歳)、弟ラインのAbercrombie (Target 7-14歳)、それにハイスクール向けビーチウェアサブブランドのHollister(Target 14-18歳)を展開中。そして、最近は大学生以降のやや大人向けをターゲットとしたRUEHL No.925 (22-35歳)の展開もはじめている。RUEHLはまだ店舗数が全米でも少ないが、ちょうど家から車で20分くらいのところにあるニュージャージー州のGarden State Plazaモールに店があるので、購入が可能だ。そして2008年1月には、第5のブランドGilly Hick’sを立ち上げる。また、2009年にはいよいよ日本の銀座にも店をオープンする予定らしい (裏話として、アバクロは僕の勤める商社のアパレル事業部を始め、多くの商社や企業が日本での合弁会社設立を目指して提案したらしいが、アバクロはあくまでもフルコントロールの利く形で、自社展開する道を選んだらしい。店員の選考にも拘りが深い)。

先日、家の近所のモールにあるアバクロとHollisterを訪れ、アバクロではャ鴻Vャツ2枚と短パン、Hollisterではジーンズ2本を購入したが(写真)、相変わらずなかなか魅力のあるブランドである。


“マッケンロー命”のハイスクール時代

2007-05-12 00:33:00 | マッケンロー
NYに住んでいたハイスクール時代、異常なまでにテニス、それにジョン・マッケンローにはまっていた。マッケンローと言えば、7つのテニス4大大会優勝(ウィンブルドン3回、全米オープン4回)、シングルス通算76勝、ダブルス70勝でシングルスとダブルス共に世界ランク1位となったテニス史上に輝く偉大なプレイヤーで、80年、81年のボルグとのウィンブルドンでの死闘はテニスの歴史に残る名勝負だ。その素晴らしい成績とは別に、巨人の長島同様、彼は”記録”よりも”記憶”に残るプレイヤーだった。特に審判の判定に食って鰍ゥる、その悪童ぶりでも世界的に有名だが、僕は何よりも彼の件p的なショット(ゆるゆるにガットが張られたラケットから繰り出すあの神技ショット)と、天才的なボールプレイスメント、ネットでの絶妙なタッチ、サーブ&ボレーの積極的で型破りなプレイスタイルに憧れ、当時自分もマッケンローになりたいと、無謀にも彼のサーブを真似したりしていたものだ。当時、彼の出ていた殆どの大会のテレビ中継をビデオに録画して見ていた。

マッケンローに影響され、自分も良く友人とテニスをしていたが、彼が愛用していたラケット、Dunlop Max 200G (写真)を2本も買って、マッケンローが契約して試合で履いていた、Nikeの超カッコいいクロストレーニングシューズ「Nike Air Trainer Hi」(写真)も発売日前から予約して購入し、Nikeの黒と紺のチェック柄をベースにしていたマッケンローシリーズのテニスウェアなども買い揃えたものだ。ここまで来ると、完全なマッケンローフリークである。今を思えば、僕がNikeフリークになったのも、マッケンローがきっかけだ。



マッケンロー好きが講じて、僕は当時彼をモデルにしたキャラクターも多く作成していた。これも彼のウェアなどにあわせて描いたり、他の選手の似顔絵をベースにしたキャラクターをシリーズ化していたが、最近20年ぶりに当時のことを思い出して、下記の通りマッケンローを描いてみた。

実際に見に行った試合で一番印象に残っていて悔しい思いをしたのは、1985年の全米オープンテニスの決勝だった。その前年の1984年、マッケンローはレンドルを全米オープンの決勝でストレートにて撃破し、まさにマッケンロー全盛時代に突入していたが、同じ顔合わせとなった1985年の決勝は、大方の予想に反して、マッケンローのストレート負け(7-6, 6-3, 6-4)に終わってしまい、僕は、かなり機嫌悪く会場を後にしたのを良く覚えている。この決勝での敗戦を機に、テニス界はレンドルの黄金時代に突入した (レンドルはその後1986, 1987年と3年連続で全米オープンを優勝)。

マッケンローは1992年、33歳で現役を引退したが、最近では4大大会での解説者や、シニアテニスツアーでその勇姿を見ることが出来る。すっかり歳をとり、ボサボサ頭も白髪になったが、その件p的なボレータッチは今でも健在なのがファンにはたまらない。2001年、サンノゼに駐在していた時に、マッケンローの母校であるスタンフォード大学で行われたシニアツアーのエキシビション大会を見に行ったが、久々にマッケンローの試合を生で見て感動したものだ。もう1つ思い出に残っているのが、2003年にNY出張時に全米オープン観戦をした際、解説をしていたマッケンローと会場近くの売店付近ですれ違ったことだ。まさに”生マッケンロー”を超至近距離で見ることが出来たのだったが、こんなに近くで見たのは恐らく最初で最後だろうか。