
【★文字が?????で表示される】 補足説明
Ver.2004までのAutoCADには第1水準の漢字をサポートする「bigfont.shx」と、第2水準の漢字までサポートしている「extfont.shx」の2種類のフォントが、日本語用として用意されています。MSゴシックやMS明朝などのTTフォントがCAD上で使えなかった頃は、日本語や全角記号をAutoCAD上で表記するためにはこの2つを利用するしかありませんでした。現在ではTTフォントを使用することでこういった文字を表示・印刷することができますが、たまにTTフォントを使わずに「ⅠⅡⅢⅣ」や「①②③④」の表記がどうしても必要になってしまうことがあります。
AutoCADのユーザが集まったAUG-JPでは、ボランティアで集まったひとたちがこの問題に取り組み、文字を表示・印刷させることができるshxファイルを作り出してWebサイト上で公開しました。こちらをダウンロード・インストールすることで、TTフォントを使用せずに「ⅠⅡⅢⅣ」「①②③④」などの文字を表示させることができるようになります。
Autodesk Users Group Japan(AUG)のサイト
extfont2.shx:extfont.shx の改良版。
「ⅠⅡⅢⅣ」や「①②③④」の文字を表示可能
@extfont2.shx:extfont2.shx の縦文字版。
「ⅠⅡⅢⅣ」や「①②③④」の文字を表示可能
extslim2.shx:2/3 幅のフォント
exthalf2.shx:拡張コードキー未使用の等幅フォント。
1/2 幅の半角フォント
※無料の会員登録が必要となりますが、会員登録すれば掲示板の利用や、フォントをはじめとする便利なツールのダウンロードが可能となります。ダウンロード後は、解凍したフォルダに現れるReadme.dwgを開いて内容をよく読んでインストールしてください。
AutoCAD 2005・AutoCAD LT 2005からはこれらのフォントが正式に日本語の標準フォントとして採用され、AUG-JPフォントが標準添付されているので、このフォントを使う人も増えてきました。使い方はtxt.shxやbigfont.shxなどのファイルと同じで、Styleコマンドで文字スタイルを構成するフォントとして定義するのですが、2004以前のバージョンを使用していて、フォントがインストールされていないPCでは、図面を開く時にメッセージが出て別のフォントにおきかえられてしまいます。
状況によっては、これらのフォントを使用した図面ファイルを渡す場合にひとこと、AUG-JPのHPアドレスとフォントをダウンロードしてインストールする旨を伝えたほうがよいかと思います。
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