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渡辺美里さんfanブログ。

■『古田たかしドラム生活40年祭 ~しーたか40~』2013/11/25(月) SHIBUYA-AXライブレポ

2013-12-01 22:54:47 | ライブ 2011-2015
■ドラマー・古田たかしさんの芸歴40周年をお祝いするイベント、
『しーたか40』に行ってきました~。
ゲストは多いし、見どころ・聴きどころも多すぎて何から書いて良いか分からず(笑)
いつも通り美里中心にざっくり感想を書かせてもらいます !


●『古田たかしドラム生活40年祭 ~しーたか40~』
2013年11月25日(月) SHIBUYA-AX

【The Band】
古田たかし (Drums)
Dr.kyOn (Keyboards / Guitar)
斎藤有太 (Keyboards)
佐橋佳幸 (Guitar)
柳沢二三男 (Guitar)
井上富雄 (Bass)
澤田浩史 (Bass)
古村敏比古 (Saxophone)


【ゲスト】
大橋卓弥 (スキマスイッチ)
奥田民生
カルメン・マキ
佐野元春
田島貴男 (ORIGINAL LOVE)
Char
Dr.StrangeLove [長田進・根岸孝旨]
PUFFY
渡辺美里

【MC】
安齋肇


■ゲストの豪華さはもちろん、バンドメンバーもすっごいメンツばかりで
繰り出される音だけでシビレるだろうなあ ! と、告知された時からワクワクしていました。

会場内に入ってみると客席フロア前方左側にもドラムセットがドーン ! と。
オープニングは真っ赤なスーツを着たしーたかさんが登場、
まずはそのドラムセットでジェスロ・タルのカバーを1人叩く、歌う !
さすが歌うドラマー・しーたかさん(笑)。

1曲終えたところでステージへ。
バンドメンバーも1人ずつ登場してまず1組目のゲストはスキマスイッチの大橋くん。
ソロ作品でも歌うのかな、と思いきや、
1曲目は洋楽のカバー(タイトル分かりませんでした・・・)。
そして2曲目はなんと奥田民生さんの「イージュー★ライダー」。
大橋くんの歌うポップ寄りな「イージュー★ライダー」、めちゃめちゃ良かったー !!
この2曲で、この日のライブがカバー曲ばかりなんだ、と分かり
「そう来たか ! 」と。

これだけのゲストですから、
各アーティストのヒットパレード的な内容を予想していましたが、
あくまでもしーたかさんが主役の40周年イベントで
ゲストアーティストの代表曲をやる必要性もないわけで。
しーたかさんとバンドメンバー、
あらゆるレコーディングやライブで活躍しているこのセッションミュージシャン達の
何とも贅沢な遊び場のような(笑)。
もちろん演奏が超一流だからこそ許される・・・どころか
観ているこちら側は最初から最後までワクワクしたり、ニヤリとしたり。

2組目のゲストは田島貴男さん。
1曲目はやはり洋楽カバーで、
2曲目は日本の歌で「知ってるけど誰の何の曲か分からな~~い !! 」
でもCharさんも加わり客席も盛り上がってる~ !!
・・・で、あとから調べたところCharさんの「気絶するほど悩ましい」
という曲だったそうで。
それは知ってる人は盛り上がりますよね~ !
田島貴男さんは初めてライブを観ましたが、さすが見せる・聴かせるパフォーマンス。
※この2曲目の時だったか、美里バンドでおなじみのベースの澤田さんが
おもむろに表れてパーカッションを叩きだしたのでびっくり(笑)。

■そしていよいよゲスト3組目は美里。
1曲目はCharさんがそのままステージに残ってセッション !
※Charさんはゲスト扱いですが、他のアーティストの時にもちょこちょこ登場して
半分くらいはバンドメンバーだったような(笑)。
演奏されたのはジェファーソン・エアプレインの「Somebody to Love」。
マネージャー・関野氏がイベント当日に
「今日はSHIBUYA-AXにてロックします」とツイートされていたのはこれだったのか !
と、1人ニヤリ。
Charのセクシーなギターと、
美里のヴォーカル&タンバリンさばきが もー、カッコすぎて卒倒しそう(笑)。
(ちなみにこの日は真っ赤な半月型のタンバリンでした)
こういう洋楽の女性ロックヴォーカルのカバー、もっと聴きたいなあ。
そういえば美里のブログによれば、Charとは夏に出演したイベントで顔をあわせた際に
「今度何か一緒にやれたらいいね」と話していたようで、
早くも実現しているその現場にいられることにも興奮。
美里はよほど嬉しかったのか歌い終えたあとのMCでいきなりしーたかの話題じゃなく
「Charさんと共演できたのがものすごく嬉しい !! 」発言。
すかさず「これも全てしーたかさんのおかげ ! 」とフォローしてましたが(笑)。
(Charはここでいったん退場)

MCでは、しーたかさんとはデビュー翌年のスタジアムライブからご一緒している、
雨の日も晴れの日も嵐の日も風の日も雪の日も一緒に旅をしてきた、
どんなにシリアスな現場でも、しーたかさんがいるだけで晴れやかな空気になる、と。

今回のイベントでは、曲によってメンバーが入れ替わる方式が取られていて
美里の2曲目のときはしーたかさんの他に有太くん、佐橋くん、トミー、Dr.kyOn。
「この顔を見たら名前を言わずにはいられない」と、
時間押してるはずなのに(笑)1人ずつメンバー紹介。
そして「この愛すべき"ならず者"たちと・・・」と歌われたのは
イーグルスの「Desperado (ならず者)」。
ただ、しーたかさんや美里がイメージしていたのは
どうやらリンダ・ロンシュタットの方みたいです。
(もともとイーグルスの曲だけれどのちにリンダがカバー。
そもそもリンダのバックバンドとして集められたメンバーがイーグルスを結成、
イーグルスにはしーたかと同じく歌うドラマー、ドン・ヘンリーがいます)
1曲目のロックな「Somebody to Love」とは一転、
客席もしっかり聴き入ってくれている様子。
もともと大好きな曲ですが、美里の声で歌われたことにひたすら感動。
ロックな美里と、じっくり聴かせる美里、
たった2曲でも、こういった違った面が見れる選曲はいいなあ。
※ゲストアーティストが歌った楽曲はしーたかさんからのリクエストのようで、
美里とも数多くのライブをやってきたしーたかさんだからこそ、
美里の両方の魅力を伝えられる、そんな選曲になったのでしょうね。


歌い終えた美里は「しーたか、おめでとー !! だいすきだー !!」と叫んでから
ステージを去っていきました(笑)。

■美里の次は佐野さん。
予想外に早い出番でちょっと驚き。
ステージの袖でスタッフに、
たかしとの思い出を沢山話してほしいって言われたんだけれども・・・
と言いながら、なぜかしーたかさんが飼っていた爬虫類や
現在買っている亀について、
また佐野さん自身が小学生の頃に飼っていた亀を冬眠させようと砂に埋めたら
カラカラにひからびて死んでしまった、という亀トーク(笑)。
「知ってる顔ばかりだなあ」とバンドメンバーを見渡して
歌われたのはブルースナンバー「コリーナ・コリーナ」。
佐野さんのブルースハープと古村さんのサックスの絡み、シビレた~ !!
佐野さんと古村さんという、今まで想像もしなかったこのセッション、新鮮でした。
他のアーティストが2曲ずつ歌うのに対して
佐野さんは「コリーナ・コリーナ」1曲で終了。

■さて、佐野さんのあと、イベント後半は
Dr.StrangeLove → 奥田民生 → PUFFY → Char という流れで、
PUFFYの時にはCharが登場したり、Charの時にはまた民生も登場したり、
バンドメンバーも曲によって入れ替わったり・・・めまぐるしい(笑)。
メンバーが入れ替わるといっても、
その間もインスト曲を演奏しつつ自然にチェンジするのがスマートだし
観客は飽きないし、良い演出でした。
(後半のこの流れをみると、
ライブの内容をしーたかさんと一緒に具体的に詰めていったのは
Charと民生が中心だったのかなあ、という気がします)

DSLの3人で演奏した「You Really Got Me」「The Kids Are Alright」は
なんかロック少年がそのまま大人になったようで
カッコいいんだけれど微笑ましく思えちゃったり。
民生はオリジナル・ラブのカバーをイヤらしい感じに歌いあげて(笑)
笑いを取ることも忘れないのに、どっしりロックだし。
PUFFYの1曲目、グリーンデイの「バスケットケース」は
彼女たち+しーたかさんのイメージにドンピシャな骨太ポップで楽しかったー。
でもってシビレたのは、
Charと民生が歌ったヴァニラ・ファッジの「You Keep Me Hanging On」、
それからビートルズの「Come Together」。
この2人の存在感、凄し。

ラストは、しーたかさんが15才でプロデビューするきっかけを作った、
しーたかさんが「恩人」だと言うカルメン・マキさん。
世代が上すぎてどういう方なのか正直全く分からなかったのですが
いやー、ロックしてました。
音域もすごいし、まったくブレない。
お恥ずかしい話、カルメン・マキさんとカルーセル麻紀さんが
自分の中でごっちゃになってましたが(笑) ←ものすごくゴメンナサイ
今回のライブできちんと認識できました。。。

■カルメン・マキさんが退場して、
バンドメンバーが勢揃いし、しーたかさんがヴォーカルを取って
アイアン・バタフライのカバーを1曲。
これがエンディング曲だったようで、しーたかさんが
「ありがとうございました ! これで終わりです、アンコールはありません!!」
と言っても鳴りやまない拍手と、ステージを去らないバンドメンバーたち。
そして再び呼びこまれたゲストの面々。
「さっきの曲をもう1回やるか、リハしてない「Balla Balla」やるか・・・」と、
ステージ上で少々打ち合わせがあり、
「じゃあ「Balla Balla」やります、3コードだから ! 」と(笑)。
※「Balla Balla」・・・オリジナルが誰なのか分かりませんが
私が聴いたことあるくらいだからきっとしーたかさん周辺のミュージシャンなら
当然知っている曲なんでしょうけど、
それにしてもリハなしで即興(笑)、すごいっす。
圧巻は中盤、しーたかさんが1人ずつ指名して回していったそれぞれのソロ。
ソロも即興なら、それに付いていく周りのミュージシャンも全て即興なわけで。
この時ゲストアーティストは本当にゲストといった感じで、
主役はまさにしーたかさんとバンドメンバーたち。
音楽って、ライブっていいなあ ! と心底思えた瞬間でした。

美里は基本ずっと後方で♪Balla Balla♪とコーラス。
ず~~っと佐橋くんの横にくっついていたのが微笑ましく(笑)。
ギターソロで佐橋くんが前に出ていった際には
コードが絡まりそうになっていたのか美里が床にかがみ
スタッフが慌てて飛んでくる、なんて場面も。

これは本当に予定外のアンコールだったので
美里も当然ステージに上がるつもりはなかったはずで、
束ねていた髪はもうウイッグを取ったらしくスッキリしていて
私はこっちの自然な感じの方が可愛くて好きだなー ! なんて思いつつ観ちゃったり(笑)。

ラストはバンド、ゲストが全員ステージ前方に一列に並び挨拶。
美里の「せーの !! 」という声がやたら響いていて
美里ファンとしては「あ、ここだけいつもの美里ライブ・・・」とほくそ笑んだり(笑)。

ゲスト、バンドメンバーがステージを去り、
去り際に佐橋くんがマイクをしーたかさんへ。
いつも通り明るいキャラクターではあるけれど、
感極まっているしーたかさんの姿に温かい気持ちになりました。
ステージ袖ではしーたかさんが挨拶している姿を
民生やCharやPUFFYや美里がニコニコしながら見守っていて。
ミュージシャン仲間からも音楽ファンからもこんなに愛されている
セッションミュージシャンってなかなかいないでしょうね。

しーたかさん、またいつか美里とも共演よろしくお願いしますっ!!



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2 コメント

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たまにはこちらに (ジャム)
2013-12-02 01:19:49
こんばんは。
ライブレポ楽しく読みました。
楽しいライブだったのが伝わります。
一人のミュージシャンを囲んでのセッションライブ。いいですよね。
こういうのを野外とか広い場所でイベントとして観たいものです。
いろんなところの損得勘定やしがらみのないライブ、
ただそこに音楽好きの演者と聴衆がいる。
(某26年前のオールナイトライブは
 煽られるほど色んな思惑が見え隠れして
 ちょっと食傷気味なもので)
あぁ、観たかった…結局そこに行き着きます(笑)

これからもMakiさんのライブレポは楽しみにしていますので、
ぼちぼち、負担にならない程度でよろしくお願いします(≧∀≦)
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>ジャムさん、 (Maki)
2013-12-08 00:04:49
こんばんは !
わざわざコメント頂いたのに返信遅くなりゴメンナサイ。
「しーたか40」は本当に、
しーたかさんを慕うミュージシャンが損得関係なく
とにかく楽しくやってるのが伝わってきたイベントだったので
その楽しさがちょっとでも伝わったのでしたら嬉しいです。
結局、ふつうは音楽イベントもいろいろなしがらみが付いてまわりますもんね~。

ライブレポは書けない時は書きませんので(笑) ご心配なく !
とりあえずウグイスのファイナルは何かしら書けたらいいなあ、
とは思ってますが。
ではでは、またTwitterの方でもよろしくです☆


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