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花工房 blue camel

プリザーブドフラワーのこと、野菜や花達との暮らし
感じるままに・・・

真の冬は来りて

2008-02-14 | 四季彩りて
高い高い空の彼方
優雅に翼を広げたとんび(多分)

青空の中で気持ち良さそうに舞う姿に清々しさを感じ、

「人間以外で生まれ変わったら何になりたい?」という質問に
「鳥」と答える人が多いのも分かるような気がしました。
(ちなみに私の母は何故か「石」と言ってました^^;;)

寒さなんて関係ないのでしょうね^^;;
ひゅーろろろ、と鳴いているのでしょうか
遥か彼方すぎてその声は残念ながら届きませんが

眺めているだけで
朝からとても平和な気持ちになれました。



昨日はこちら福岡でも朝方雪が降りました。
福岡市内近郊は30分も経たないうちに
溶けてしまいましたが
それでもやはり花達にダメージは否めなく
お庭へ出たらさすがのビオラさんたちも
寒さにまいっていたようでした・・・

こんな寒いときはやはり
ダスティミラーやサントリーナが
しっくりきますね。
いつもより存在感もありますし^^;;

人生一路

2008-01-02 | 四季彩りて
年末からの
窓を揺らす強い風
白い凍り付くような空気に
きゅっと丸めていた背中

今朝は五時過ぎに目が覚め
普段はもう一度もぐってしまうのに
和らいだ空気を感じ
起きてみたい気持ちになりました。
辺りはまっ暗なのに。

あっという間に夜は明け
間もなく箱根駅伝は幕明け。

大学名が一校ずつスタートに呼ばれ
たすきをかける1区の選手の瞬間に向かう緊張した面持ちに
こちらも微妙に緊張。

晴れ渡る青空、風光明媚な富士が朝日に照らされ、実に美しい。

頑張って!!一路箱根へ!

スタートしました^^/
どんなドラマが生まれるのでしょうね。

皆様、新年明けましておめでとうございます♪
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて今日の冒頭の菊、皆さんご存知でしょうか?
名前は「ヨーコ・オノ」。
好きな花の一つです。
共に平和を願い。


ささやかではありますが、
小さなお飾りを玄関に。
毎年恥ずかしながらも手作りです^^;;

季節の届けもの

2007-11-21 | 四季彩りて
今日も初冬の寒さ。
お水がとっても冷たく感じます。

午前中はところどころ青い空がひろがったものの
昼を過ぎると雲に覆われてしまいました。
お日様が隠れると何だか体感温度も下がる気がしつつ。

それでも歩いてお届けもの、そしてジグザグ帰り道。

季節からこんな素敵なお届けものをいただきました。
けやきってこんなに美しかったかしら・・・。
風に吹かれて舞う落葉、からからからと音たてて
いったいどこへゆくのでしょう・・・


遠くから見えていたけやきにも呼ばれていくと
こちらは小学校のグラウンドでした。
無意識でも美しいものに囲まれ育まれ、豊かな感性が育ちますように。


秋桜の向こうに見えたもの・・・菜の花?
あなたは春の桜のお友達のはずなのに。


ずっと見守って来たチョコレートコスモスさん。
咲いてくれたのは嬉しいのですが、お目覚めは日曜のとっても寒い朝。
日曜から火曜迄私は留守をしなければならず、
しみじみとその開花を眺めることはできずして・・・。

(後ろ髪ひかれる留守中の3日間、
 寒さに負けて萎んだらどうしようと実はハラハラなのでした。)

さぁ、みなさんにご挨拶ですよ。

初冬の散歩道

2007-11-19 | 四季彩りて
昨日はとても寒い1日でした。

紅葉を見に行こうと思っていたのですが、
なんだか背中が寒い気がして・・・。
近場で楽しむことになりました。

青空に映えるもみじの赤が綺麗♪


どんぐり拾いをしていると花々に出会えました。
自生している花々は寒くてもとっても元気よさそうです^^/
「負けられないっ。」



明日は大切な記念日。
素敵な花を飾りたくて朝から花市場へ行ってきました。
久しぶりの花市場、やはりお店で見るよりわくわくします♪

買ったのはこちらの薔薇とスカビオサとレモンリーフだけ。
さてどんな風になるのかしら~?


あの花この実、散歩道

2007-11-08 | 四季彩りて
昨日に引き続き、今日も秋の散歩道をお伝えします。

↑は「マユミ」といいます。
桃色の小さなさくらんぼみたい・・・
水羊羹の中に入れたくなるような可愛さですよね♪

この公園は池の周囲を沿って歩くのですが、1周2.2kmほどあります。
総規模は福岡ドームの約8個分に相当するそうです。
(でも実はこのドームの例え、一番私がピンときてません)


ジョギング、お散歩にとてもいいコース♪。桃色の蕾↑は山茶花でしょうか?
花開く日もそう遠くないようですね。


ここは『筑前三大大池』の一つなんだそうです。
松林はかなりの大木揃い、この池の歴史を感じます。
貝原益軒編纂の『筑前国続風土記』に載っているとのことで
現在の規模になったのは寛文4年(西暦1664年)の頃。

大切に残されてきて今に至るのでしょう。
私達にとってもカルガモさんたちにとっても居心地のよい場所
だからこそマナーを守って楽しみたいですね。


秋の日はつるべ落とし。

福岡では5時半頃には薄暗くなり、辺りは夕闇に包まれます。
こうして日が暮れてくると、時計とのギャップを感じながらも
やはり何となく家路を急いでしまいます。
何故でしょうね~。

そうそう昨日の夜、福岡空港でお相撲さんを見かけましたよ。
いよいよ九州場所が始まるのだと思いました。

明日はブログをお休みします。

錦の装いをして

2007-11-07 | 四季彩りて
雨上がりの快晴は、こころがカラッとします♪
日中はまだ暖かいので今日はいつもより少し大きい公園に
足を伸ばしてみました。
赤く染まった錦木の葉っぱ↑が出迎えてくれましたよ。



上の写真も下の写真も錦木(にしきぎ)です。
近いところに植樹されているのにこんなに違う表情、面白いですよね♪
どちらがお好みですか?なんて・・・^^



山里に舞い降りた紅葉たちは
それぞれの装いで私達を楽しませてくれています。
青空に映えた色とりどりがとっても心地よく



季節のうつろいが緩やかにこゝろに沁みてきます。



はだかになった桜の木の下で、
秋と冬の狭間を感じながら叙情に浸るひととき。

本当は「足が長くなったわ♪」と密かに喜んでいたりして^^;;

明日もまたこちらの公園からお伝えします♪

霜月あけて

2007-11-01 | 四季彩りて
11月になりました。
クリスマスに向け、イルミネーションが飾られ始めたようですね♪



福岡の天神界隈とここキャナルシティだけで
イルミネーションのために何と200万円以上の電気代が
一夜にして消えてゆくそうです。
でも私にはそれが皆目検討尽きませんので単純に楽しませていただきます♪



今年はシルバー・ブロンズ・ブラックといったちょっと強めの配色が多いようです。
ですが、クリスマスの前にやはりコレ↓



和と洋の対称的な写真並びにバランスを崩された方がいたらすみません^^;
でもどうしても載せたくて・・・。

いよいよ九州場所が始まります^^/
お相撲さんと擦れ違う度に鬢付油の甘い匂い。
一緒にエレベーターに乗ったりしたらそれこそ凄いです!

そんな季節がまたやってきました。

そしてツバメに乗ってお相撲さん達が東へ帰ってしまうと
博多の街にもいよいよ冬が訪れます。

365面装いて

2007-10-27 | 四季彩りて
遠くにあれども台風の影響でしょうか
今日は風がとても強く、肌寒い日でした。

じわじわですが紅葉の気配が。。。
風で葉が舞い散り、道の両端には落葉たちが積もり始めましたよ。



お日様のあたり方などによって
一枚一枚、違う表情を見せながら紅葉している様はまるで錦模様。
春夏秋冬、桜は百面相、いえいえ「365面装」ですね。



昨日先生に
「力を抜きたいと思うのに上手くできないんです」と言ったら
「抜こうと思うことが間違い、何も考えないことですよ」と言われ
目からウロコでした♪ 追っているときは見えて来ないって本当に
色んなことにあてはまりますが、まさかここにもあてはまるとは~^^

ロウが溶け、時間と共に光が形を変えゆく・・・
何だかぼわ~んとした心地、夏にはなかったひととき

優しい音楽とこの灯りに包まれているだけで何かが溶けていきそうです。。。

秋桜の奇跡

2007-10-23 | 四季彩りて
優しい秋の空、こんな穏やかな日が2日続いています。

お散歩がてらデジカメを持ってスーパーへてくてく・・・。
ありきたりの昼下がりの散歩、空を見たり花を見たりです。
ですがここで思いも寄らないとてもとても不思議なことに遭遇しました。

今日は長編になりそうです。上手く伝えられるかわかりません。
でも最後迄読んでいただけたら嬉しいなと思います。

今日はいつものお散歩コースを少し変えて
遠回りだけどおそらくコスモスが咲いているだろうということで
大きなアンテナの敷地の裏を通ることにしました。

そこで期待どおり野に咲くコスモス発見!^^

うふふと思っていた時でした。
みゅ~みゅ~と猫のなく声がきこえます。
どこかな?と思いますが鳴き声ばかりで姿は一向に見つからず
?????暫くこんなときが流れて、そして何気にふっと下を見ると

なんとその鳴き声はこの穴↓の下からのよう・・・
半信半疑穴をのぞくとやはりそこに子猫が切なそうにいました。



こんなことテレビで見たことはあるものの・・・
どうしたらいいのでしょう。この分厚いセメントの間仕切り?は
私一人では到底持ち上がりそうにありません。

このまま見過ごすとどうなる・・・
強く鳴いているということは「助けて」と言っているの?
そして気づいたら110番していました。
もう何をどう説明していいか分かりませんし
警察に相談して解決できるかどうかも分かりません、
それでも何とかしたくて必死でした。

電話の向こうで「近くの交番から派遣します」とのこと。
何となく一安心。
子猫さんと一緒に静かに待ちます。
みゃあみゃあと泣くので
「もう少しで助けに来てくれるから、もう鳴かなくていいよ」とか
「大丈夫、心配しなくて大丈夫」とか「頑張って」とか声かけしながら
時は少しずつ流れていきます。しかし待てどおまわりさんは来ません。
何か事件があって来られないのかな?置き去りにされたような心地です。
それでも何とか子猫さんを励まそうと鳴き声を真似てみたり・・・。

すると車が1台止まり「けがしたの?」と声をかけてくれたので事情を説明。
そのおじさんも分厚いセメントの仕切りにう~んと唸っていて
一緒にあれこれ考えてくれました。
そしてそれから少したったくらいでしょうか。
バイクに乗った30歳くらいのおまわりさん登場。
あ~、これでどうにかなりそう・・・。
親切なおじさんは安心して去っていきました。

おまわりさんは子猫さんがどこから潜り込んでしまったのか
必死で探しますが見つからず、セメントの板も持ち上がらず。
色々試行錯誤です。
その間中も私は何をしていいか分からず子猫さんに呼びかけ。

おまわりさんも策が尽きたようで
消防署に連絡をとってくれました。

その間「この子猫さん、引き取りませんか?」と言われましたが
我が家は賃貸ですし、第一私は犬猫を飼ったことがないので
接し方を全く知りません(いい歳してお恥ずかしい^^;;)

おまわりさんの話では、引き取り手がいないとなると
このまま役所へ引き取られて1週間の命とのこと・・・。

切なくて言葉を失いますが私には本当にどうすることもできない。
複雑な思いが駆け巡る中、3人の消防士さん登場。
先のことは置いてとにかく救出、そう気持ちを切り替えます。

腕力ありそうな頼もしいかんじの30歳くらいの男性2人と
係長と呼ばれている50歳くらいの男性が1人。

セメントのきっちりはめ込まれた様子をみて
係長「これは、上がらんな」 
隊員A「何か道具持ってきますか」
隊員Bが道具を取りにいきます。

隊員A、金具を両脇からはめ込んで持ち上げようとしますが
少し揺れるものの上がりません。
係長「市役所の土木課に頼まないと難しいようだ」
隊員A「係長、いけそうな気がします」

みんなで見守ります。
少しずつ少しずつ、持ち上がっていきます。
とうとう、分厚いセメントの間仕切り1枚外すことができました。
あ~これで本当に助かりそう・・・
私はここでやっと胸を撫で下ろすことができました。

しかし開いた扉の方へなかなか来ようとしてくれません。
やはり警戒しているのでしょうか、奥の方へより遠くへ行ってしまい。

それでも5人力を合わせて係長も猫の鳴き声を真似ながら
必死に導きます。何度か失敗したもののもともと
人懐っこい性格だったようでぴょんと駆け上がり外の世界へ、
警戒しているのか私達から数メートル離れたところまで
走っていきました。
そして係長は「猫は救出したが逃げられました」と無線で報告。
業務上は捕獲失敗、でもそれは係長の思いやりでした。
おまわりさんも消防隊員も最後迄見捨てずに付き合って下さり
救出してくれたことを本当にありがたく思います。
そしてみんなで「頑張って生きろよ~」と声をかけて解散しました。

そして私はそのままスーパーへ。
でもあの子猫さんのことが気にかかります。
あのこはどれくらいいたかは分からないもののよく我慢して頑張ったので
餌付けはいけないけれど、ご褒美だけならと思い、
帰りも寄ってみました。

そして第2章の始まりです。



みゃあと鳴き声が聞こえ見るとフェンスの中の草むらに
ひっそり体をかがめているではありませんか!
買って来た竹輪を取り出し、ご褒美ご褒美。
そんな愛らしい姿を撮っていたときです。

向こうから歩いて来たご夫婦が
「わあ!猫ちゃん助かったのね~、良かった。」と。

朝のお散歩の時、この子猫の存在に気づいたものの
どうしようもできず、せめて食べ物だけでもということで
いらっしゃったようでした。ひととおり事情を
説明すると、奥様は「良かった良かった」と涙を流されていて
私もつられてまぶたがじんわり熱くなりました。
おまわりさんや消防隊員の方の話にもとても感動され
この喜びを一緒に分かち合える人が居て私も嬉しく。

いりこやお水ももらって子猫はすっかり元気。
寝そべってみたりじゃれついたり、警戒心は薄らぎ
そのご主人の腕の中でお昼寝。
私は猫というものをよく知りませんが、この子猫さんは
どうやら野良ではなさそうということ。それでは???

今後どうしたら良いものかと3人であれこれ相談していたら
また一人自転車に乗った御婦人が来て
「わ~良かった」と、こちらの方も気になって何か餌をと思い
持って見えたようでした。
世の中には優しい人がいるものですね~。
猫ちゃんは感謝して精一杯生きないと!運の強い子猫さんです。

でもその中の誰一人、子猫さんを引き取ることができません。

そしてみんなでまたあれこれ今後を考えます。

その結果、ご夫婦がこの近所の猫を飼っている方をあたり
もし飼い主でなかったら近所の猫好きの方に託そうと
いう方向で決まりました。

やさしいこころのあったかいご夫婦が
快く飼い主さん探しをしてくださることになり本当に大安心。

私はここで子猫さんとお別れ。そして秋桜(コスモス)を撮影。



秋桜が導いた不思議な奇跡でした。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。

これから毎年秋桜を見るたび、この出来事を思い出しそうです。