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旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

利尻・礼文の旅① 礼文島へ

2013-09-11 | 北海道旅行記

2013年9月2日

数日前に突然思い立って、北海道の利尻島、礼文島を旅することにした。

7月に、日本最西端の与那国島をはじめとする沖縄県八重山地方を旅したが、今回は日本の最北の地(正確には、日本の最北端は択捉島だがパスポートが必要)を訪ねた。

利尻島には学生時代に一回行っているので、今回は礼文島をメインに考えて、礼文二泊、利尻一泊の旅程。

礼文島は島内のいたる所に高山植物が咲く「花の浮島」とも呼ばれているということだが、さすがにお花畑は9月は望み薄。

今回の撮影テーマを「利尻富士」の美しい姿と、八重山旅行で味をしめた「夕景」と「星空」ということにした。

新千歳空港で飛行機を乗り継ぎ、一日一便のANAで利尻空港に向かう。

分厚い雲を突き抜けて降下し、利尻の港が見えて来たところで無事到着と思ったら、着陸寸前で再び上昇。

「視界不良のため着陸出来ない」と言う機長のアナウンス。客席内は緊張感に包まれる。「雲の動きを見ながらもう一度チャレンジし、だめなら新千歳空港に引き返す」と言う。

この状況を全く考えていなかったので、「私の旅はこの後どうなるのだ・・・」と気が滅入る。

結局、30分近く利尻上空を旋回した後、なんとか着陸成功。

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                   ≪悪天候の利尻空港≫

天気が良ければ、機体の後方に秀麗な「利尻富士」が見えるハズだが、まあ、無事着陸出来ただけでも「良しと」と思うしかない。

ANAの到着を待っていてくれた「宗谷バス」の路線バスで、鴛泊港に移動。

約10分でフェリーターミナルに到着。天気はさらに悪化してドシャブリ。

1時間ほど待合室にいて、フェリーで礼文島の香深港に向かう。

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              ≪フェリーの後部デッキから利尻島を見る≫

雨は上がったものの、「利尻富士」は厚い雲の中。

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                       ≪礼文島 香深港≫

16:40 フェリーは本日の最終目的地、礼文島の香深港になんとか到着。

フェリーターミナルの前にある店で、予約していたレンタカーを借り受けホテルへ。

ホテルに着いた途端にまたもドシャブリ。

夕景を撮影しに「メノウ海岸」に行く予定だったが、諦めてホテルの大浴場へ。

明日のトレッキングに備えて、温泉で英気を養う。

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                  ≪大浴場から利尻島を望む≫

海に面した湯船から外を眺めると、大きな虹が出ていた。

香深の海越しに正面に利尻島が見えるのだが、利尻富士にかかる雲に夕陽が当たり、そこから二重の大きな虹が立ちあがっていた。

急いで脱衣場に戻り、いつも携帯しているコンパクト・デジカメを持ってきて、消えかかる寸前の虹を撮影。

何とか撮れたが、スッポンポンのオッサンがカメラを持って大浴場の中を右往左往している姿は、如何なものでしょうか・・・・。

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                ≪利尻島の上空に広がる星空≫

部屋の窓から外を眺めると、正面の利尻島の上に星空がきれいに見えたのでカメラを向ける。撮影してみると、上空にはまだ雲が多い。

画面の一番下が、香深港の漁船の船溜まりの防波堤。その上の明るい光の帯が、利尻島の街灯り。利尻富士(利尻山)がシルエットにでもなっていたらカッコイイのだが、雲が厚い。

番屋の酒「北海番屋」(辛口)を飲んで寝る。


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