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旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

北海道 雨の釧路湿原

2016-09-09 | 北海道旅行記

2016年8月30日 北海道二日目

            ≪JRタワーホテル日航札幌の部屋から≫

5:00 起床。札幌の天気は今は良さそうだが・・・。

5:50 ホテルをチェックアウト。

6:02 JR札幌駅から新千歳空港行きの快速電車に乗る。

今日はJRではなく、ANA便で釧路に向かう。今日から釧路に三泊する予定。

「大人の休日クラブパス」があるので、釧路まで特急(4時間)で行けるのだが、今日の時間と体力の配分を考えて、朝一番の空の便に決めた。

朝早くから、スマホにANAからのメールが何通も届き、「視界不良のため天候状況確認中」のメッセージ。

取りあえず、新千歳空港に行くしかない。

7:40 結局、「釧路空港に着陸できなければ新千歳空港に戻る」という条件でフライト。

札幌は天気が良かったものの、帯広上空辺りから雲の塊に突入。

                    ≪釧路空港≫

8:25 定刻通り釧路空港に着陸できたものの、かなり強い雨。

しかし、この飛行機に乗らなければ、今日中に釧路に来ることが出来なかったかもしれない。夜になって分かったのだが、この後の空と地上の交通機関は大混乱だったようだ。

8:45 空港で駅レンタカーの手続き。JR駅のない空港で駅レンタカーというのも変だが、何故か可能だった。システムは良く分からないが、ニッサン・レンタカーが代行。

予定では、今日は一日かけて釧路湿原を堪能するつもりだったが、何しろ台風10号の影響で、時折、雨と風。

途中の駐車場で、地図を見ながらシバシ検討。

JR特急券の権利を放棄して、飛行機でわざわざ釧路まで来たのだから、是非とも湿原は見たい。

悪天候にもめげず、釧路湿原で一番人気があるという「細岡展望台」(釧路郡釧路町)に向かうことにする。

              ≪釧路湿原 細岡展望台(大観望)≫

10:00 「細岡展望台」の駐車場に到着。第一展望台までは、傘を差して徒歩10分。

緑の湿原の中を、銀色に光る釧路川が蛇行しながらゆったりと流れる・・・そんな風景を想像してきたが、見晴らす湿原はいたるところが「沼」状態。

最近、立て続けに3本上陸した台風の影響らしい。この後も台風10号の影響で最悪の降雨量が予想されるので、湿原は水没してしまうのではないか・・・。

この細岡展望台に来る途中、わきを通った達古武沼は、道路とほぼ同じ水位だったので、チョット怖かった。

釧路川の流れが本当はどこなのか分からない。

雨が次第に激しくなってきたので、途切れずにやって来ていた観光客もいなくなり、私も退散することに・・・・。

駐車場までの戻りは、森の中の遊歩道を行く。

途中で、エゾシカの親子が藪の中から飛び出して来てビックリ。かなり至近距離だったので、ヒグマでなくてヨカッタ・・・。

第二展望台の東屋に寄り、荷物の中から「熊除けベル」を取り出す。

               ≪細岡ビジターズラウンジ≫

10:40 「細岡ビジターズラウンジ」に入って雨宿り。朝食代わりのコーヒーとバタジャガを注文して、テレビの前で台風関連のニュースを見る。

各地でかなりトンデモナイことになっているようだ。

11:30 細岡展望台の駐車場を出発。

せっかく借りたレンタカーなので、釧路市内をドライブしながら時間をつぶす。

14:30 天気が回復する気配もないので、釧路湿原散策は諦めて、早めに今日のホテル「ラビスタ釧路川」にチェックイン。

有名な「幣舞橋(ぬさまいばし)」のたもとに立つ、温泉大浴場付きビジネスホテル。雨でどこにも行けない時は、温泉があるので嬉しい。

                ≪幣舞橋と2泊したホテル≫

二度目のお風呂の後、雨も小降りになってきたので散歩に出た。

幣舞橋を往復して眺め、ホテルの向かいの「フィッシャーマンズワーフMOO」に立ち寄る。

18:30 風も出てきたので、ホテルの近くの「炉端焼き」で夕食。

活きの良いサンマを焼いてもらう。

ずいぶん昔になるが仕事で釧路に来たとき、市役所の人に「釧路に炉端焼きの発祥の店があるから・・・」と、最初の炉端焼きの店に案内されたことがあった。

店に入って、さっそく女将さんに「こちらが炉端焼きの発祥の店だそうですね」と聞いたら、

「いいえ、違います。炉端焼きの発祥は仙台ですよ。ここに吊るされている自在カギも後ろにある箪笥も、みんな仙台から取り寄せたんですよ」と言われた。

連れてきてもらった立場としては、「えっ、そうですか~」としか言いようがなかった。

女将さんから「ところでお客さんたちは、どこから来たんですか?」と聞かれ、「あの~、仙台からです」と小さな声で答えた。

今では、釧路の街の中には炉端焼きは何軒かあるようだ。

釧路名物の「ザンギ」を食べるころには、店の入り口にかかっている暖簾が、激しくバタついてガラス戸を叩くようになった。

今日は、地元の客はあまり訪れず、ホテルの泊まり客が数名といったところ。

果たして、明日はどうなることやら・・・。 



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