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旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

奈良/京都の古道を歩く 当尾の石仏巡り(1)

2015-12-06 | 京都・奈良旅行記

2015年11月26日 奈良三日目

昨日の「北・山の辺の道」ハイキングは、昼からの雨で中途半端に終わってしまったが、

今日は、「当尾(とおの)」の石仏を巡るトレッキング。

浄瑠璃寺(じょうるりじ)と岩船寺(がんせんじ)の二つの古刹をつなぐ古道を、路傍の石仏を探しながら歩く。

浄瑠璃寺と岩船寺は、京都府木津川市加茂町にある古いお寺。

奈良を旅行しているのに、なぜ京都のお寺に行くのかと言うと、この辺りは元々「奈良の仏教文化」圏。

奈良の旅行ガイドブックには、「当尾」、「浄瑠璃寺・岩船寺石仏巡り」など奈良の観光地として

必ず紹介されているが、京都のガイドブックには載っていないという不思議な場所。

木津川市は県境があるとはいえ奈良市のすぐ隣で、浄瑠璃寺や岩船寺へのアクセスはJR奈良駅が基点となる。

浄瑠璃寺や岩船寺口行きのバスの便も、奈良駅前から奈良交通が出ている。

                         ≪ミロクの辻≫

8:00 ホテルをチェックアウト。フロントでタクシーを呼んでもらう。

8:20 「ミロクの辻」に到着。

JR奈良駅前のホテルからタクシーで「岩船寺」に向かったが、800mほど手前の「ミロクの辻」で下車。

地図にも載っていない場所なので、タクシーの運転手と必死に探して何とか道標を見つけた。

 

                           ≪弥勒如来立像≫

通常、「弥勒」は菩薩とされているが、ここの案内板では未来形の「弥勒如来」となっている。線刻の磨崖仏。

8:26 「ミロクの辻」から岩船寺方面に向かって歩き出すと、右手に細い山道がありそれを登る。

            

                        8:32 三体地蔵

落ち葉が積もった山道をヒタスラ登る。

                          ≪岩船寺≫

8:46 岩船寺山門前に到着。

門前のお土産屋などはまだ閉じられたままで、人影が無い。

うすく朝靄が立ち込めている境内に入る。

               ≪十三重石塔と三重塔(どちらも重要文化財)≫

                    

                        ≪本堂と阿字池≫

私が本日最初の参拝客だったようで、本堂に入ってお参りをしていたら、ご住職が奥から出てこられて

お寺の由来や貴重な仏像のことなどを説明していただいた。

阿弥陀如来坐像と四天王、象に乗って合掌する普賢菩薩像(いずれも重文)などが有名。

数々の寺宝をジックリ拝観。

自由に鐘をつかせてもらえる。余韻が長く残る良い音でした。

「紅葉の見頃」にはやや早かったが、境内のお庭周辺も見どころ満載でした。

9:36 長々とお邪魔した岩船寺を後にして、石仏巡りを再開。朝靄が濃くなって来た。

9:40 岩船寺奥の院の一願不動への降り口。

                        9:42 一願不動尊

一願不動から元の山道に戻ってしばらく行くと、手すりが設置された急な下りの石段が延々と続く。

                          ≪わらい仏≫

9:53 このコースで一番人気の「わらい仏」に到着。

                ≪岩船三体阿弥陀磨崖仏 通称わらい仏≫

                          ≪眠り仏≫

「わらい仏」の脇の地面に埋もれている「眠り仏」

チョット可哀そうな気がするのですが、掘り起こすとマズイことでもあるのでしょうか・・・・

             

なかなか雰囲気のある山道を歩く。

                         ≪唐臼の壺≫

10:07 「唐臼の壺」の案内板につられて、上の写真正面の道を登って行ってしまった。

しばらく行くと道は消滅。仕方が無く戻ってくると、案内板の下にあるのが「カラスの壺」といわれる石だと気づいた。

20分ほどロスしてっしまった。

                        ≪カラスの壺二尊≫

カラスの壺の前にあるのが「阿弥陀仏・地蔵尊二面磨崖仏(通称カラスの壺二尊)」

道路からは「阿弥陀仏」しか見えないが、岩の裏側に廻ると「地蔵尊」が彫られてある。

                 ≪阿弥陀仏の裏側に彫られた地蔵尊≫

10:26 やっと里山の集落が見えて来た。ふと右側を見ると立ち入り禁止の石段が・・・・。

                 

この石段の奥の暗闇には「いったい何があるのか?」興味が湧く。

登ってみたいと思うが、不気味なのでパス。

          

                             10:33 あたご灯籠

          10:37 藪の中三体仏(阿弥陀如来、地蔵菩薩、観世音菩薩)

 

                          10:45 首切り地蔵

懐かしい火の見櫓と消防センターの裏に「阿弥陀石仏(首切り地蔵)」がヒッソリとある。

再び森の中に入る。森が深いからか、かなり暗くなってきた。

                       ≪大門石仏群≫

10:50 森の中の薄暗い中に、突然現れた不気味な石仏群。

その途端、急に大粒の雨が落ちて来た。

避難できるところはないかと振り返ると、都合良く神社の東屋があった。

 

名前も書かれていない神社。ガイドブックの地図では「春日神社」とある。

いい雨宿りの場所が見つかったと思ったが、チョット不気味で長居はしたくない。

昼なお暗く、靄が立ち込め、雨がシト降る。そう言えば、30分以上も人の姿を見ていない。

参考にしたMAP ・・・・近鉄てくてくまっぷ京都4 浄瑠璃寺・岩船寺石仏コース

                    ※参考にしていますが、コース取りはかなり違います。 

                       ・・・・・・奈良/京都の古道を歩く 当尾の石仏巡り(2)につづく


奈良の古道を歩く 北・山の辺の道(1)付録

2015-12-03 | 京都・奈良旅行記

2015年11月25日 奈良二日目つづき 

午前中、「北・山の辺の道」を春日大社から円照寺まで張りきって歩いたものの、降り出した雨にその先は断念。

11:45 雨のシト降る中を、最寄りのJR帯解駅に向かった。

 

                           ≪帯解寺≫

12:05 帯解駅に近い「帯解寺」に立ち寄り。

今のところ、腹帯を巻く事にも解く事にも縁は無いが、昨日も近くを通っているのでお参りして行くことにする。

大安ということもあり、「七五三」や「お宮参り」の家族連れが参拝していた。

 

 

                  ≪JR万葉まほろば線(桜井線) 帯解駅≫

12:13 帯解駅に到着。

「奈良の中心部に戻って昼飯にしようか」と考えた時、ふと名案を思い付き、奈良とは反対の三輪駅に向かうことにした。

「名物三輪そうめん」を喰いに行く。

                    ≪大神神社(おおみわじんじゃ)≫

13:03 JR三輪駅から徒歩7分ほどで、大神神社に到着。

三輪そうめんを喰う前に、一応お参りを・・・・。

薄暗い境内に灯籠の灯が美しい。

幸い雨は小ぶりに・・・・。

                      ≪大神神社の 七五三≫

                       ≪大神神社 拝殿≫

大神神社は本殿が無く、拝殿から御神体の「三輪山」を拝む。

雨に濡れた紅葉が美しい。

参拝後は、神社の近くで温かい「三輪にゅうめん柿の葉ずし付き」を美味しくいただきました。

雨で冷えた身体に大変嬉しい。

今日は、山の辺の道の一番北「春日大社」から歩き出し、最後は一番南の「大神神社」もお参りしたことになる。

かなり中抜けですが・・・・。

                    ≪箸墓古墳(はしはかこふん)≫

三輪駅に戻る途中で田んぼの方に寄り道して、「箸墓古墳」を遠望。

一時は、「卑弥呼の墓に間違いなし」といわれて盛り上がったが、地元の人に聞くと冷静に首を傾げる。

三輪駅から再びJR万葉まほろば線に乗り、奈良方面へ。

途中、天理駅で下車して、一度は見たいと思っていた「宗教都市 天理」を眺めることにする。

天理駅から天理教教会本部まで、約1kmつづくアーケード街。

雨が強くなって来たので、アーケードはうれしい。

                    ≪巨大な天理教教会本部≫

                       ≪教会本部 正門≫

何だかよく分かりませんが、強大な建物がソコラ中にありました。

雨が激しくなって来たので、天理観光は諦めて再びアーケード街へ。

 

 

お年寄りも、ネエチャン達も、カップルも、イヤフォンのオニイチャンも、外人さんも・・・・

かの有名な「天理教の黒い半纏」を着た人たちが大勢歩いています。

オジサンはチョット驚いてしまいました。


奈良の古道を歩く 北・山の辺の道(1)

2015-12-03 | 京都・奈良旅行記

2015年11月25日 奈良二日目

今日は、日本最古の国道「北・山の辺の道」を歩く。

ハイキングコースとしての「山の辺の道」は、奈良駅から天理駅までが「北・山の辺の道」、天理駅から桜井駅までが

「南・山の辺の道」と分けられているようだ

「南・山の辺の道」の方が整備が進んでいて訪れる人も多いようだが、今回、私は奈良の「春日大社」から

天理の「石上神宮」までの「北・山の辺の道」を歩くつもり。

問題は、昼から雨模様という天気予報だ。

8:30 春日大社で、旅の安全を祈願。

 

                          ≪春日大社≫

昨日の途中から愛用の一眼レフカメラのレンズが不調。このところ旅行中のカメラ・トラブルが多い。

面倒なので今日からはコンパクトカメラ(G1X MarkⅡ)を持って歩く。

長距離を歩くつもりだし天気も心配なので、カメラが小さくて軽いほうが便利かもしれない。

春日大社は現在、第六十次式年造替のため祭神は左の建物(御仮殿)に御移りになっているので、

拝殿では正面ではなく左を向いてお参りする。

詳しくは春日大社HPへ

                  ≪春日大社 ささやきの小径≫

8:45 本殿でのお参りを済ませ、いよいよ山の辺の道を歩く。

時折、小鳥と鹿の鳴き声だけが聞こえる静寂の道(ささやきの小径)を南へ進む。

 

        8:50 志賀直哉 旧邸                 林立する道標

「ささやきの小径」を抜けると志賀直哉邸(旧)を左に折れて、「新薬師寺」を目指す。

この辺りは「旧柳生街道」と交差するので、「山の辺の道」「歴史の道」「東海自然遊歩道」と

道標がゴチャゴチャある。

 

しばし、趣のある土壁の通りを行く。

                          ≪新薬師寺≫

9:00 開門時間に合わせてスケジュールを組んだので、丁度9時に「新薬師寺」に到着。

本来、晩秋のハイキングはもっと早くスタートすべきなのだが、このお寺の「薬師如来像」と「十二神将像」が見たくて、

ホテルの出発時間を遅らせた。

二度目の拝観だが、ヤッパリここの十二神将は凄い。奈良・京都でも一番だと思う。

 詳しくは、新薬師寺HPへ

9:25 ジックリ見ていたいが先が長いので、次の目的地「白亳寺」目指して出発。

  

          ≪歴史の道≫                                      ≪東海自然歩道≫

                      ≪白亳寺(びゃくごうじ)≫

9:40 「白亳寺(びゃくごうじ)」に到着。

石段を登り切って振り返ると、眼下に奈良市街地、正面に生駒山が見渡せる。絶景!!

                        ≪白亳寺 本堂≫

本堂にお参りした後、宝蔵で「阿弥陀如来坐像」と「閻魔王坐像」(どちらも重文)を拝観。

白亳寺は「花の寺」として超有名で、春の椿、秋のハギは素晴らしいそうだ。

詳しくは白亳寺HPへ

10:00 ここも時間を掛けて拝観したいお寺さんだが、そそくさと出発。 

春日大社からしばらく住宅街を歩いて来たが、この先は田園地帯に入る。

 

田や畑は、鹿避けのフェンスに囲まれていて、ハイカーは自分で扉を開けて、入ったら必ず締める。

 

         10:27 八坂神社                 10:32 万葉集の歌碑

10:32 ため池の脇に突然「万葉集の歌碑」が現れたので、立ち止まって見ていたらついに雨がパラパラと降り出した。

ため池沿いに急ぎ足で進んだら、またもやフェンス。山の辺の道は右下に下りる。

道標によれば、フェンスの先が「山の辺の脇道」とある。手持ちのハイキングマップを見ても載っていない道だが、

鬱蒼とした竹林が雨避けになると思い扉を開けて突入。

このフェンスは鹿避けというよりは、イノシシ避けが目的のようだ。

「山の辺の脇道」は、かなり荒れた竹藪だった。

 

10:42 竹藪から雑木林になったところに、ヒッソリと不動堂があった。

その先は、人があまり歩かないのか落ち葉のためか、踏み跡が消えてしまい分かりにくい。

「こんな所でイノシシが出たらどうしよう?」と、やや不安になる。

 

                                  11:00 イノシシ対策の電気柵とネット

 

        11:07 白山ひめ神社                  11:12 嶋田神社

 

       11:17 崇道天皇 八嶋陵

11:27 手入れの行き届いた竹林の中に入った。

お地蔵さんなどもよく管理されているところを見ると、「円照寺」の敷地内に入ったようだ。

薄暗い竹林の中で、やや不気味。

 

         11:37 円照寺 参道              西国三十三所霊場への石段

 

11:45 昨日、正暦寺から歩いて来た時と同じく、円照寺バス停に到着。

雨が強くなって来たので、この先どうするか思案。

ここから先の「北・山の辺の道」は、バス停や電車の駅からドンドン離れてしまう。

そのため雨が本降りになっても逃げ道が無い。

参考にしているコースマップも、ここ円照寺バス停付近を一区切りとしている。

結局、今日の「山の辺の道ハイキング」はここまでとし、残りは後日ということにして、昨日と同じく

徒歩で最寄りの「JR帯解駅」に向かう。

シト降る雨の中、「北・山の辺の道」のコース外を傘を差してトボトボ歩く。

 

参考にしたMAP・・・・近鉄てくてくまっぷ奈良-7 北・山の辺の道コース1

ここまでのコースタイム

春日大社-(15分)-新薬師寺-(15分)-白亳寺-(27分)-八坂神社-(50分)-崇道天皇八嶋陵

-(28分)-円照寺バス停

      歩いた時間:2時間15分

      歩いた距離:約8km

      所要時間:3時間

                                      ・・・・・・つづく


奈良の古道を歩く 正暦寺から円照寺

2015-11-29 | 京都・奈良旅行記

2015年11月24日

久しぶりに紅葉真っ盛りの大和路を歩く、三泊四日の旅。

今回は、観光客で賑わう大きなお寺さんなどは避け、「いにしえの道」を選んで古都の秋を楽しみたい。

10:38 東北新幹線、東海道新幹線を乗り継いで、京都駅に到着。ここで近鉄奈良線に乗り換える。

今日の旅程でまず第一の関門となるのがこの近鉄特急への乗り換えで、12分間しか乗り継ぎ時間が無い。

新幹線の改札口を脱兎のごとく抜けて、向かいの近鉄改札口へ向かう。

切符売り場には並んでいる人が数名いたが、自動券売機の方は2台とも使用中だが列が出来ていない

のでそちらで待つ。

しかしこれが間違いで、片方ではオネエチャンが何日も先のチケットを、悩みながら何枚も買い込んでいた。

もう一方では、やはり外人のオネエチャンが使い方が分からずパニック状態。

イライラしながらも何とかチケットをゲットして、改札口へ走る・・・

ここでも問題発生。ゲートが閉じて「乗車券を確認してください」のメッセージ。

戻って来たチケットを持って途方に暮れる。

近鉄の改札機では、JRのように乗車券と特急券を重ねて入れてはイケないのだそうだ・・・(乗車券のみでOK)

ホームのコンビニで買い物も済ませ、新幹線を降りてから7分後には近鉄特急に乗車できた。5分の余裕。

11:50 近鉄京都駅を発車。

しかし、第二の関門はもっと厳しかった。

近鉄奈良駅で、臨時のバスに乗り換えるのに9分しかない。それもバス停は道路の反対側・・・

案の定、駅からの出口を間違えて右往左往。結局、バス乗り場にはバスと同時に到着で、何とかセーフ。

かなりキワドイ乗り継ぎだが、日が短い晩秋の旅行なので仕方が無い。

 

                         ≪奈良交通バス≫

11:37 14,5人でいっぱいになりそうな小さなバスで、奈良の南東部の山の中にある「正暦寺」に向かう。

 

     ≪日本清酒発祥之地の碑≫                  ≪本堂への石段≫

12:00 狭い道であまり対向車がなかったからか、少し早めに「正暦寺」に到着。

                     ≪正暦寺(しょうりゃくじ)本堂≫

正暦時は、奈良では紅葉が素晴らしいことで有名なお寺さんで、どの情報サイトを見ても「今が見頃」ということなのでハルバルやって来たのだが、周りを見渡しても「アレッ!」という感じ。

紅葉は諦めて、本堂でお参り。

秋の特別御開帳、秘仏本尊「薬師如来倚像」を拝観。

台に腰掛け両足を降ろして座った、珍しいお姿(倚座)の仏様だ。

今回の旅の無事と、家内安全をお祈りする。

むりやり切り取った美しい紅葉。

晩秋というより初冬の趣。

                     ≪福寿院(重文)の借景庭園≫

詳しくは正暦寺HPで

13:00 正暦寺をあとにして、これからはハイキングコースを使って徒歩で下山する。

正暦寺の石垣の脇の小道を登る。(上の写真中央) 

コースは、正暦寺→円照寺→帯解駅(JR桜井線)の予定。 

           

杉林の地道をシバシ登って行くと、峠を越えた後は舗装された林道をヒタスラ下る。

途中、何組かのハイカーと擦れ違った。けっこう人気のあるコースのようだ。

中には、迷ってこのコースに入り込んでしまったと言う女性グループもあった。

「でも、なかなか良い道ですね・・・」と楽しそうだった。

                       ≪五つ塚古墳群付近≫

13:30 正暦寺から30分ほど歩いて里山に出た。

「五つ塚古墳群」の案内板があるが、どれが古墳か良く分からない。

 

13:37 快調に下り坂を歩きながら、雰囲気のある鳥居を撮影。

暗い森の中に何があるのか入って見たい気もするが、そのまま足早に通り過ぎる。

しかし、これが大失敗。

円照寺へのハイキングコースとしては、この鳥居を潜るのが近道だったようだ。

 

13:50 山村町バス停前の分岐に到着。天理市、帯解駅、奈良市などへの重要な交差点。

「山の辺の道」「東海自然歩道」「奈良奥山ハイキングコース」などの道標が入り乱れて立ち、

自分はどれを見たらいいのか迷ってしまう。

遠回りになったが、本日の第二目標である「円照寺」へ向かう。

    

14:02 通りから、長い長い参道を歩いて山門に到着。

この山門から先は立ち入りは禁止。

大和三門跡寺院のひとつで、三島由紀夫の『豊穣の海』のモデルといわれる。格調が高い。

山門までの参道も美しかったが、境内の中も美しく管理されている感じ。

14:12 円照寺前のバス停まで戻る。立ち入り禁止の尼寺を覗くのに大幅に時間をロス。

ここからは、最寄りのJR帯解駅に向かう。

                       ≪帯解(おびとけ)駅≫

14:35 JR万葉まほろば線(桜井線)帯解駅に到着。

14:44 ここから桜井市の古刹・長谷寺(はせでら)に向かう。

今日のハイキングの予定は終了したが、正暦寺の紅葉が物足りなかったので、長谷寺の紅葉に期待したい。

ホームでワンマン電車に乗る際、地元の人が親切に乗り方を教えてくれた。

          

                ≪ワンマン電車の乗り方 奈良ルール≫

15:06 桜井駅に到着。駅のコンビニで遅い昼食。

15:20 タクシーで長谷寺に向かう。

                          ≪長谷寺≫

15:33 長谷寺の門前にタクシーで到着。

仁王門が工事の足場で囲われているのがチョット気になる。

登廊(のぼりろう)を必死に上がって、本殿を目指す。

なんと!!・・・本殿前の外舞台が改修工事で立ち入り不可。

外舞台からの眺望は諦めるしかない。

         

観音様のお身体をスリスリしながら参拝。

紅葉は、ここも不発のようです。今年は、奈良の紅葉はダメみたい・・・・

        

紅葉はダメでも、長谷寺に来た最大の目的は夕暮れ時に点灯する登廊の灯籠を撮影すること。

ユックリ境内を散策して日暮れを待つ。日没は16:48だが山間のこの辺りは、もっと早く暗くなるハズ。

長谷寺のホームページによれば、

11月30日までの入山時間は、9時から17時です。この時期は日も短くなり

16時半頃から暗くなり始めます。暗くなると登廊の灯籠に火を灯します。

ブルーアワーと呼ばれる日の入りの時間帯を楽しんでいただけます」とある。

それを写真に撮ろうと思って、はるばるやって来たのだが・・・・

拝観客が私一人になっても、ジッと登廊の前で待っていたのだが・・・・

閉門時間の17時になっても灯篭には灯が入らない。

拝観受付のオネエサンに聞いたら、

「東日本大震災以来、節電のため点けていないようです。ただ昨日までの三連休には点いていました」 

と、愕然とするお言葉。

追い打ちを掛けるように、「大晦日には必ず灯篭に灯が入りますから、是非見に来て下さい」

17:30 日が暮れて真っ暗になった道を、スゴスゴと近鉄・長谷寺駅に向かう。

19:00 JR奈良駅前の「コンフォートホテル奈良」にチェックイン。 

 


冬の京都4 非公開文化財特別公開2

2015-02-19 | 京都・奈良旅行記

2015年1月31日 京都三日目 最終日

一応、今回の旅の目的である「都七福神巡り」も無事満願となり、昨日の午後は「琳派」や「長谷川等伯」などの美術品を寺宝とするお寺さんを訪ねた。

京都の旅最終日の今日は、冬の特別公開の世界遺産を巡る。

まずは、式年遷宮の工事を行っている「下鴨神社」「上賀茂神社」を訪ねる。

9:08 京阪本線で「出町柳駅」に到着。

地上に出たら吹雪になっていた。傘を出すかどうか悩んだが、すぐ晴れると判断して歩きだす。

                       ≪下鴨神社 糺の森≫

「糺の森」をトボトボ歩いて下鴨神社本殿に向かう。雪は止んで日が差してきた。

          ≪下鴨神社 正式名称:賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)≫

9:30 下鴨神社本殿前に到着。

式年遷宮の工事の影響で、仮の拝殿でお参り。

9:50 下鴨神社の脇に出て、ここからはウオーキングで上賀茂神社に向かう。

念のため、近所の若い奥さんに「上賀茂神社」に行く道を聞いたら、「えっ、こっから歩いて行かはるんでっか・・・?」と驚かれたが、教えてもらった賀茂川(鴨川)河川敷の道を北上する。

                           ≪賀茂川≫

時折、川上の方から吹雪が吹き付ける荒天の中を、クジケルことなくヒタスラ北上する。

河川敷の遊歩道は、散歩やジョギングの人たち、さらには本格的なアスリート風の人など行きかっていて、京都のマラソン熱が伝わってくる。

負けずに必死に歩いていたら、どうも上賀茂神社を大幅に行きすぎてしまったらしい。吹雪で頭を下げて歩いているうちに、標識を見逃してしまったのか・・・。

住宅街に出て、道を歩いていた奥さんに上賀茂神社の道を尋ねたら、「えっ、こっから歩いて行かはるんでっか・・・?」とさっきと同じことを聞かれた。かなりオーバーランしたようだ。

         ≪上賀茂神社 正式名称:賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)≫

11:25 上賀茂神社に到着。下鴨神社から徒歩で35~40分の予定が、何と1時間半ほど歩いたことになる。

昨日は雨のためにウオーキング出来なかったので、その分まで歩いてしまった感じ。

拝殿でお参りした後、「国宝 本殿・権殿 特別参拝」を申し込んだ。

受付の後、拝殿脇の室内で神職の方から「賀茂神話」などを拝聴。参加者8名ほど。

続いて、このケガレきった身体をお祓いしてもらい、通常は入ることのできない神域へ・・・・。

うっかり写真を撮ってしまったりしないように、カメラはリュックの中。

現在、21年ごとの式年遷宮の工事のため、御祭神は「本殿」ではなく、隣に並んで建つ「権殿」に祀られている。

「権殿」の前で再び神職の方の説明を聞き、あらためて二礼、二拍手、一礼。

国宝であり世界遺産でもある「権殿」と工事の足場に囲まれた「本殿」を、ジックリと拝観。

いよいよクライマックスの「本殿の屋根」に上がる。

本殿の裏に廻り、工事の足場を登って屋根の上に。

真新しい本殿の「檜皮(ひわだ)葺き屋根」を間近に見る。実に美しく、実に繊細な芸術品をシバシ眺める。

檜皮の葺き替えは終わっていて、現在は金具などの張り替えなどが行われていた。

賀茂神社の場合、式年遷宮と言っても国宝であるわけだから、本殿を全く新しいものに作り替えることなどは出来ない。

今回の式年遷宮では、老朽化した屋根の葺き替えだけを行っているようだ。

次回の「檜皮屋根葺き替え」は42年後になるようだが、その時も屋根の上に上がらせてもらえるかどうかは、分からないそうだ。

大変貴重な体験をさせていただきました。

12:50 上賀茂神社を出ると、またしても激しい吹雪となった。

お土産に上賀茂名産の「すぐき」を買った。

賀茂川沿いの喫茶店で、サンドイッチとコーヒーで昼食。

夕方五時過ぎの新幹線までだいぶ時間があるので、「京の冬の旅 非公開文化財特別公開」のパンフレットを検討。

もう一ヶ所、石庭で有名な「龍安寺(りょうあんじ)」に行くことにする。

龍安寺では、この期間、「仏殿」と「西の庭」が特別公開されている。

                         ≪龍安寺 石庭≫

14:00 世界文化遺産「龍安寺」に到着。上賀茂神社からは、タクシーで15分。

ずいぶん昔に一度来たことがある様な気がするが、全然覚えていない。

特別公開の場所に行く前に、極めて有名な石庭を見学。冬だというのに縁側に腰掛けて、大勢の人々が庭を眺めていた。

しばらくたたずんで眺めたが、「俺の感性は、エリザベス女王と同じだな・・・」と思った。

    ※1975年にエリザベス女王が龍安寺の石庭を訪問した際、「ワタシニハ ワカラナイ」と言ったという説や、

      女王が大変感激して同行したBBCテレビが大きく取り上げて、そのために龍安寺が世界的に有名になった

      という説もある。

                         ≪龍安寺 西の庭≫

ガイドさんの案内で、仏殿と西の庭を見学。

これにて、冬の京都二泊三日の旅は無事終了。

JR京都駅で「生やつはし」を買うかどうか悩んだが、今回はパス。あの「お琴」の形をした本物の「やつはし」は何処に行ってしまったのでしょう?