2015年11月26日 奈良三日目
昨日の「北・山の辺の道」ハイキングは、昼からの雨で中途半端に終わってしまったが、
今日は、「当尾(とおの)」の石仏を巡るトレッキング。
浄瑠璃寺(じょうるりじ)と岩船寺(がんせんじ)の二つの古刹をつなぐ古道を、路傍の石仏を探しながら歩く。
浄瑠璃寺と岩船寺は、京都府木津川市加茂町にある古いお寺。
奈良を旅行しているのに、なぜ京都のお寺に行くのかと言うと、この辺りは元々「奈良の仏教文化」圏。
奈良の旅行ガイドブックには、「当尾」、「浄瑠璃寺・岩船寺石仏巡り」など奈良の観光地として
必ず紹介されているが、京都のガイドブックには載っていないという不思議な場所。
木津川市は県境があるとはいえ奈良市のすぐ隣で、浄瑠璃寺や岩船寺へのアクセスはJR奈良駅が基点となる。
浄瑠璃寺や岩船寺口行きのバスの便も、奈良駅前から奈良交通が出ている。
≪ミロクの辻≫
8:00 ホテルをチェックアウト。フロントでタクシーを呼んでもらう。
8:20 「ミロクの辻」に到着。
JR奈良駅前のホテルからタクシーで「岩船寺」に向かったが、800mほど手前の「ミロクの辻」で下車。
地図にも載っていない場所なので、タクシーの運転手と必死に探して何とか道標を見つけた。
≪弥勒如来立像≫
通常、「弥勒」は菩薩とされているが、ここの案内板では未来形の「弥勒如来」となっている。線刻の磨崖仏。
8:26 「ミロクの辻」から岩船寺方面に向かって歩き出すと、右手に細い山道がありそれを登る。
8:32 三体地蔵
落ち葉が積もった山道をヒタスラ登る。
≪岩船寺≫
8:46 岩船寺山門前に到着。
門前のお土産屋などはまだ閉じられたままで、人影が無い。
うすく朝靄が立ち込めている境内に入る。
≪十三重石塔と三重塔(どちらも重要文化財)≫
≪本堂と阿字池≫
私が本日最初の参拝客だったようで、本堂に入ってお参りをしていたら、ご住職が奥から出てこられて
お寺の由来や貴重な仏像のことなどを説明していただいた。
阿弥陀如来坐像と四天王、象に乗って合掌する普賢菩薩像(いずれも重文)などが有名。
数々の寺宝をジックリ拝観。
自由に鐘をつかせてもらえる。余韻が長く残る良い音でした。
「紅葉の見頃」にはやや早かったが、境内のお庭周辺も見どころ満載でした。
9:36 長々とお邪魔した岩船寺を後にして、石仏巡りを再開。朝靄が濃くなって来た。
9:40 岩船寺奥の院の一願不動への降り口。
9:42 一願不動尊
一願不動から元の山道に戻ってしばらく行くと、手すりが設置された急な下りの石段が延々と続く。
≪わらい仏≫
9:53 このコースで一番人気の「わらい仏」に到着。
≪岩船三体阿弥陀磨崖仏 通称わらい仏≫
≪眠り仏≫
「わらい仏」の脇の地面に埋もれている「眠り仏」
チョット可哀そうな気がするのですが、掘り起こすとマズイことでもあるのでしょうか・・・・
なかなか雰囲気のある山道を歩く。
≪唐臼の壺≫
10:07 「唐臼の壺」の案内板につられて、上の写真正面の道を登って行ってしまった。
しばらく行くと道は消滅。仕方が無く戻ってくると、案内板の下にあるのが「カラスの壺」といわれる石だと気づいた。
20分ほどロスしてっしまった。
≪カラスの壺二尊≫
カラスの壺の前にあるのが「阿弥陀仏・地蔵尊二面磨崖仏(通称カラスの壺二尊)」
道路からは「阿弥陀仏」しか見えないが、岩の裏側に廻ると「地蔵尊」が彫られてある。
≪阿弥陀仏の裏側に彫られた地蔵尊≫
10:26 やっと里山の集落が見えて来た。ふと右側を見ると立ち入り禁止の石段が・・・・。
この石段の奥の暗闇には「いったい何があるのか?」興味が湧く。
登ってみたいと思うが、不気味なのでパス。
10:33 あたご灯籠
10:37 藪の中三体仏(阿弥陀如来、地蔵菩薩、観世音菩薩)
10:45 首切り地蔵
懐かしい火の見櫓と消防センターの裏に「阿弥陀石仏(首切り地蔵)」がヒッソリとある。
再び森の中に入る。森が深いからか、かなり暗くなってきた。
≪大門石仏群≫
10:50 森の中の薄暗い中に、突然現れた不気味な石仏群。
その途端、急に大粒の雨が落ちて来た。
避難できるところはないかと振り返ると、都合良く神社の東屋があった。
名前も書かれていない神社。ガイドブックの地図では「春日神社」とある。
いい雨宿りの場所が見つかったと思ったが、チョット不気味で長居はしたくない。
昼なお暗く、靄が立ち込め、雨がシト降る。そう言えば、30分以上も人の姿を見ていない。
参考にしたMAP ・・・・近鉄てくてくまっぷ京都4 浄瑠璃寺・岩船寺石仏コース
※参考にしていますが、コース取りはかなり違います。
・・・・・・奈良/京都の古道を歩く 当尾の石仏巡り(2)につづく