挑戦のグレープフルー2(ツ)

ある日突然、自分が心筋梗塞に!更に大腸癌の発症。病気を通じて知った人の温かさ・冷たさ!私は決して、あきらめない。

私の病気⑦

2005-12-31 23:42:54 | 病気
6月15日(水)いよいよ退院の日だ!8日から入院して丁度8日目!
短いようで長かった入院だった。

心筋梗塞かあ!?

とにかくこれから暑くなるから、脱水症状には決してならないように!
これが注意点だった。

事務の係りの人が、清算の為病室にきた。請求書をもって・・!
金額約60万円!!た・高い!覚悟はしてたが・・・!
妻が清算するため、貯蓄を前もって切り崩していた。
病気をしなかれば・・!この金はかからなかったのに・・他の
ことに使えたのに・・!家計に多大な迷惑をかけた!
高額医療費請求の対象になるから73000円以上は返還される!
ただし支給は4ケ月は先の話だ!
国なのか県なのか市なのか村なのか不明だが、こういう点をもっと
はやく支給してくれるような配慮を考えてほしいものだ。
サラリーマンにとって60万円は大金だ!
しかも、ベット代の差額と食事代は個人負担だしこれはもどって
こない!こういう時に入院保険がカバーするんだな!と今頃わかっても
遅すぎる。(私個人ははいっていなかった!
妻が特約で私をつけていたので、少々はカバーできた)
妻や子供が入っていてよかったが、肝心の自分が入っていなかった!
これは悔いてもどうにもならん!

支払いが済み、担当の先生・婦長さん・それと2名の男性看護士の方に
挨拶をしてた。
10月にまた入院なので、その時はお世話になります。とりあえず
それまではがんばりますので・・・!と私は言った。
無理はしないでくださいね!何かあったら直ぐ病院へ・・・!
はい!挨拶を交わしてふかぶかと頭をさげ、エレベータで1fへ!

久しぶりに外にでた。とてもいい天気で、太陽がまぶしかっ
た!
家では、父と母が待ちわびていた。「大丈夫か?」と父!
診察券を首からさげていた私を見て父が、「お前までこうなるとはな」
「とにかく、ゆっくりしなさい」
妻は、この後会社にもどった!

自分の部屋に戻るやいなや、パソコンに直ぐ電源をいれた。メールを
確認!私は個人でwebメールを契約しており、会社関係者及び取引
先にはこちらを教えていた。これなら携帯からの確認も可能だし
スケジュールとも連動できるためだ。たくさんのメールが届いていた。
一つ一つに目を通し、返事を書く!
「あすより出勤します」
さて8日分の遅れを取り戻さねば・・!意欲に燃えていた。

夕方軽い食事をして、薬を飲んだ!19:00頃、薬のせいか又は
安心したせいか、眠くなった。きづいたら22:00だった。
トイレに行こうとしたその時、いきなり胸元に違和感を感じた!
とおもったら、手に汗・背中が冷たい・動悸あの男性看護士をコール
した時と同じ症状がでて、私はパニックを起こした。
隣部屋にいる妻を大声でよんだ!
「どうしたの?」

「くるしい!息ができない!即病院へ!」私は必死で訴えた。
妻が「分かった!仕度する」
「はやく!はやく!」もうどうにもならなかった。
妻の車にのり、病院へ!夜間なので20分くらいでつける距離!
病院に到着!緊急夜間診療を受診した。

心電図・血液検査を実施した。宿直の先生は別の専門医だったが、すぐ
担当の先生と連絡をとってくれた。さらに宿直の看護士は私がお世話に
なった病棟の婦長さんだった。「あら○○さん!今日退院したばかり
なのにどうしたの?」
症状を婦長さんに話しをした。宿直の先生は、今計測した心電図と
私の過去のデータを見比べていた。担当の先生は、今の心電図を自宅に
faxしてほしいと宿直の先生にお願いしていた。まつこと10分くらい!
血液検査の結果も上がってきた。両方をみて、宿直の先生がいった。

「全く問題はありません」

私は「・・・・・」「しかし、なんでこんなに苦しいんでしょうか!?」
「退院がはやかったのでは?」

宿直の先生は「主治医の先生が退院できるといったら、それは安全
ということです」
横にいてやさしいまなざしで、私を見ていた婦長さんがいった。

「○○さんね!私だっていつ倒れるかわかりませよ!」
「○○さんの場合は、心筋へのダメージもほとんどなかったし、
 再狭窄の心配も今はほとんどきかないし、第一、普通なら
絶対にみつからなかった疾患を、あの先生は見つけたのよ!」
「私達もあの先生を信頼しているし、先生がそういわれるなら大丈夫よ」
「それは大変な病気をしたから、かなり心配でしょうけど、心配が心配
を呼び、余計に悪くなることもあるんですよ」
「気持ちをリラックスしてがんばってください」

いつの間にか「息苦しさ・めまい・動悸」はなくなっていた。
「今日はとにかく、寝てください!」と宿直の先生!
「あした会社?無理だよ!見たところ責任感が強そうだから、
さぼったこととか今までないんじゃない!?さぼったら・・
すこし」と婦長さん!
ありがたかった。とても・とても!
気持ちが楽になった。
確かに婦長さんのいう通り、馬鹿正直に全力でかけてきた今まで。
さぼったことなど1度もなかった!

時間は2:00を回っていた。妻もあした(というより今日だ)
会社だ。「すまん」と一言わびて、妻の運転で家に帰った。

しかし、このあと10月の入院までに緊急外来を受けた数10回!
そのうち、狭心症の発作であった症状は2回!あとはすべて
精神的なことからくる胸痛発作であることが分かった。

新しい薬が処方された。私に狭心症・急性心筋梗塞のほかに新しい
病名がカルテに記された。病名「パニック症候群」「不安神経症」
であった。


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