試合にでられないことには意味がある

昨日、社会人バスケのちょっとした小大会がありました。
我チームは１勝１敗。（２勝の予想でしたが、反し大敗）

２名ほど、大型選手がいなかったとはいえ、勝てる試合を落とした
ことはチームに嫌な雰囲気が残ります。

チームの選手が一人私に意見してきました。
僕がドライブ（突っ込んでシュートを決める技）をきめますから
試合にだしてください！タイムアウトをとり、その彼を出しました。
しかし、口で言った内容には程遠い状況だっため、即スタメンのものと
変えました。

試合、大敗後、君はなぜ私の指示に従えない！？といったところ、
コーチは、このチームを高校時代試合にでられなかったやつで構成
し、勝ちに行くといいました。僕は高校時代、試合にでられませんでした。
いつ？声かかるのか不安です。またずっと声がかからないのか？とだから
出してくださいといいました。

私はいいました。
チームが産声をあげたきっかけは、確かにそうだ。しかし、君は
そのチームのために、今どんな仕事ができましたか？
できませんでしたね。では、何か足りないのですか？
あの局面で、流れを変えるパワー・テクニック・精神力が今君に
備わっているのですか？答えはノーです。
だから、声をかけなかったんです。

試合に出たいことはわかります。しかし試合に出ることより、チームの
ために自分に何ができるか？の方が重要なんです。その延長線上に、
試合で活躍している自分がいるはずです。


目的がはっきりすれば、後は応用が利く、君です。自分が何をしなければ
ならないかもうわかったはずです。
チームから信用を得るんです。レクレーションでやっているなら、あそこで
君を使います。しかし、それでは君に失礼です。

重要な局面で、つかってもらえる、あるいは、出場できる実力をこのチーム
で身につけるんです。過去のように、有名選手をあつめて、結果的に飼い殺し
にするチームではありません。このチームは全員バスケなんです。
毎日練習できるわけではありません。全員が確実にあつまるというのも現時点で
はなかなか難しいのが実情です。限られた日、時間でしっかりとコミュニケーションをとり
自主トレをしかっりとやり、決められたチームのルール（約束）をまもり、
信用を得なければなりません。その意味がわかれば、君はスタートになれるでしょう。

その選手からメールがきました。コーチの意味がわかりました。自分の欲のために
ではなくチームとしてと考えた場合、まだ自分は無力。確実な場面で、確実な
シュートをきめられない自分はまだまだであることがわかりました。
必ず期待に答えます。

嬉しかったです。