みなさん、こんにちは。
長らく放置状態になっていてすみませんでした、今日から少しづつまた再開していきます。
今回は、今から30年ほど前の昭和55年11月27日に開催された衆議院運輸委員会議事録からの報告です。
本稿では、北海道開発における鉄道輸送のあり方、特に札幌と地方を結ぶ幹線鉄道並びにそれに接続する鉄道網の貧弱さに点いての論旨を展開して行こうとされています。
昭和55年当時と比べるべくもなく、北海道はローカル線と呼ばれる地方線がことごとく廃止となり道路があるとはいえ、冬場の北海道に置ける物流は大丈夫なのかと真剣に思ってしまいます。
昨今はリスクを嫌って鉄道を早々と停止させてしまうといったこともありますが、基幹輸送という点では鉄道輸送とりわけ貨物輸送というのは鉄道で運ばれるべきものではないかと改めて思ってしまいます。
また。今となっては廃止線路の復活は困難ですが、抜本的な改善策を考えないといけないと思います。
昔のこうした国会審議資料などを引き出してくるのは、別に懐古趣味という意味ではなく、今後の政策を占う意味での重要な指標になると考えるからです。
ということで、本日よりしばしお付き合いください。
第093回国会 運輸委員会 第10号
昭和五十五年十一月二十七日(木曜日)
午後二時十四分開会
―――――――――――――
出席者は左のとおり。
委員長 黒柳 明君
理 事
伊江 朝雄君
山崎 竜男君
目黒今朝次郎君
桑名 義治君
委 員
江島 淳君
大木 浩君
梶原 清君
木村 睦男君
高平 公友君
内藤 健君
安田 隆明君
山本 富雄君
青木 薪次君
瀬谷 英行君
広田 幸一君
小笠原貞子君
柳澤 錬造君
田 英夫君
国務大臣
内閣総理大臣 鈴木 善幸君
運 輸 大 臣 塩川正十郎君
国 務 大 臣
(北海道開発庁
長官) 原 健三郎君
政府委員
北海道開発庁総
務監理官 大西 昭一君
資源エネルギー
庁公益事業部長 石井 賢吾君
運輸大臣官房総
務審議官 石月 昭二君
運輸省鉄道監督
局長 山地 進君
運輸省自動車局
長 飯島 篤君
運輸省航空局長 松本 操君
事務局側
常任委員会専門
員 村上 登君
説明員
経済企画庁総合
計画局計画官 岡田 靖夫君
大蔵省主計局主
計官 保田 博君
日本国有鉄道総
裁 高木 文雄君
日本国有鉄道常
務理事 加賀山朝雄君
日本国有鉄道常
務理事 吉井 浩君
日本国有鉄道常
務理事 繩田 國武君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案(第九十二回国会内閣提出、第九十三回国会衆議院送付)
○日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案反対に関する請願(第一七一号外一一件)
○国鉄運賃値上げ、ローカル線廃止反対等に関する請願(第三〇二号外一八件)
○岩手県における国鉄不通区間の早期復旧に関する請願(第七八一号)
○戦没者遺族に対する国鉄乗車券の補助復活に関する請願(第七八二号)
○日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案の反対に関する請願(第九四六号外一四〇件)
○交通損害管理士(仮称)の資格立法化に関する請願(第九九七号)
○身体障害者等に対する国鉄駅乗降施設の整備に関する請願(第一〇二〇号)
○重度障害者等に対する国鉄新幹線等特急料金の減免に関する請願(第一〇三四号)
○多摩市の手小荷物配達区域指定に関する請願(第一一四六号)
○ローカル線の存続活用に関する請願(第一一九〇号)
○国鉄経営による三陸縦貫鉄道の早期全通に関する請願(第一四五三号外二件)
○国鉄ローカル線の廃止に反対し、「からまつ」列車等の復活に関する請願(第一四八四号外一件)
○国鉄運賃料金等の大幅値上げ反対に関する請願(第一五八九号外一三件)
○東北・上越新幹線赤羽駅停車に関する請願(第一九〇五号)
○日本国有鉄道の経営再建促進特別措置法案反対に関する請願(第一九一三号外一三一件)
○身体障害者等に対する国鉄駅舎の乗降口等施設の整備に関する請願(第二七八四号)
○継続調査要求に関する件
―――――――――――――
○委員長(黒柳明君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
○目黒今朝次郎君 私はこの前の委員会の後に、北海道知事並びに福岡県知事を石炭問題で、あるいは栃木県、福島県知事をぜひきょうの委員会に参考人として呼んでもらいたいと、そういうお願いをしたわけでありますが、諸般の事情で実現することができませんでした。きわめて遺憾であります。
まあしかし、きょうはこの前の質問の直接のきっかけになった十一月二日の北海道新聞のトップ記事に、政令に基づく問題点について北海道側でこういう意見を持っていると、そういう新聞記事を見まして、開発庁の皆さんにいろいろお伺いしたわけでありますが、しかしこれを取材した北海道新聞の皆さんあるいは北海道の関係者の皆さんに聞くと、百点満点ではないけれども、まあ八十点から九十点程度と、こういう考え方を持っているということがまあ大体推測できたわけでありますが、きょうは北海道知事の代行というと変でありますが、北海道を直接管轄している北海道開発庁長官がいらっしゃっておりますから、北海道のローカル線の問題について開発庁長官としてはどういう考えを持っているか、改めてひとつ知事の意向も含めてお話をしてもらいたい、こう思いますが、いかがでしょうか、長官。
○国務大臣(原健三郎君) 目黒先生にお答え申し上げます。
国鉄再建法案に係る地方交通線等の選定基準については、いま先生がお話しになりましたように、いろいろと取りざたをされておることは私もよく存じておるところでございます。そして、それはそれとして、私といたしましては北海道の総合開発推進の上に国鉄が基準的交通体系の一環として重要な役割を果たしてきたと、そういういきさつにかんがみまして、この問題については今後関係機関と十分協議を尽くし、北海道の開発についてはいささかも停とんすることのなきよう、十分配慮していきたい、こう考えております。
○目黒今朝次郎君 そうしますと、やっぱり北海道開発に鉄道の持つ歴史的な意味と、今日時点においてもきわめて大事なウェートを持っておるという認識の答弁だと思っております。
私はきわめて大事なことであると思いますが、ちょっと具体的に、長官でなくても政府委員でも結構でありますが、たとえば基幹線の関係では、鉄監局長の説明によると、各県庁所在地を結ぶという考えもあります。北海道の場合は道庁がありまして、各支庁というのがあるのでありますが、県庁と同じような機能を持っておる支庁、これをつなぐことがきわめて行政面でも開発面でも必要だと、こう考えるわけでありますが、北海道開発庁の意見としては、各支庁を結ぶということについては十分配慮してもらいたいという考えがおありかどうか、政府委員でも結構でありますから御答弁、願いたい、こう思います。
○政府委員(大西昭一君) 先般地元紙に報道されましたものにつきましては、北海道開発庁の考え方ということで報道されましたが、私どもとしてはまだそこまでの具体的検討を進めておりませんが、地元紙でございますので、いろいろ北海道の中のいろんな意見を勉強された上でああいう記事になったものと思いますので、北海道の鉄道網についての一つの考え方であろうかと思いますので、それをも含めまして、道並びに地元の意見を十分聞きながら、私どもとして適切に対処してまいりたいというふうに考えております。
○目黒今朝次郎君 あのね、そう回りくどく言う必要ないんですよ。北海道は北海道庁と支庁があって、初めて北海道の行政と開発が行われるのでしょう。したがって、本州という言葉は余り使いたくないんですが、こちらの方では県庁間を結ぶそれが幹線になっていますから、北海道の場合はやっぱり支庁間を結ぶのが幹線ということで運輸省は考えてもらいたいと一そういう御希望があるというぐらいはやっぱりきちっと言った方がいいんじゃないですか。そんな何も遠慮して、隣に鉄監局長がいるからといってそんな心配することないですよ。やはり県庁に見合うような、支庁間を結ぶ線を幹線として残してもらいたい、そういう考えを持っているんだと、強い要望を持っているんだということだと私は思うのでありますが、余り奥歯にものをはさまないで、やっぱり言うべきはきちりと言ってもらいたいと、こう思うんですが、いかがですか。
○政府委員(大西昭一君) 支庁間を結ぶ路線は単線だというふうな主張をする意図があるかということでございますが、先ほどもお答え申しましたように、これは道路法の規定で一般国道の路線の指定で、北海道の場合にありましては支庁間を結ぶというふうなことがございますので、それらも勘案しながら今後十分検討してまいりたいというふうに考えております。
○目黒今朝次郎君 それから本線と本線とを結ぶ連絡線が北海道あるんですがね、本線と本線を結ぶ連絡線。たとえば網走から釧路、ありましょう。網走は網走、釧路は釧路といったんでは北海道は何もならないんで、少なくともやっぱり網走と釧路を結ばないと北海道循環鉄道開発の意味がないでしょう。こういう本線と本線とを結ぶ線もやっぱり北海道開発には農業問題も含めて必要なんじゃありませんか。私があなた方の開発しやすい条件をつくるために一生懸命あなた方の代弁しているんですからね。そんなような運輸省の、運輸大臣のことを考えないで、そうしてほしいんならほしいというふうにきちっと言った方がいいと思うんですが、そこまでやっぱり同じ官僚だから、後で終わってから大臣に怒られるという心配があって言えないんですかな。
私も何回か北海道は、もう四回か五回私は全道回っています。網走の端っこから、北海道行かないところないくらい、国有林の問題で林野庁の役人よりも何回も私は北海道回っています。回っているからこそ私は、必要ではありませんかということをあなたの立場で質問するんだよ。ぜひ目黒先生がんばってくださいと、こうおほめの言葉をもらうのが私は当然だと、こう思うんですが、北海道開発庁の政府委員、少しがんばってきちっと言ってくださいよ。どうですか。

長らく放置状態になっていてすみませんでした、今日から少しづつまた再開していきます。
今回は、今から30年ほど前の昭和55年11月27日に開催された衆議院運輸委員会議事録からの報告です。
本稿では、北海道開発における鉄道輸送のあり方、特に札幌と地方を結ぶ幹線鉄道並びにそれに接続する鉄道網の貧弱さに点いての論旨を展開して行こうとされています。
昭和55年当時と比べるべくもなく、北海道はローカル線と呼ばれる地方線がことごとく廃止となり道路があるとはいえ、冬場の北海道に置ける物流は大丈夫なのかと真剣に思ってしまいます。
昨今はリスクを嫌って鉄道を早々と停止させてしまうといったこともありますが、基幹輸送という点では鉄道輸送とりわけ貨物輸送というのは鉄道で運ばれるべきものではないかと改めて思ってしまいます。
また。今となっては廃止線路の復活は困難ですが、抜本的な改善策を考えないといけないと思います。
昔のこうした国会審議資料などを引き出してくるのは、別に懐古趣味という意味ではなく、今後の政策を占う意味での重要な指標になると考えるからです。
ということで、本日よりしばしお付き合いください。
第093回国会 運輸委員会 第10号
昭和五十五年十一月二十七日(木曜日)
午後二時十四分開会
―――――――――――――
出席者は左のとおり。
委員長 黒柳 明君
理 事
伊江 朝雄君
山崎 竜男君
目黒今朝次郎君
桑名 義治君
委 員
江島 淳君
大木 浩君
梶原 清君
木村 睦男君
高平 公友君
内藤 健君
安田 隆明君
山本 富雄君
青木 薪次君
瀬谷 英行君
広田 幸一君
小笠原貞子君
柳澤 錬造君
田 英夫君
国務大臣
内閣総理大臣 鈴木 善幸君
運 輸 大 臣 塩川正十郎君
国 務 大 臣
(北海道開発庁
長官) 原 健三郎君
政府委員
北海道開発庁総
務監理官 大西 昭一君
資源エネルギー
庁公益事業部長 石井 賢吾君
運輸大臣官房総
務審議官 石月 昭二君
運輸省鉄道監督
局長 山地 進君
運輸省自動車局
長 飯島 篤君
運輸省航空局長 松本 操君
事務局側
常任委員会専門
員 村上 登君
説明員
経済企画庁総合
計画局計画官 岡田 靖夫君
大蔵省主計局主
計官 保田 博君
日本国有鉄道総
裁 高木 文雄君
日本国有鉄道常
務理事 加賀山朝雄君
日本国有鉄道常
務理事 吉井 浩君
日本国有鉄道常
務理事 繩田 國武君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案(第九十二回国会内閣提出、第九十三回国会衆議院送付)
○日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案反対に関する請願(第一七一号外一一件)
○国鉄運賃値上げ、ローカル線廃止反対等に関する請願(第三〇二号外一八件)
○岩手県における国鉄不通区間の早期復旧に関する請願(第七八一号)
○戦没者遺族に対する国鉄乗車券の補助復活に関する請願(第七八二号)
○日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案の反対に関する請願(第九四六号外一四〇件)
○交通損害管理士(仮称)の資格立法化に関する請願(第九九七号)
○身体障害者等に対する国鉄駅乗降施設の整備に関する請願(第一〇二〇号)
○重度障害者等に対する国鉄新幹線等特急料金の減免に関する請願(第一〇三四号)
○多摩市の手小荷物配達区域指定に関する請願(第一一四六号)
○ローカル線の存続活用に関する請願(第一一九〇号)
○国鉄経営による三陸縦貫鉄道の早期全通に関する請願(第一四五三号外二件)
○国鉄ローカル線の廃止に反対し、「からまつ」列車等の復活に関する請願(第一四八四号外一件)
○国鉄運賃料金等の大幅値上げ反対に関する請願(第一五八九号外一三件)
○東北・上越新幹線赤羽駅停車に関する請願(第一九〇五号)
○日本国有鉄道の経営再建促進特別措置法案反対に関する請願(第一九一三号外一三一件)
○身体障害者等に対する国鉄駅舎の乗降口等施設の整備に関する請願(第二七八四号)
○継続調査要求に関する件
―――――――――――――
○委員長(黒柳明君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
○目黒今朝次郎君 私はこの前の委員会の後に、北海道知事並びに福岡県知事を石炭問題で、あるいは栃木県、福島県知事をぜひきょうの委員会に参考人として呼んでもらいたいと、そういうお願いをしたわけでありますが、諸般の事情で実現することができませんでした。きわめて遺憾であります。
まあしかし、きょうはこの前の質問の直接のきっかけになった十一月二日の北海道新聞のトップ記事に、政令に基づく問題点について北海道側でこういう意見を持っていると、そういう新聞記事を見まして、開発庁の皆さんにいろいろお伺いしたわけでありますが、しかしこれを取材した北海道新聞の皆さんあるいは北海道の関係者の皆さんに聞くと、百点満点ではないけれども、まあ八十点から九十点程度と、こういう考え方を持っているということがまあ大体推測できたわけでありますが、きょうは北海道知事の代行というと変でありますが、北海道を直接管轄している北海道開発庁長官がいらっしゃっておりますから、北海道のローカル線の問題について開発庁長官としてはどういう考えを持っているか、改めてひとつ知事の意向も含めてお話をしてもらいたい、こう思いますが、いかがでしょうか、長官。
○国務大臣(原健三郎君) 目黒先生にお答え申し上げます。
国鉄再建法案に係る地方交通線等の選定基準については、いま先生がお話しになりましたように、いろいろと取りざたをされておることは私もよく存じておるところでございます。そして、それはそれとして、私といたしましては北海道の総合開発推進の上に国鉄が基準的交通体系の一環として重要な役割を果たしてきたと、そういういきさつにかんがみまして、この問題については今後関係機関と十分協議を尽くし、北海道の開発についてはいささかも停とんすることのなきよう、十分配慮していきたい、こう考えております。
○目黒今朝次郎君 そうしますと、やっぱり北海道開発に鉄道の持つ歴史的な意味と、今日時点においてもきわめて大事なウェートを持っておるという認識の答弁だと思っております。
私はきわめて大事なことであると思いますが、ちょっと具体的に、長官でなくても政府委員でも結構でありますが、たとえば基幹線の関係では、鉄監局長の説明によると、各県庁所在地を結ぶという考えもあります。北海道の場合は道庁がありまして、各支庁というのがあるのでありますが、県庁と同じような機能を持っておる支庁、これをつなぐことがきわめて行政面でも開発面でも必要だと、こう考えるわけでありますが、北海道開発庁の意見としては、各支庁を結ぶということについては十分配慮してもらいたいという考えがおありかどうか、政府委員でも結構でありますから御答弁、願いたい、こう思います。
○政府委員(大西昭一君) 先般地元紙に報道されましたものにつきましては、北海道開発庁の考え方ということで報道されましたが、私どもとしてはまだそこまでの具体的検討を進めておりませんが、地元紙でございますので、いろいろ北海道の中のいろんな意見を勉強された上でああいう記事になったものと思いますので、北海道の鉄道網についての一つの考え方であろうかと思いますので、それをも含めまして、道並びに地元の意見を十分聞きながら、私どもとして適切に対処してまいりたいというふうに考えております。
○目黒今朝次郎君 あのね、そう回りくどく言う必要ないんですよ。北海道は北海道庁と支庁があって、初めて北海道の行政と開発が行われるのでしょう。したがって、本州という言葉は余り使いたくないんですが、こちらの方では県庁間を結ぶそれが幹線になっていますから、北海道の場合はやっぱり支庁間を結ぶのが幹線ということで運輸省は考えてもらいたいと一そういう御希望があるというぐらいはやっぱりきちっと言った方がいいんじゃないですか。そんな何も遠慮して、隣に鉄監局長がいるからといってそんな心配することないですよ。やはり県庁に見合うような、支庁間を結ぶ線を幹線として残してもらいたい、そういう考えを持っているんだと、強い要望を持っているんだということだと私は思うのでありますが、余り奥歯にものをはさまないで、やっぱり言うべきはきちりと言ってもらいたいと、こう思うんですが、いかがですか。
○政府委員(大西昭一君) 支庁間を結ぶ路線は単線だというふうな主張をする意図があるかということでございますが、先ほどもお答え申しましたように、これは道路法の規定で一般国道の路線の指定で、北海道の場合にありましては支庁間を結ぶというふうなことがございますので、それらも勘案しながら今後十分検討してまいりたいというふうに考えております。
○目黒今朝次郎君 それから本線と本線とを結ぶ連絡線が北海道あるんですがね、本線と本線を結ぶ連絡線。たとえば網走から釧路、ありましょう。網走は網走、釧路は釧路といったんでは北海道は何もならないんで、少なくともやっぱり網走と釧路を結ばないと北海道循環鉄道開発の意味がないでしょう。こういう本線と本線とを結ぶ線もやっぱり北海道開発には農業問題も含めて必要なんじゃありませんか。私があなた方の開発しやすい条件をつくるために一生懸命あなた方の代弁しているんですからね。そんなような運輸省の、運輸大臣のことを考えないで、そうしてほしいんならほしいというふうにきちっと言った方がいいと思うんですが、そこまでやっぱり同じ官僚だから、後で終わってから大臣に怒られるという心配があって言えないんですかな。
私も何回か北海道は、もう四回か五回私は全道回っています。網走の端っこから、北海道行かないところないくらい、国有林の問題で林野庁の役人よりも何回も私は北海道回っています。回っているからこそ私は、必要ではありませんかということをあなたの立場で質問するんだよ。ぜひ目黒先生がんばってくださいと、こうおほめの言葉をもらうのが私は当然だと、こう思うんですが、北海道開発庁の政府委員、少しがんばってきちっと言ってくださいよ。どうですか。

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