まだまだ先だと思っていた「龍馬伝」の最終回ですが、あと一ヶ月足らずとなってしまいました。
「龍馬伝」での坂本龍馬殺害の実行犯は、京都見廻組・今井信郎で既に発表済み。
他にも佐々木只三郎(唯三郎とも)、渡辺一郎(篤)が登場するようです。
私も、坂本龍馬を殺害したのは、この京都見廻組で間違いないと考えています。
しかし、まず初めに坂本龍馬及び中岡慎太郎に斬りつけたのは、今井信郎ではなく、肝煎
の桂隼之助(龍馬伝には登場しません。)ではないかというのが、私の推測です。
この桂隼之助は、文武両道に優れ、特に剣は小太刀の名手だったと伝えられています。
この”小太刀の名手”というところがポイントです。
桂が龍馬の顔を知っていたか知らなかったかは定かではありませんが、どちらにせよ「殺害」
という目的を短時間で成し遂げるには、より確実な方法を模索する必要があります。
相手に必要以上の警戒心を抱かせ、結果反撃を許してしまっては、失敗の可能性も高まります。
いくら大らかな性格の龍馬であっても、身の危険を常に感じている京都で、夜更けにいきなり
訪ねてきた人物に、まったく警戒心を持つことなく相対するとは思えません。
そのためにも、桂自身、きちんと正座をして挨拶をし、相手を油断させる必要があったはずです。
その際、自らの長刀は右手側に置き、敵意が無いことを示すことは言うまでもありません。
そして、龍馬と中岡慎太郎が一瞬気を抜いた刹那、得意とする小太刀で桂が斬りつけ、それを
合図に他の組士も襲撃に加わったと考えます。
一気呵成に書いてしまいましたが、次回はもう少し時間を前に戻し、考察を加えていきたいと思います。
では、また明日。