火蜥蜴夜話

文書、自己言及形式。

刹那と悠久

2012-07-18 21:42:25 | Weblog
というわけで祇園祭を満喫した。
無事にお役目終了。


・山一番、想像以上にいいものである。
長刀鉾の辻回しを特等席で見られるという美味しい点はもちろんだが、
なにより緊張感と晴れがましさが半端なく高まる。
籤とらずの山鉾があるにせよ山一番になれた幸運をかみ締めながら舁いた。

・大船鉾の唐櫃巡行を観る。
誇らしげな人々。観ているこちらが励まされた感がある。
大船鉾は150年ぶりの復活を目指している。
千年以上を数える京都という町にとっては150年は一瞬かもしれないが、幕末・禁門の変のどんどん焼けから既に5世代を重ねているのだ。
それぞれの時代の人々の意見を集約し、折衝を重ねてのこのたびの巡行だろう。
脱帽である。

・北観音山の締めに参加して、笹を手に入れた!
こちらはこちらで、140年ぶりに後の祭りの先陣を橋弁慶山に譲っての巡行となる。
色々とあるのだろうけれども、凱旋の船鉾たる大船鉾が復活したらかくあるのかと思われるような晴れがましい、町への帰還風景である。
堂々たる姿から格好良さが直球に出ていた。






ふむ。

来年も牽いている気がする・・・。

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