火蜥蜴夜話

文書、自己言及形式。

新年

2013-01-03 21:45:13 | Weblog
三が日が終わろうとしていますな。
仕事か・・・。



師走の31日、おけら詣り&知恩院の除夜の鐘を聴くために東山へ行って来た。
何気に、京都市内での年越しは初かも知れん。


21時台に河原町に着く。
すでに八坂さん方面からおけら火(写真)をクルクル回しながら帰ってくる人がちらほら。

八坂さんの境内に入り、お兄さんから縄を購入し、火をつけて回す。
闇の中、あちこちで円を描く火。



知恩院へ。

満天の星の下にライトアップで浮かび上がる三門の偉容。

鐘の撞きはじめが22:40、現在は22:05。
いやーコレくらいなら大丈夫だろうと思っていたら、
既に知恩院を取り巻く形で長大な列が。
「23時で閉門します、今並んでも入れるかわかりません」とのこと。
オイオイ(汗

縄を回しながら並ぶこと数十分、なんとか閉門前に境内へ入る。
セーフ。
その際、置いてあるバケツの水でおけら火を消火。
おけら火はもって帰ってかまどの火に使うのが本道だが、火が消えた縄でも火除けのお守りになるとのことなのでこの状態で大事にしまう。

境内をぐりぐりと巡った末、たどり着く大鐘楼。

「ゆく年くる年」でおなじみの光景がそこに。
僧侶が読経し、全身全霊で鐘を撞く。
さすが日本三大鐘、大きく、そして余韻が長い。
存分に堪能して脱出。





平安神宮へ。




という途中で年を越す。



さて、平安神宮への参詣道に沢山の屋台というあまり見慣れない光景の中を抜け、
煌々と明るい境内で列に並んで初詣。
いやーなんかいいですなこの新年の爽快感。

〆に屋台の長浜ラーメンを食べる。
これまた美味い。



というわけで、耐寒仕様で望んだにもかかわらず物凄く震えながらも目標は達成。
いやーよかったよかった。


皆様、今年もよろしくです。






除夜迫る

2012-12-31 14:45:30 | Weblog
今月の徒然。


①高台寺の雪月花(仏教行事)
に行く。境内をゆっくり見て回り、抹茶、煎茶をいただき、
最後に粥をいただいて〆。
いやーいいですね。

寺の中で大きな賽子を転がすという風景が非常に斬新だった(ぇ




②琵琶湖ホールで第九をきく。
師走に湖国で音楽を聴いたことがなかった。
新鮮。

 


③矢田寺のかぼちゃ供養に行く。
おおきなかぼちゃが奉納されている。
でもってかぼちゃの炊いたんをいただく。美味し。




④母校のクリスマス・タブローを観に行く。
相変わらず雰囲気がとてもよい。




⑤レ・ミゼラブルを観る。
あーミュージカルってほんま来るわ。
非常によろしおした。



そろそろ年越ですな。



代名詞

2012-11-29 20:55:07 | Weblog
禅林寺、通称「もみじの永観堂」に行って来た。

ちょっと思いついてライトアップ観にいけるというのが嬉しい。
閉門1時間前に入ったところ、なんとガラガラであった。
昼間にきたらここは人だらけのはずだが・・・運がよい。

雲ひとつ無い空に月。
照らし出された紅葉の数々がトンネルと化す。
遠くに望む多宝塔との対照。

これぞ京都の紅葉。




そして、「みかえり阿弥陀」。



永保二年(1082)2月15日早朝。

阿弥陀堂に人影が動く。

夜を徹して念仏行に励んでいる僧侶がいるらしい。


東の空がしらじらとし始めた。

ふっと緊張がとけた一瞬、僧は息をのんだ。

自分の前に誰かがいる。

それが誰か気づいて、足が止まった。


「永観、遅し」


ふりむきざま、その方は、まっすぐ永観の眼を見つめられた。


(『みかえり阿弥陀と永観律師』より抜粋)





力をもらった感がある。

観られてよかった。



叡電沿線

2012-11-26 12:39:55 | Weblog
に紅葉観に行って来た。

国際会館からバスに乗って実相院へ。

流石紅葉の名刹、人が多い。
しかし床紅葉はとても綺麗である。
磨きぬかれた黒い床に赤と黄色の葉が揺れる。
これは新緑の時期もよさそうである。
角度的に、直接見えない枝の部分が床には見えているのが面白い。



歩いて岩倉駅へ戻り、叡電乗り継いで八瀬は瑠璃光院へ。

斜面をうまく使った作りがとてもいい。
というかこんなとこに住みたい。

柱と床がフォトフレームになっているかのような中に庭の苔と紅葉が切り取られている。

さらに別の庭では、西日が差し込んで黄色がとても映えている。
こちらは、庭の草木に手を入れずに自然のままにしている(というかもともと植わっていた紅葉をそのまんまにしている)
とのことであるが、雑然とした感じが全く無い。
なんだろうこの調和。

瑠璃光院の周辺もまたよい。保養地的な落ち着いた中に真っ赤な紅葉が数多く。



また叡電で修学院へ。
少しばかり時間を調整してから曼殊院へ。
広大な庭がライトアップに映える。

周辺は落ち着いた風情で、紅葉シーズン且つ有名場所にもかかわらず、それほど人はおらず。
ゆっくりすることができた。
近々天皇陛下の行幸があるらしく、寺宝が豪勢に展示されており、とても運がよかった。
そして順路最後に幽霊画。相変わらずぞわっとする。



堪能ー。





山里の寺

2012-11-23 11:05:52 | Weblog
先日実家に帰ったときに、近くの寺に行って来た。

物凄く綺麗な紅葉と参道との組み合わせが見られる場所であり、
人の少ない紅葉の穴場・・・のはずだが、
今年はけっこうカメコが居た。
有名になってしまったのか・・・。

しかし紅葉は変わらず綺麗だった(写真)。
やはりよい。
禅宗の寺の質実剛健さと落ち着いた色調。


さてさて、紅葉はこの連休がリミットっぽいので
京都市内のどこかに行ってこよう。
(叡電方面に行きたい)


四季のイベントがあるときは一層、京都に住んでいてよかったと思う。

紅葉と温泉

2012-11-10 11:20:44 | Weblog
一足早い紅葉を観に、富山は黒部峡谷鉄道で山の奥に行って来た。
ルートや観点は違えど、まさか一年のうちに2回黒部に行くとは予想だにせず。


サンダーバードで富山へ。
いやあ特急ってワクワクしますな。

魚津(蜃気楼の町!・・・今回は見えない)で富山地方鉄道に乗り換え、そそり立つ北アルプスの中へ。
この富山地方鉄道、雰囲気がとてもよい。
駅舎一つ一つが年代モノな上に、沿線が牧歌的。
多幸感が素晴らしかった。

宇奈月温泉に着く。
マス寿司買って、ついに黒部峡谷鉄道(トロッコ列車)に乗り換え。
「この交通手段でしか行けない」というのがたまらん。


絶景である。

断崖絶壁に張り付くようにトロッコが進むが、目の前が錦秋である。

景色もさりながら、前回アルペンルートの方に行く前に黒部の太陽を観てたせいか、
車内放送(室井滋が担当)で高熱隧道のくだりを聞いたときは、星霜を感じ入らざるを得なかった。


終点、欅平に着(写真)。

青い空、紅葉、絶壁。いいねえー

さらに奥の名剣温泉に向かう。

宿に荷物置いて、さらにさらに奥の祖母谷温泉へ徒歩で行く。


山間部に硫黄臭が立ち込める。

ほとんど誰もいない露天風呂を独占する。

ビバ天国。


宿に帰って宿の温泉も十分に堪能。料理も美味い。




翌日、トロッコで引き返すが途中下車。
黒薙温泉へ。
これまた、山間を徒歩でひたすら歩く。
こちらは名剣・祖母谷とは別の源泉から引かれている露天風呂である。

露天風呂でぼーっとしてから再度トロッコで宇奈月へ戻る。



宇奈月からもと来た道を戻るが、途中高岡へ。
瑞龍寺(国宝)を観る。

なんか曼福寺に雰囲気似てると思ったらやっぱり説明に書かれていた。
とはいえ、京都でも奈良でもない場所の古刹は独特の雰囲気でよかった。

駅の北側へ行って高岡大仏を観る。
これで日本三大仏制覇。

高岡の美味い寿司を堪能。
何もかもが美味かったが、寒ブリは時期的にまだだったのだけは残念。



そして再度サンダーバードで帰宅。





やはり温泉はいい。

undo

2012-10-21 16:13:44 | Weblog
雲ひとつ無い青空の下、
寮が属している地区の運動会に参加した。

小学校の校庭に子連れでもない20代男性がいるのはなかなか斬新な気がした
・・・私のことですが(気にしすぎ?

小さい子が一生懸命に走っているのを観ると、
幼い時分の地域の運動会を思い出す。
懐かしい。









洗剤とタオルを景品でゲット。
しかし体がなまりまくっていることを痛感。
動かんとやばい。

寒暖差アリ

2012-10-14 19:43:54 | Weblog
ターザン的なアレをしたくなって、琵琶湖西岸に行って来た。
車を走らせること1時間半。
山の上へロープウェイで5分。

やってきました琵琶湖バレイ。
ここは冬場はスキー場だが、オフシーズンはターザン的なアレができたりするのだ。

ターザン的なアレ即ちジップラインアドベンチャーは、
自ら命綱とプーリーをロープにその都度着脱して行う自己責任極まりないアトラクションである。
手放ししたり、ぐるぐる回ったり、色々な方法で木々の間を滑空していく。

特筆すべきは、最終コース。
琵琶湖の風景を見おろしながら、スーパーマン的に空を飛ぶ。
非常に爽快。

晴れてよかったなあ。



その後、蓬莱山頂までちょっと歩く。
山頂はさらに360度オールビュー。
長閑な中、持参した昼食を食べる。
うーんいいねえ。




ふと気づくと、眼下には和邇が(写真)。
見下ろすとこういう風な場所なんだなあ。
月日は百代の過客にして・・・






帰りは、スパ施設でエネルギーチャージし、山科の王将で鬼のように食べて帰った。


このチャレンジ精神

2012-09-18 21:37:24 | Weblog
ときどき近くの席からサン=サーンスの水族館(着メロ)が聴こえてきます。
一瞬文化のかほり。


さて、先日京都水族館にとうとう行って来た。
周囲から聴いてた前評判は芳しからずであったが、実際行ってみたところ、
個人的には良かったと思う。

ここならではの良かった点

1:「京都に水族館がある」という事実の新鮮さ。
 京都を売りにしたブンブツがやはりそこかしこにあったが、それを見ながら
「ここ京都だよな・・・」と何度も思い返したほど、不思議な感じであった。
内陸部の都、海からは遠く・・・という先行イメージがあったことを強く感じた。
さらにそこで頑張ってイルカがショーをしてくれた日には・・・ねえ!(誰
東寺の五重塔がジャンプするイルカの後方に見えますがな。

2:オオサンショウウオのインパクト。
確かに動かん。動かんけど・・・動作の有無以前に存在が強烈である。
大きい丸太みたいな生物が水槽の隅に何匹も折り重なって固まっているのを見た。
後にミュージアムショップで「愛らしい」オオサンショウウオぬいぐるみを観たけど、
とてもカバーしきれない存在感だった。

3:京都駅から徒歩でいける。
これは大きい。




そも、京都水族館がどうというのとは別に、水族館なるもののよさを再確認した。
あの青暗い光の空間、落ち着く。






あと、ブランド総合研究所の調査で、県別魅力度ランキングで京都が第2位とのこと。
来年の数値には水族館分が付加されるのか。
そうであればうれしい。

宿命

2012-09-01 00:52:26 | Weblog
「今度、人集めて5万円分の巨大パフェに挑むんだけど来ませんか?」







無論、即決で参加。




・・・
・・・・・・




それゆえ、死して屍拾うものなし。
全力でパフェの後にラーメンで〆・・・なにこのやりきった感