絶たなきゃだめ

　戦場へでていくものは、兵役ということばもあって、役として。それは、やるべきこと、やらなければならないこと、というものでしょうか。もうひとつは、みずからすすんででていく、志願兵。

　ボランティアというのは、志願兵のこともいいますが、すすんでなにかをやることですね。どうだい、えらいだろう、と。ボランティア活動という、そこからどのようなメンタリティーを、人々は身につけることになるか。

　たとえば、ごみ拾いなどしているグループがあったら、どうですか。ごみが落ちていないと満足できないで、いつも落ちているようにと、こころのどこかで期待していないか。

　だれか捨ててくれないと、もう、そのボランティアはできなくなるわけで。すると、はりあいがなくなって、だれからもほめられなくなり、行政からも感謝状などもらえなくなり、新聞に載ったりすることも。

　いつも、ぽいぽいと捨てているものはまた、だれか拾ってくれるのなら、また捨ててやろうと。これでは、どちらにも、いいことはありません。

　ずっとむかし、トイレの消臭剤でしたか、「くさいにおいは、もとからたたなきゃだめ」というＣＭをテレビで見たおぼえがあります。この町のグループ、どうして川の汚れを「もとから絶つ」と気づけないか、どうしてＮＯと声をあげられないか、ということになります。

　どうぞ、コメントなど、ね。どうぞ、プロフィールにあるように、わたしの名で検索を。お元気で。