ピース・ダイアリー

競わないで、奪わないで、争わないで。
分けあって、話しあって、助けあって。
この世が、そのようであったらいい、と。

この秋の実りは

2008年07月16日 09時16分48秒 | 日記
 この国の食料自給率は39パーセントといい、よく指摘されるのは減反ともいう生産調整、農業従事者の高齢化、後継者難など。それで、草ぼうぼうの耕作放棄地も、ひろがるばかり。

 いつかの日刊紙には、「崩壊する日本の米作農家」の見出しで「政府は農業に競争力をつけるため、一定規模の農業者に助成金対象を絞る政策を打ちだした。事実上の『小規模農家切捨て』政策である」と、けれども、立正大学名誉教授の富山和子さんは。

「政府は、もっと効率のいい農業を行えば、市場における日本の農産物の割合を高められると考えているようです。だから、工業的農業、株式会社の農業を広げようと言います。しかし、そういう政策は間違っています。日本の農業には『効率』で計ることのできない役割を担ってきた歴史があるからです。日本の文化も農業によって育まれたものです」

 これは、月刊『自然と人間』5月号からの引用ですが、また次回につづけます。これからの暑さ、降雨量はどうか、それも秋の実りにつながります。