59歳「じージ」の癌治療日記

2005年11月、胃がんと診断された3人の孫を持つ59歳男性の治療記録

検査4.17.06

2006-04-18 10:07:07 | Weblog

4月18日(火曜日)
昨日(17日月曜日)はCT検査の日だった。病院に行き、受付で造影剤投与の承諾書を提出し検査室の前で待つ。
もう、慣れたものだ。
検査も大きなリングの中に貫通する移動式ベッドに寝て、何度か呼吸を止めてリングの中を行ったり来たりしていればすぐに終わる。
造影剤の威力は毎回すごいもんだと感心する。静脈からの投与だが、薬が入ると同時に身体が熱くなり、すぐにお尻の穴まで熱くなる。
検査の結果は今日はまだ分からない。前の写真と見比べて21日に担当医師から説明の予定だ。
きっとリンパの腫れは縮小し、ひょっとしたら正常の大きさになっているかもしれない。

CT検査室の前では色々な検査を待つ人に出くわす。
中でも気になるのが肝機能障害の人だ。
顔はどす黒くなりすぐに分かる、
体力も落ちて身体がだるく自分で歩けないので車椅子で来る人も居る。
胃腸内科で診察を受ける人は、もともとは他の臓器の病気だったものが、
薬の影響で肝機能障害を起こす人がほとんどだと思う。
こんな人たちを見ていると、つくづく私の治療経過が順調なのを本当にありがたい事だと思い、家族をはじめ支えてくれる周りの人、大宇宙の神様に感謝したい気持ちになる。

検査が終わって帰り道、お蕎麦屋さんによって遅い昼食をとった。
お腹がすいていたのでランチメニューを頼んだ。
親子丼とお蕎麦のセットメニューだ。
お蕎麦は冷たい盛り蕎麦、腰がありとても美味しかった。
一緒に出た地鶏を使った親子丼も結構なボリュームだ。
それでも久しぶりに娑婆(しゃば)の食事は美味しくて、
親子丼を一口分残した程度で、ほとんど平らげた。
我ながら本当に胃がん患者?って感じだ。
さすがにお昼が遅かったのと、量が多かったせいか、夜は食事を控えた。

今日の夕方にはフランスから孫娘が帰ってくる予定だ。
来週は1週間日本の幼稚園に体験入園させてもらった。
送り迎えも楽しみだ。仕事をしている会社の人たちには申し訳ないが、
こうして普通の日に孫の送り迎えが出来るなんて、
癌になってよかった! って気持ちだ。


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