59歳「じージ」の癌治療日記

2005年11月、胃がんと診断された3人の孫を持つ59歳男性の治療記録

気功師

2006-08-13 21:57:15 | Weblog

8月13日(日曜日)
昨日、一日寝ていたせいか今日は少し調子が良い。
朝起きて、犬の散歩にも行ってきた。散歩に行くと少し腰が痛い。
以前より坐骨神経痛があり、足の先までしびれていたが、同じような痛さで、骨転移のせいか坐骨神経痛のせいか、分からない。

お昼から気功にも行った。今日は日曜日なので電車も比較的空いていた。
気功で知り合った患者さんの話がとても興味深いので記述しておく。

58歳の男性で、何処が悪いのか本人も良く分からないが、とにかく身体全体が衰弱して内臓もどんどん小さくなり衰弱し医者からは「もう、手の施しようが無い」と言われたそうだ。
なんでも仕事はバイオ関係の薬だか何だかを扱っているらしく、自分で事業を興して今まで頑張ってきたと言う。
医学会の裏事情にも詳しいので、病気になった時点で自分に効く薬はないし、医者も自分のような難病患者に時間を割いてみてくれる医者はいないと思っていたとの事。
何とか西洋医学以外で治療するしかないと考えて、あちこちの気功師を訪ね歩いたそうだ。
ここの、郭良先生にめぐり合うまで8人の気功師に掛かったそうだ。
しかし、どの気功師も「自分には直せない」とか「あなたの寿命はあと2ヶ月です」とか言われがっかりして半ばあきらめかけていたそうだ。
自分が事業を始めた時に、この仕事は神から与えられた仕事だと思い、精一杯働いてきた。だから病気になったのかもしれないが、仕事で死ぬのなら仕方ないと感じていたらしい。
だけど周りの人が放っておかなかった。全国の気功師を探して良いといわれる気功師を3人選んでくれたそうだ。その中の一人がここ郭気功学院の先生だったそうだ。

先生からは「あなたにはもっと生きて神様のためにやらなければならない仕事が残っているでしょう、今死ぬわけにはいかないですよ。」と言われ涙が出るほど嬉しかったそうだ。
それから8ヶ月、2ヶ月の命と言われた人は、いまこうして気功の施術を受けながら仕事を続けている。
ここに通い始めた頃は電車を待っている間もホームにしゃがみこまなければ居れないし、エスカレータにも身体が引きずられてうまく乗れないほど体力が無かったそうだが、今は2時間立ちっ放しの施術を受けている。素晴らしい回復力だと感心する。

周りの人からは「気功はどんなですか? 気功は効きますか?」と聞かれるそうだが、
「効くとか効かないの次元ではない。私は気功に命を預けたのだ。」と答えているそうだ。結果は神のみぞ知ると言わんばかりだ。
医者やいくつもの気功師に見放され、もはや他に選択肢の無い状態で施術を受けている人の、本音に聞こえた。
私の場合、気功に限らず抗がん剤治療、代替療法、食養生、温泉治療、信仰など色々とやってはいるが、正直言ってこれに命を預けたと言えるほどどれも真剣ではない。だから、治療効果も良い方向に向かないのかもしれない。
気功の先生と施術を信じて任せきっているその人を少しうらやましく思えた。


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