映画鑑賞検定3級blog

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「ブラック・シティ 黒白森林」

2006-03-06 | 香港映画
あれ? こんなの撮ったっけ? と思いながらもとりあえず再生をポチッとな。

警官であるセブンアップは、チュウというマフィアと通じている。
その前に立ちはだかったのは同僚のウォン。
三つ巴の状態になる3人。
その中で生き残ったのはウォンだった・・・。

主人公は、セブンアップの息子。
警官となり、コーラと名乗っている。
母親が何度か再婚したため、苗字も代わり、セブンアップの息子だということは誰も知らない。

そんなある日、コーラはウォンに、自分の部下として働いてほしい、といわれる。
コーラの母親は、出世のためにファンが父親を殺したと、子供の頃からコーラに教え込んでいた。
コーラは、複雑な気持ちでウォンに近づいてゆく。
そんな時、幼い頃から自分を時折助けてくれていたなぞの男がコーラの前に現れる・・・。

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最初は、なんでこれをとったんだろう? と思いながら見ていましたが、途中から思いの他面白くなってきて、結構一生懸命見てしまった。

メインは父親と息子の話。どっかで見た感じではあるけれど、なんとなく面白い。

ちょっとお母さんの扱いが適当だったのが不満ではありますが、ウォンの姿を見ているうちにわかってくる姿、みたいなんがなんとなく上手いなーって感じで。

で、それだけでは流石に飽きちゃうから、ってところなのか、麻薬王と、マレーシア(だったと思う)の麻薬の売人と、その辺も上手く絡んで来て、アクションと、謎解き性も加えられているあたりもなかなかお上手。香港にしては綺麗に仕上がっています。

ずっと同じメロディーが使われる音楽も、なかなか印象的で良かったんじゃないでしょうか。

わかりにくくなく、わかりやすすぎなく、中途半端に笑えて、絶妙なバランスで、楽しめました。
監督脚本バリー・ウォンだったので、なんとなく納得したりして。
2時間ドラマ的な落ち着いた出来でした。

キャストもなかなか豪華。

主役のレイモンド・ウォンは、今売り出し中って所でしょうか。なかなか渋めのいい感じの俳優さんですね。

で、メインはアンソニー・ウォン。ほぼインファナルと同じ顔ですが、いいやつなのか悪いヤツなのかわかりにくい雰囲気が良かったですね。

主人公と同じくウォンの下で働いているおバカさん役はチャップマン・トゥ。で、彼もほとんどインファナルと同じ感じで(笑)

なぞの男はジョーダン・チャン。ゴリラ顔でスーツ。なんか、只者ではなさそうで良かったです。

麻薬王は、パトリック・ツェーニコラスのお父さんなんだって!ほぼ少林サッカーと同じ雰囲気(笑)

で、その娘役にジリアン・チュン♪ かわええ~ かわいくクールに決めてくれてますよ♪

マレーシア人(だったと思う)の麻薬の売人役は、テレンス・イン。一番セクシーな役回りで、裸でのた打ち回って走る姿は結構ヤバイ。

で、死んでしまう主人公の父親役がラウ・チンワンで、その友人のマフィア役はフランシス・ン。いかにも友情出演って感じでした。

笑えるシーンも実は多くて、一番笑えるシーンは実はジョーダン・チャンが目隠し3面打ちで、将棋と囲碁とチェスをやってるところ。それ、意味あるの?(笑)

あと、冒頭、ラウ・チンワンが、早撃ちの真似をするとこね。なんかおかしい。あんまりかっこよくない

さらに、ラウ・チンワンは名前が”セブンアップ”。なんじゃいそれは(笑)
そして息子は”コーラ”。
あれ? セブンアップはペプシの系列じゃない?なんちゃって。

それから、麻薬の隠し場所も実は結構笑っちゃうところにありますよ。

んなわけで、思いの他楽しんでしまいました。
なんだか、リメイク権をハリウッドが買ったとの話もありますが、どう転ぶのか楽しみです。

しかし、なんで私これを録画してたのか・・・。それが一番の謎でありました

http://forest.kinokuniya.co.jp/ItemIntro/39964


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