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①社会保険や労働保険、②終活、③整理収納、に関する新聞・雑誌の記事拾い読み、私の考え、お勧めなどをご紹介します。

【整理整頓】コンビニ活用術 冷蔵庫代わり電気代節約

2016年08月11日 15時15分42秒 | 整理整頓
 24時間営業のコンビニエンスストアは、便利さゆえに大量のモノを買いこんで無駄づかいすることもあります。
 しかし、単純にそれを防いで節約することばかりが、賢いお金の使い方、マネーハックではありません。

 コンビニの活用法は人それぞれです。
 例えば電気代の節約につなげるというのはどうでしょう。

 極力モノを持たずに生活する「ミニマリスト」という人たちの中には冷蔵庫を持たない人もいます。
 一見すると冷蔵庫がない生活なんて考えられないでしょう。
 でも生鮮食料はその日のうちに消費し、常温保存できる根菜類などを活用したり、外食・中食を併用したりすれば冷蔵庫不要の生活は決して不可能ではありません。

 冷蔵庫はある意味、金食い虫の要素があります。
 常に電気を使い続けなければ冷却できないからです。
 家庭の電気使用量の1割強を冷蔵庫が占めているそうです。
 コンビニを「自分で電気代を支払わない、必要なときにはいつでも使える冷蔵庫」として考えてはいかがでしょうか。
 最近は野菜を置いているコンビニも増えていますし、上手なやりくりが実現できればきちんと電気代を節約できるかもしれません。

 コンビニはダイエットに活用することもできます。
 ダイエットは手元にお菓子を置かないのが基本中の基本です。
 目が届くところからお菓子を隠してしまえ、とよくいわれます。

 私も一時期、お菓子をストックしないで生活したことがあり、ダイエットに効果がありました。
 しかし、どうしても食べたいときがあります。
 その際に利用したのは「コンビニをお菓子箱代わりにする」というマネーハックです。
 食べたいとき、そのたびにコンビニに出かけて少しだけ購入しました。

 コンビニのお菓子は小ぶりのパッケージになっていることが多く、節約になりました。
 「コンビニにわざわざ行くならガマンするか」という結論になることもしばしばでした。
 また、ガマンできなかったため割高な買い物をしてしまったという罪悪感は、食欲ダウンになりダイエットに貢献したのではないかと思っています。

 コンビニはお金を貯める有効なツールにもなります。
 例えば「使わないお金を隠す貯金箱」というアイデアはどうでしょうか。

 ためたいお金をメーンバンクにおけば使ってしまうリスクがありますし、財布に入れておくのもうまくありません。
 そこで貯金をメーンバンクからネットバンクに移します。
 店舗を持たないネットバンクには、コンビニATMの利用料を無制限でタダにするところもあり、活用しない手はありません。

 「コンビニ=便利」というテーマは本来のマネーハックの目指すべき方向でもあります。
 便利な部分、楽しい部分はエンジョイしながらお金の流れを合理的な方向に変えてみてください。
 (ファイナンシャルプランナー 山崎俊輔)
 (平成28年8月10日付け日経新聞、マネー研究所セレクションより)

 ミニマリストの良し悪しは評価が大いに分かれるところです。
 私はどちらかというと賛成派ですが、冷蔵庫を処分することはできないです。
 面白い観点だったので、この記事を拾ってみました。

【整理整頓】孤島に何を持っていくか 宇宙飛行士・山崎直子

2016年04月16日 15時56分39秒 | 整理整頓
 スーツケースひとつで、自由に移動しながら生きていきたいと思いつつ、実際は数々のものに囲まれて生活している。

 無人島で暮らすとしたら何を持っていくか、という問いは思考問題でよく出されるが、では、同じ孤島とも呼べる宇宙船の中で暮らすとき、何を持っていくか。
 実際、ミッション遂行に必要なもの以外に、限られるがプライベートの品も持っていくことができる。
 例えば、太ももに面ファスナーで巻いて固定する「ニーパッド」と呼ばれるノートが各自に支給される。
 作業中にメモを取るほか、訓練の重点や注意事項などを自分でまとめた紙を挟み、独自の「あんちょこ」としても活用するが、その中に家族の写真や手紙などを挟んでいくことが多い。
 私は、飛行安全のお守りのシールも挟んでいたが、聖書の一節を入れる仲間もいた。

 そのほかに、好きな曲は音楽プレーヤーに入れて、電子データはUSBメモリに入れて持っていくことができる。
 昔はCDプレーヤーを使っていたが、今は小さなiPodiに数百曲を入れることができるので便利になった。
 夜、寝袋の中で聴いていた。
 また、USBの中には、手順書の中には含まれていない設計図などの基礎データやハードウェアの写真を備えとして入れていたほか、個人的な写真などもいくつか入れていた。

 限られた容量の中に何を入れるか取捨選択する作業は、本当に大切なものは何かを見極める作業でもあった。
 宇宙に行く前には、万が一の事故にも備えて遺書をしたためておくこともあり、何を残すか整理する機会ともなった。
 物も、人生の中での時間も、限りがあるからこそ、大切にしようと思うのだろう。
 2016年(平成28年)4月14日付け日経新聞エッセイより

 いつか使うと思って残しておいたものも、結局は使わないことが多かったりします。
 できるだけモノを減らしましょうという考え方が広まってきているような気がします。
 いわゆる「ミニマリスト」までなるのは難しいけれど、私も実践しています。