24時間営業のコンビニエンスストアは、便利さゆえに大量のモノを買いこんで無駄づかいすることもあります。
しかし、単純にそれを防いで節約することばかりが、賢いお金の使い方、マネーハックではありません。
コンビニの活用法は人それぞれです。
例えば電気代の節約につなげるというのはどうでしょう。
極力モノを持たずに生活する「ミニマリスト」という人たちの中には冷蔵庫を持たない人もいます。
一見すると冷蔵庫がない生活なんて考えられないでしょう。
でも生鮮食料はその日のうちに消費し、常温保存できる根菜類などを活用したり、外食・中食を併用したりすれば冷蔵庫不要の生活は決して不可能ではありません。
冷蔵庫はある意味、金食い虫の要素があります。
常に電気を使い続けなければ冷却できないからです。
家庭の電気使用量の1割強を冷蔵庫が占めているそうです。
コンビニを「自分で電気代を支払わない、必要なときにはいつでも使える冷蔵庫」として考えてはいかがでしょうか。
最近は野菜を置いているコンビニも増えていますし、上手なやりくりが実現できればきちんと電気代を節約できるかもしれません。
コンビニはダイエットに活用することもできます。
ダイエットは手元にお菓子を置かないのが基本中の基本です。
目が届くところからお菓子を隠してしまえ、とよくいわれます。
私も一時期、お菓子をストックしないで生活したことがあり、ダイエットに効果がありました。
しかし、どうしても食べたいときがあります。
その際に利用したのは「コンビニをお菓子箱代わりにする」というマネーハックです。
食べたいとき、そのたびにコンビニに出かけて少しだけ購入しました。
コンビニのお菓子は小ぶりのパッケージになっていることが多く、節約になりました。
「コンビニにわざわざ行くならガマンするか」という結論になることもしばしばでした。
また、ガマンできなかったため割高な買い物をしてしまったという罪悪感は、食欲ダウンになりダイエットに貢献したのではないかと思っています。
コンビニはお金を貯める有効なツールにもなります。
例えば「使わないお金を隠す貯金箱」というアイデアはどうでしょうか。
ためたいお金をメーンバンクにおけば使ってしまうリスクがありますし、財布に入れておくのもうまくありません。
そこで貯金をメーンバンクからネットバンクに移します。
店舗を持たないネットバンクには、コンビニATMの利用料を無制限でタダにするところもあり、活用しない手はありません。
「コンビニ=便利」というテーマは本来のマネーハックの目指すべき方向でもあります。
便利な部分、楽しい部分はエンジョイしながらお金の流れを合理的な方向に変えてみてください。
(ファイナンシャルプランナー 山崎俊輔)
(平成28年8月10日付け日経新聞、マネー研究所セレクションより)
ミニマリストの良し悪しは評価が大いに分かれるところです。
私はどちらかというと賛成派ですが、冷蔵庫を処分することはできないです。
面白い観点だったので、この記事を拾ってみました。
しかし、単純にそれを防いで節約することばかりが、賢いお金の使い方、マネーハックではありません。
コンビニの活用法は人それぞれです。
例えば電気代の節約につなげるというのはどうでしょう。
極力モノを持たずに生活する「ミニマリスト」という人たちの中には冷蔵庫を持たない人もいます。
一見すると冷蔵庫がない生活なんて考えられないでしょう。
でも生鮮食料はその日のうちに消費し、常温保存できる根菜類などを活用したり、外食・中食を併用したりすれば冷蔵庫不要の生活は決して不可能ではありません。
冷蔵庫はある意味、金食い虫の要素があります。
常に電気を使い続けなければ冷却できないからです。
家庭の電気使用量の1割強を冷蔵庫が占めているそうです。
コンビニを「自分で電気代を支払わない、必要なときにはいつでも使える冷蔵庫」として考えてはいかがでしょうか。
最近は野菜を置いているコンビニも増えていますし、上手なやりくりが実現できればきちんと電気代を節約できるかもしれません。
コンビニはダイエットに活用することもできます。
ダイエットは手元にお菓子を置かないのが基本中の基本です。
目が届くところからお菓子を隠してしまえ、とよくいわれます。
私も一時期、お菓子をストックしないで生活したことがあり、ダイエットに効果がありました。
しかし、どうしても食べたいときがあります。
その際に利用したのは「コンビニをお菓子箱代わりにする」というマネーハックです。
食べたいとき、そのたびにコンビニに出かけて少しだけ購入しました。
コンビニのお菓子は小ぶりのパッケージになっていることが多く、節約になりました。
「コンビニにわざわざ行くならガマンするか」という結論になることもしばしばでした。
また、ガマンできなかったため割高な買い物をしてしまったという罪悪感は、食欲ダウンになりダイエットに貢献したのではないかと思っています。
コンビニはお金を貯める有効なツールにもなります。
例えば「使わないお金を隠す貯金箱」というアイデアはどうでしょうか。
ためたいお金をメーンバンクにおけば使ってしまうリスクがありますし、財布に入れておくのもうまくありません。
そこで貯金をメーンバンクからネットバンクに移します。
店舗を持たないネットバンクには、コンビニATMの利用料を無制限でタダにするところもあり、活用しない手はありません。
「コンビニ=便利」というテーマは本来のマネーハックの目指すべき方向でもあります。
便利な部分、楽しい部分はエンジョイしながらお金の流れを合理的な方向に変えてみてください。
(ファイナンシャルプランナー 山崎俊輔)
(平成28年8月10日付け日経新聞、マネー研究所セレクションより)
ミニマリストの良し悪しは評価が大いに分かれるところです。
私はどちらかというと賛成派ですが、冷蔵庫を処分することはできないです。
面白い観点だったので、この記事を拾ってみました。