実に透明感のある、美しくエモーショナルなテナー・ボイスを聴かせてくれる、新人男性シンガー、デビッド・ニール。この8月にデビューアルバム「I'm About To Come Alive」をMCA Nashvilleからリリースしました。しかし、じつは2002年にMercury傘下のUMG Nashvilleでセルフ・タイトルのデビュー・アルバムを制作、ラジオ局向けのサンプルも配布されて、デビュー寸 . . . 本文を読む
「アノ曲」のおかげで、好戦的な”タカ派”のイメージが強いダリル・ウォーリー。その彼の、トータル6枚目、そして盟友で名プロデューサーJames Stroud(Clint Black、Clay Walkerらをプロデュース)の興したレーベルStroudavariousからの第一号アルバムです。本作は話題性のある政治色は抑え、タイトで力強いアップテンポが中心のコンテンポラリー・ロッキン・カントリーが満 . . . 本文を読む
2008年のCMAアワードで、ギタリストとしてMusician of the Yearを獲得(今年もノミネートされてます)したマック・マカナリー。同じく昨年、ケニー・チェズニーのNo.1ヒット"Down The Road"もマックの作品で、デュエットで歌声も聴かせてくれていました。聡明なカントリー・ファンでも、なかなか彼の名を知る人は少なかったのではないでしょうか?しかし、90年代に彼の素晴らし . . . 本文を読む
Mercuryレコードを代表する若手コンテンポラリー系シンガーとして、マーク・ウィルスの後を継いだビリー・カリントン。彼の、2008年10月にリリースされたサード・アルバムをご紹介します。2年前、簡単なプロフィールと共にご紹介した「Doin' Somethin' Right」もそうでしたが、いかにもポップ系と一目でわかるカジュアルなルックスで侮れないほど、彼のアルバムのクオリティは高め安定で、骨 . . . 本文を読む
カントリーゴールド2009に来日する”HONKEY TONK TAILGATE PARTY”のキー・パーソンで、事実上のヘッドライナーであるマーク・ウィルスMark Wills。一見男性三人でチョッと華にかける印象をもたれるかもしれませんが、このマークは90年代後半から2000年代前半にかけて、そのスムーズで温かいクルーナーを駆使したクロスオーバーなバラードでヒットを連発した大スターなのです。最 . . . 本文を読む
●2019年の、再結成情報をこちらにアップしました
昨日、カントリー・フィールドの超大物デュオ、ブルックス&ダンが2010年に解散!との衝撃の発表が、オフィシャルHPでありました。
「20年間一緒にやってきて、僕たちはここで終わりにしよう、と合意した。このユニットは僕たちにとって全てであり、夢以上のものだった。全てはファンのみなさんのおかげだよ。色々噂を聞くかもしれないけれど、そんなの . . . 本文を読む
8曲のナンバー1ヒットを持ち、これまで1000万枚のレコードセールスを誇ってきたカントリー・スター、トレイシー・ローレンス。その輝かしいサクセス・ストーリーの一方で、浮き沈みや私生活のトラブルが取りざたされる事もあった彼が、メジャー・レーベルの制約から自身を解き放ち、クリスチャン・アルバム「The Rock」をリリースしました。それは彼が長い間、レコーディングしたいと願っていたものだったのです。 . . . 本文を読む
The Crow: New Songs for the Five-String Banjo
映画「花嫁のパパ 」「ミックス・ナッツ/イブに逢えたら」などで知られる”ハリウッド・スター”。アカデミー賞の司会暦もある、大物コメディアンで俳優のスティーブ・マーティンSteve Martinが、何と自身のバンジョーをフィーチャーしたブルーグラス・アルバムをRounderレーベルからリ . . . 本文を読む
カリフォルニアのレトロなロカビリアン、クリス・アイザック Chris Isaak。たっぷりとしたエコーを響かせたロイ・オービソンのロカビリーや、50年代サン・レコードのカントリーを愛する彼の音楽は、カントリー・ミュージック・ファンにも十分心地よく響く資質を持っていると思います。そのサウンドと、ベルベットのように艶やかで男の色気をにおわせるテナー・ボイスは、ドワイト・ヨーカムDwight Yoak . . . 本文を読む
テキサスの人たちは、今日もこんな素敵なホンキー・トンクを楽しんでいるのだ。
メインストリームのトレンドやヒット・チャートなんぞお構いなし、この21世紀の現代においてもバック・オウェンズ、マール・ハガードらから継承したベイカーズ・フィールド流ホンキー・トンク・カントリーを提供し続けてくれるデイル・ワトソン。その彼の、中でもお得意のトラック・ドライビング・ソング(全米をトレーラーで走り回るトラッ . . . 本文を読む
ど真ん中のコンテンポラリー・カントリー。
前作「If You're Going Through Hell」で4曲("If You're Going Through Hell""Watching You""These Are My People""Cleaning My Gun")ものカントリー・ナンバー1ヒット・シングルをモノにして大ブレイクしたロドニー・アトキンス。そのフォロー・アップとな . . . 本文を読む
オルタナティブ・カントリー界のおしどり夫婦、バディ&ジュリィ・ミラーの、連名では2作目となるアルバムです。各々のキャリアは長いので、まだ2枚目というのは意外ですね。その今作、バディ・ミラーのアーシーなギターも冴え渡り、メインストリーム・カントリーとは一味も二味も違う、アメリカン・ルーツ・ミュージックの香りをふんだんに漂わせたクリエイティブでソウルフルな作品で聴きものですよ。そのカバーするカテゴリ . . . 本文を読む
カントリー・ボーカルの楽しみ。昨年デビューのニュー・カマーRandy Houser、”カントリーらしい”オーソドックスなバリトン・ボイスの持ち主を紹介しましょう。リード・シングルの"Anything Goes"がトップ20ヒットとなり、なかなかの注目株です。この曲、ピアノにリードされたゴスペル・タッチの豊かでミニマムなバックの響きに乗り、Randyの滑らかで適度な心地よさを . . . 本文を読む
一昨年のカントリー・ゴールド2007で来日、プリミティブで小気味良いカントリー・ロックで聴衆を沸かせたロスト・トレイラーズ The Lost Trailers。その時は、これからの注目株!ってな存在だった彼らですが、2008年夏リリースのこの「Holler Back」で遂にメインストリームでブレイク、ビルボードのカントリー・チャートで5位に到達する健闘を見せました。やっぱ、カントリー・ゴールドの . . . 本文を読む
ブラッド・ペイズリー(Brad Paisley)ファンの皆様、これからの音楽生活を悔いなく過ごすために、ロイ・ニコルスのギターはとりえあず聴いといた方が良いかと・・・・
クラシック・カントリー・レジェンド達の映像発掘はそれなりに進んでいる昨今。マール・ハガード Merle HaggardのDVDも既に幾つか出ていますが、ここに紹介するのはマール様の長い栄光のキャリアの中でも最も勢いのあった、 . . . 本文を読む