2010年のデビューアルバム「The Band Perry」からの珠玉のカントリー・バラード"If I Die Young"で大ブレイク。2011年CMAアワードでは、堂々New Artist of the Yearをゲットし、カントリー・フィールドで一定の地位を築いた、Perry家姉弟3人組です。その軽やかなポップセンスに裏打ちされたオーガニックなサウンドは、我が国の洋楽リスナーにもかなり注目 . . . 本文を読む
インディ・レーベル所属ながら、2007年のデビュー以降、着実にアルバムをリリースし続ける女性シンガー、ケイティ・アーミガー。本作は2013年リリースの4作目。年齢はまだ若干22歳!その若さに似合わず、成熟したクリーン・ボイスを聴かせてくれる才能溢れる女性です。しかも本作では、全曲でソングライティングに加わっていることも注目でしょう。現在のメインストリームのカントリー界は、圧倒的に男性アーティスト . . . 本文を読む
カントリー界随一の実力派4声ユニット、リトル・ビッグ・タウンの、今年2012年の大出世作。2005年の「The Road to Here」でブレイク以降、その確かで魅力的なボーカル・ワークで地位を築き、最近は堅実なカントリー・ロックの様式美に則った作品で一定の評価を得てきた彼ら。しかしブレイク以降は、なかなか実力相応のビッグ・ヒットに恵まれなかった彼らが、本作で遂に念願のCMAアワードのグループ . . . 本文を読む
テイラー・スウィフトを世に送り出したScott BorchettaのBig Machine Recordから、またまたチョッと洗練されたイメージをまとった若手グループがデビューしました。2012年作品です。メンバーは、Hannah Blaylock (リード・ボーカル), Dean Berner (ギター、ドブロ、ハーモニー)そして Cherrill Green (マンドリン、バンジョー、ギター . . . 本文を読む
どうしても”アメリカン・アイドル・シーズン5で6位になり・・・”という枕詞がつきまとう、カントリー・フィールドのアイドル的存在、ケリー・ピックラー。そんな彼女が自身の真のルーツである、トラディショナル・カントリー・スタイルに真正面から取り組んだ、2011年のサード・アルバムです。ケリーのこのスタイルへの強い愛情と、プロデューサーであるFrank Liddell(ミランダ・ランバートなど担当、リー . . . 本文を読む
カントリーフィールド随一の実力派女性シンガー、サラ・エヴァンスの、2005年「Real Fine Place」以来のオリジナルアルバムです。離婚など私生活のゴタゴタがあった事で音楽活動が覚束なかったようですが、無事RCAからのニューアルバムを届けてくれました。レーベルも良く待ったね!そしてこのアルバムのみならずシングル"A Little Bit Stronger"も、チャートのNo.1を見事獲得 . . . 本文を読む
●2013年のセカンドアルバム「Pioneer」のレビューはコチラで
チョッと長髪の2人の兄弟と、”アノ人”のようなヘアスタイルの姉による3人組。 その若々しい風貌が、どこかこれまでのカントリー・グループとは違う雰囲気をたたえるバンド・ペリーのデビューアルバムです。彼らの姿を見れば、誰しも”アノ人”テイラー・スウィフトを思い出すのではないでしょうか。それもそのはず、彼らのデビューには、テイラー . . . 本文を読む
メインストリームのカントリー・フィールドに爽やかで牧歌的で、素敵な”Too Country”ソングを提供してくれる奇跡のような夫婦デュオ、ジョーイ+ロリー。デビュー作「The Life of A Song」からのシングル"Cheater, Cheater"はけして大ヒットと言うわけではなかったけれども、アルバム自体は評論家筋の賞賛を浴び、セールスも20万枚と、シンプルな作風にしては上々の成績でし . . . 本文を読む
安定志向と言われるカントリー・フィールドの中にあって、常にその音楽に変化と挑戦的な試みを継続してきた稀有のボーカル・デュオ、シュガーランド。クリスマス・アルバムやライブを除くオリジナル・アルバムとしては4枚目となるこの「The Incredible Machine」は、シンプルでルーツィな作風でカントリー・ファンを唸らせた「Love On The Inside」とは打って変わって、これまでの中で . . . 本文を読む
他に比類ない本物感溢れるコーラスが個性の男女4人組、リトル・ビッグ・タウン(LBT)。本当に嬉しい新作です。90年代のカントリー・スター、クリント・ブラックによるEquityレーベルでの作品でブレイクしたのですが、そこでの2枚目「A Place to Land」 リリース直後、そのEquityがクリントのビジネス上のトラブルの為に終息。やむを得ず、メジャーCapitol Records に移籍し . . . 本文を読む
この5月にリリース予定をお伝えした、2005年の「The Metropolitan Hotel」以来5年ぶりのリリースとなる、チェリー・ライトのニュー・アルバムです。チェリーというと、どうしても1999年のブレイク作で、パワー・ポップのタイトル曲がカントリー・シングルNo.1を獲得した「Single White Female」を思い出してしまうのですが、それに対して本作は、隙間の多いミニマムな音 . . . 本文を読む
★2020年リリースの「The Dirt and the Stars」を取り上げました★
20年を超えるキャリアを持つメアリー・チェイピン・カーペンターMary Chapin Carpenterの通算11作目のオリジナル・アルバムです。90年代初頭、トラディショナル・カントリー全盛の中、フォーク~フォーク・ロックを基軸とした実に個性的なカントリー・サウンドを生み出してブレイク。 . . . 本文を読む
ミネソタのブルーグラス界というローカル・シーンで活躍後、2008年に「For All the World to See」で全米デビューし、カントリー・ファンにも馴染みよいアコースティック・ミュージックで楽しませてくれたベッキー・シュレーゲル。その彼女の2010年最新作です。「For All the World to See」がまだブルーグラス・ルーツをそこかしこに感じさせていたのに対し、本作はカ . . . 本文を読む
2004年、"Redneck Woman"でエピックから彗星のようにデビューし、CMAアワードの女性ボーカル賞を受賞するなど、一躍時の人となったグレッチェン・ウィルソン。その彼女が、自身のレーベル、その名もズバリのRedneck Recordsから初めてのアルバムをリリースしました。サザン・ロック・マナーのハードなサウンドと、アーシーなアウトロー・カントリー・スタイルが身の上の彼女。しかし、その . . . 本文を読む
ディキシー・チックスDixie Chicksの結成当初からのメンバーで姉妹のエミリー・ロビソンEmily Robisonとマーティ・マグワイアMartie Maguireの2人によるユニット、コート・ヤード・ハウンズCourt Yard Houndsのアルバムです。元々はチックスのアルバムをレコーディングするつもりだったようですが、リード・ボーカルのナタリー・メインズNatalie Maines . . . 本文を読む