ゆるゆるしなやかに♪ ベルマダがいく!

2011年4月からベルギー生活をはじめました。
ベルギーでの生活等々、ゆるゆる綴っていきますね。

イサム・ノグチ庭園美術館。行きたかったんです。とっても。

2012-02-27 12:56:10 | 一時帰国。
イサム・ノグチを知ってる人は多くいると思いますが、
彼のアトリエは、世界に三カ所あり、その一つが実は香川県にあるのですよー。

その晩年を過ごしたアトリエと住居等を一般公開しているのが、こちら、
「イサム・ノグチ庭園美術館」です。

随分前からとってもとっても行きたかったんですが、
なんせ、ここは、「週に3曜日のみ、1日3ツアーのみ」という入場制限で、予約は必須。
しかも、予約は「往復はがき」なんっすよ。超完全予約制!
うーん、いまどき、往復はがき。。。苔寺な感じですね。
お値段もオトナ2100円と苔寺なみな感じです。
そう、東京にいたりすると、「ちょっとハードル高いよね」的な感じ。

でも、思うのですが、いまどき的に「ネットでサクッと予約しちゃった!」というのじゃないのが、
行く人の「行くぞ!的な真剣な取り組み」になる気もするので、いいかもしれないです。

なんでもかんでも「便利ぃ~!」で済ませない、本気度がイイってことです(笑)


場所は、牟礼(むれ)という町にあり、採石場のふもとにある場所です。
そうそう、思い出しましたが、四国は「石」で有名なんですよね。
日本三大石材産地なんですよ、ここは。
そういえば、京都の重森三玲のお庭も、四国の青石でした。
あれは、確か徳島だったかと思いますが。


で、市内から公共交通機関で行くにはちょいと時間が足りなかったのでタクシー乗っちゃったりしました。

こちらが、受付になっている蔵。です。
これは、美術館が出来た時に、地元の人が、古い蔵を再構築したらしいです。






ここに、まずは予約した人が集合し、
(1)アトリエと展示蔵、
(2)居住した家とその周辺
の2か所を30分ずつ見ることが出来る仕組みです。

ツアーといっても、アトリエや家の門の前で、一通り説明を聞き、
後は自由に体感する、というもの。

作品は、完成品、未完成品の両方があり、
屋外に置いてあるものは、サインが入ってるというのが、完成品だとか。

展示蔵には説明者曰く「イサムが室内に置いて鑑賞してもらいたいもの」を中心に置いてあるとか。

あの有名なドデカイ、エナジー・ヴォイドもその中にありました。
あんなにデカイなのに、なぜ屋内に?
屋内にあるからこそ感じる、その空間とのせめぎあいを感じて欲しかったのでしょうか?

どちらにしろ、囲われた空間によっても、彫刻というのは感じ方が違う、、、とういことをアラタメテ認識です。
そして、どの向きから見るかによっても、とらえるモノが違うんですよね。
それが彫刻の面白いところです。

しかし、彫刻って、「触って」楽しめるという点もあると思うのだけど、
今回の展示品は「手を触れないでください」というものでした。
確かに触ってしまうと、それ自体の完成度は低くなっていくばかりなんですが、
触れてみて感じる、ということの原点を今回は出来なくて残念です。
ま、仕方がないかー!


でも、この空間はとってもよかったですね。
写真撮影も禁止されていて、丸亀の豪商のおうちを移設したという住居も、
とてもイサムっぽいあかりのあしらい方で、ステキでした。
冬はとっても寒そうですが。(苦笑)



家の裏側(?)にしつらえた公園的なスペースも、とってもとても気持ちがイイ。


イサムがおかーさんのために作ったという空間のようです。
おかーさんといえば、あのレオニーさんですよね。
ドゥス昌代さんの「イサム・ノグチ 宿命の越境者」を読んだ私は、いたくうなづくモノがありました。
もし、ここに行かれる機会があるのであれば、事前に本を読むとより面白いかもしれませんね。


でも、全く知識がなくっても、こういった場所って、「パワーが、エネルギーがもらえるっ!」っていうのかな。
息遣いがある感じがして、そして、「屋外」というのも、
その時の天気や温度感や季節なんかもあわせて記憶に残ります。

写真撮影が禁止されているところほど、自分の記憶に残る気がします。苦笑。

それでも、写真が撮りたくて、ちょっと外側だけをパチリ。
この日は、天気がよくて、イサムとの邂逅を祝ってもらってるようでした(勝手にそう思ってます。ハイ)



これで、アートな旅も終焉に。。。。
すっかり、ゴキゲンで時間は、すでに16時過ぎ。。。
飛行機の時間まで若干時間がある。さて、何をするか?
セカチュー(世界の中心で愛を叫ぶ)のロケ地を見よう、だの、
いろいろ考えたんですが、、、、

せっかく香川に来たんだから、「UDON」食べねばっ!これですよ、コレっ!


で、10年ぐらい前にせっせと出張に高松に来てた時に通ってたうどん屋に久しぶりにいくかっ!と
勝手に盛り上がりましたが、、、
ネットで場所や店名を再確認したら、、、、
そーだった。。。。
こちらのうどん屋は、お昼すぎで営業終了なんだった。。。
うどんは、やっぱり朝食べるもの、生ものなんですねー。
すっかり忘れておりました。

まあ、そうはいっても、開いてるお店もあったのでー、
早めの晩酌がてら、うどんを食べました。



でも、やっぱり、さか枝のうどん食いたかったなー!!!!!!!!

帰りは高松空港で、セカチューごっこ。。。。は、しませんでした。笑。

また来るよ、讃岐☆


こうして「瀬戸内アートな女子旅」は終了。
私の自分土産は、かさばらない布もの。でした。











最新の画像もっと見る

コメントを投稿