吉野家がオーストリッチ丼として、ダチョウの肉を使ったどんぶりを1680円(ちょっと高い)で提供するそうです。
蟷螂は14、5年ほど前にダチョウを食べたことがあります。
それも刺身で!
仕事で宮崎に行った時の事でした。
ホテルに食事をとるところが無かったので、タクシーに乗って適当な居酒屋を紹介してもらって行った先で、カウンターに座って品書きをみたら『ダチョウの刺身あります』とあり、直ぐに注文しました。
たしか東国原氏が知事をしていた頃のことです。
タクシーの運ちゃんも『東になったら町の景気が全然違う』と感心していましたっけ。
入った居酒屋も、メチャクチャリーズナブルな価格で、出てくる料理もおいしく、居酒屋は宮崎が一番だ!と思ったものです。
ところで蟷螂の食に対するチャレンジ精神は親父譲り、出されたものは大抵口に入れて味わいます。
30年くらい前、錦糸町の外れに焼きハマグリ屋があり、のれんをくぐりましたが、ハマグリを食べる前に焼き場のお姉さんから出される料理を食べることになっていました。
先ず出てきたのは、豆腐の上に載った蟻。
『おねぇさん、この蟻猿江公園の蟻じゃないだろうね』
といったら、
『冗談じゃないよ。中国から輸入した正規品だよ』
と、ぺらんめぇ口調で言われました。
渋々食べました!が蟻酸はやや酸っぱいという記憶しかありません。
その次に出てきたのは蠍のから揚げです。
こいつはやたらと脂っぽく、甲殻類っぽい味はしませんでした。
そして次に出てきたのがトナカイの肉。
こいつが矢鱈と硬く、歯ごたえがありすぎるので往生していたら、一緒に行ったヤツが『私、歯が悪いのでちょっと』とオネェさんにオネガイすると、『いいよ』と快諾し、代わりに出てきたのがイモリの黒焼き。
あの姿そのままです。
蟷螂は黙ってトナカイの肉をしゃぶっていましたが、同行者は結構大きめのイモリを口に入れ、足や尻尾が口からはみ出していた姿は超インパクトがありました。
焼き鳥屋では鶏肉のタタキが好きでよく食べていましたが、ある詩人と一緒に一杯やった時、タタキを勧めたら絶対に手を出しませんでしたっけ。
中学生のころ、祖母の葬式時に親父系のオジキから『蟷螂ちゃん、俺がむかし鶏肉の生を喰ったら緑膿菌にやられて死に損なったから注意するように』と言われていたけれど、タタキはとても美味で病みつきになりました。
だけど、さすがに鶏肉の刺身3点盛りは手が出なかった。
業者と一緒にタタキの鳥屋に行ったら、『刺身を食べたい』というからオーダーしてやりました。
『さすがに刺身はちょっと』と遠慮したら、『ボクは遠慮しませんよ』といって彼は全部平らげましたが、そのあと音信不通に。
ダチョウは来るべき食糧危機の救世主になるかもしれませんが、鳥獣保護法の対象にならないのかな?
もっともそんなことを言ったら鴨南蛮は食べられないか。
ウーバーでダチョウ丼を頼んだら持ってくるかな。
楽しみがひとつできました。
と言っても、何でも食いまがすね。好き嫌いを言えるような育ちでは無いので.笑
でも、妻と初デートの頃の居酒屋で、雀の姿焼きを注文されて頭ごとバリバリ食われた時は..「なんだ、こいつは」でした
ダチョウは卵しか食ったことがありません
もちろん私は口にしませんでした。同級生が食べたかどうかは覚えていません。
昔、実家の店の隣の買取屋のオヤジが鯉を釣ってきてうちの親父に出して、『心臓を動いているまま取り出してもってこい』とオーダーされ、『鯉は嫌だなぁ』と言いながらもサクッと捌き、小さな器に入れた、まだピクピク動いている心臓を隣のオヤジに持っていくと、目の前でツルりと口に入れましたっけ。
ちなみにその人はアチラの国の人でした。