愛煙家の多事総論

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導入されてしまうF-22戦闘機

2007-04-27 21:17:30 | 国内情勢
何故か日本のメディアよりも韓国のメディアの方が先に確報宣言した、アメリカ軍の最新鋭機F-22の日本への販売計画。ついに日本にも、事実上世界最強の戦闘能力を誇る戦闘機が配備されることになりそうだ。複雑な気分だ・・・。

北東アジア空軍力サンドイッチ「F-15K導入見直し必要」

米“日本のF-22導入”意思を確認

【社説】赤信号灯った北東アジア軍備競争

<サンドイッチコリア>日本・中国の軍事力を緊急診断

【社説】北東アジアに日章旗をつけたF22戦闘機が出現する

日本のF22配備めぐり北東アジアに緊張走る



勿論、嬉しいという気持ちもある。嬉しい・・・とはちょっと違うかもしれないが、これで日本も中国に対抗、あるいは圧倒できる空軍戦力を持つわけで、もし戦端が開かれれば制空権を完全に掌握することが出来、海軍も有利に戦局を進めることが出来る。
安心感かもしれない。

昨年アラスカで行われた模擬戦闘の結果は、異常とも言えるものだった。144対0。F15編隊は、F22編隊を一機も撃墜できずに殲滅されたというものだ。


そんな戦闘機を100機配備・・・はっきり言って、軍事バランスが崩れるとかそういうレベルじゃない。日本の一人勝ちになる(アジアでの話)。

勿論、日本が今のままで他国に侵攻せずをモットーとしているのならば構わないが、国民投票法案が通ったように、憲法改正の動きも徐々に進んでいる。

というか、アメリカがここに来て日本に販売を認めだしたのは、そもそもその国民投票法案が可決されたからに他ならない。

アメリカが日本に要求しているのは、「共同軍」としての動きだ。

が、現行の憲法下では日本は対外軍事行動は出来ない。せいぜい輸送や事後処理に携われるくらいだ。そんな国に「攻撃用」兵器であるF22を売っても宝の持ち腐れだ。しかし、憲法が改正され日本が対外軍事行動が出来るようになれば、アメリカは喜んで日本を仲間に引き入れようとするだろう。
その憲法改正の動きが本格化してきたからこそ、F22配備の話も本格化したのだろう。

F22を配備するということは、アメリカと一緒に他国民を殺しに行くということなのだ。

対象が中国だろうと北朝鮮だろうと韓国だろうとイランだろうとロシアだろうと、もう日本は断れなくなる。アメリカからの殺害要求を。

勿論、日本政府には他国の脅威から自国民を守る責務がある。しかし、行き過ぎた軍事力を持てば、必ず悲運の憂き目に遭う。過去、強大な軍事力を持った国が戦争をしなかったことなどない。

配備するにしても、小隊編成で10機以下に留めるべきだと思うが・・・。

無論、中国がF22を越える性能の戦闘機を100機以上配備し出したら、話は別だが。


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2 コメント

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みず指す様なんですが。 (ゆうせい)
2007-04-28 15:27:55
パイロットスキルと実践経験の不足は先進国随一。

だからF22入れても、総合戦闘力は際立って上がらない。

なので、制空権を確保するには最低ライン100機程度が必要…と思われます。
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またですかぁ (傘地蔵)
2007-04-30 15:37:21
まぁ軍事的な日米連携の関係もあるのでしょうが、そろそろもっと安くて、それなりに使えるのを他の国から買うという選択肢があってもいいような気もするんですよね。たぶん、無理なんでしょうけど。

こんなに借金まみれの財政なのに、大盤振る舞いも何だか...

それに、装備云々も大事なんでしょうけど、その前に法整備しておくのが先でしょうが。
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