「詐欺ではありません」→「運営実績ほとんどなし」

最近何かと騒がしい近未来通信。自分も何度もＣＭを見たことがあるが、ＣＭや会社のＨＰを見る限りでは、至極真っ当そうな会社であり、詐欺をするような会社には見えなかった。
が、実際は詐欺そのもの。

運用サーバー7台だけ　近未来通信事業実態なし

投資家から多額の資金を集めながら、閉鎖状態になっているIP電話会社の近未来通信に対し、総務省が立ち入り検査をした結果、実際に使われていた中継サーバーは、わずか7台だったことが分かりました。

　総務省は、近未来通信が提出した事業報告書の内容に不備があるとして、今週、立ち入り検査に踏み切りました。その結果、112カ所で2466台設置していると報告していたサーバーは、実際は7カ所、7台しか使われていませんでした。また、おととしの8月から1年間の売上高、約180億円のうち、通信料はわずか3億円で、投資家から集めたとみられるサーバーの売り上げなどがほとんどを占めていました。近未来通信は、「中継局の設置費用を負担してもらう代わりに、通信料収入で配当する」と説明し、投資家から資金を集めていましたが、事業の実態がほとんどないことが改めて裏づけられました。



ちょｗｗｗｗｗ７台ってｗｗｗｗｗｗ
通信事業ではない（うちは通信会社ですが、通信事業ではない。ややこしいな）うちですら、一つの支社に５台以上は置いてあるってのにｗｗｗｗｗ

舐めてるとかそんなレベルじゃねぇ。
初めっから騙りに掛けるき満々だったとしか思えねえ。

が、こいつらが最初から詐欺をするつもりだったとしたら、これは恐ろしいことだ。
会社説明会を繰り返し、新聞にも紹介され、ＨＰも怪しげなところはなく（住所を書かないとか）、挙句ＣＭまで打ち、社会的知名度は高い・・・。
そんな会社に詐欺を仕掛けられたら、騙される確率は飛躍的に高まる。

勿論、金集めの際の会社側の説明を聞けば

「絶対儲かる」「損はしない」

などの、詐欺者特有の語り口が満載なのは分かるが、それでも

「ＣＭ出してるし、新聞にも紹介されてるし・・・」

と思うと、ついつい騙されてしまうのが、人間心理。

近未来通信のように、本格的に顧客を騙しに掛かってこられたら、情報の収集に制限の掛かる一般人にそれを防ぐ術は無い。
投資も糞も無い。全てを疑ってかかるか、一か八かの勝負に出なければならなくなる。「堅実」などどこぞに吹っ飛んでしまう。


しっかりと調査もせずに新聞や雑誌で特集組んだマスコミの問題もかなりのものだが、政府も認可する際にもっと慎重に行って欲しいものだ。